自然災害に対する家庭内の備え「できていない」は45% 防災対策をしない理由は「わからない」「お金がかかる」「面倒」
-防災に関する調査(2022年)備え・実践編-
■調査結果
【災害への備え】
自然災害に対する家庭内の備えが「できている計」は16%、なかでも30代と60代は高かったものの2割に満たない。”防災の必要性を感じる”層でも、「できている計」は21%にとどまっている。一方、「できていない計」は45%、30代と40代は半数近くが家庭内の備えはできていないと回答。<図1>
具体的な防災対策として”物の備え”では、「懐中電灯やランタン」「乾電池」「非常食・保存食・ペットボトルの水」「カセットコンロ・ガスボンベ」において3割以上が備えていると回答。しかし、最も備えの多い「懐中電灯やランタン」でさえ41%程度である。”物の備え以外”で3割を超えたのは「避難所・避難場所の確認」と「固定電話の契約」だけであり、防災への備えは、脆弱であるといえる。<図2>
【防災対策のきっかけや備えるもの】
「テレビや新聞などで防災・災害特集」や「実際の被災地の報道」を目にして、防災対策を行った人が多い。60代は「テレビや新聞などで防災・災害特集」がきっかけとなった人が特に多い。片や、防災対策を行っていない人は、「何から始めればよいかわからない」「お金がかかる」「準備が面倒」という理由から、何も手を付けていなかった。<図3>
自由回答で災害時に準備しておいてよかったものと、備えておけばよかったと後悔したものを聴取した。双方とも、飲用水・食品・生活用水(特にトイレ用)やトイレットペーパー・紙おむつなどの紙類、乾電池や発電機、簡易トイレ、破損個所保護のためのブルーシートや作業時用の軍手などがあがった。<図4>
【防災訓練の必要性と参加経験】
防災訓練の必要性を感じているか尋ねたところ、「とてもそう思う」は16%、「そう思う計」は58%であった。直近1年間に防災訓練への参加は、「勤務先」は26%、「学校」で28%の経験はあるが、「地域」への参加は9%と低い。<図5>
■レポート項目一覧
□ 調査結果サマリー
□ 属性設問
性別/年代/居住地/婚姻状況/子ども有無/同居家族人数/同居家族構成/同居子どもの年齢/世帯年収/職業/現在の住まい/階数/現在の住まいの築年数/居住年数/土地・地形の成り立ち/ロケーション/運転免許の保有/自家用車の保有/自家用車の保有理由/固定電話の契約状況/固定電話を契約している理由/携帯電話の保有台数/契約しているキャリア/複数台保有している理由
▼防災について
□ 防災への関心度
□ 防災の必要性を感じる
▼自然災害について
□ 自然災害への対策状況
▼防災対策について
□ 実施している防災対策
(室外・室内の備え/物の備え/コミュニケーションの備え)
□ 防災の備えのきっかけ
□ 防災対策ができていない理由
□ 防災対策で準備しておいて良かったもの/自由回答
□ 防災対策で備えておけば良かったと後悔したもの/自由回答
□ 防災に関する普段の情報収集源
▼防災訓練について
□ 過去1年の防災訓練への参加経験
□ 防災訓練の必要性/必要な理由(自由回答)
◆レポートのダウンロードはこちらから
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20220808bousai/
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 : 2022年7月15日(金)~7月17日(日)
有効回答数 : 本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
■会社概要
会社名 : 株式会社クロス・マーケティング http://www.cross-m.co.jp/
所在地 : 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
設 立 : 2003年4月1日
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
事業内容: マーケティングリサーチ事業、マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
広報担当 : マーケティング部
TEL : 03-6859-1192
FAX : 03-6859-2275
E-mail : pr-cm@cross-m.co.jp
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