自動搬送装置(AGV) 17台と集中制御システムを株式会社ムトウに納入
無人搬送やピッキング(※1)作業のアシストにより、物流倉庫の“コンベアレス化”と業務効率化に貢献
シャープは、医療機器の総合商社 株式会社ムトウ(本社:北海道札幌市、代表取締役会長:田尾延幸)に自動搬送装置(AGV:Automated Guided Vehicle) 17台と、AGVの集中制御システム「AOS (AGV Operating System)」を納入しました。本年4月に同社が新設した物流倉庫「東京SPDセンター(埼玉県越谷市)」にて、本年5月下旬より本格稼働が開始されます。「AOS」が同社の倉庫管理システムと連携し、AGVを最適に制御。商品の入出庫時の搬送からピッキング作業のアシストまで、一連の搬送作業を担うことで、“コンベアレス”な物流倉庫の実現と業務効率化に貢献します。
本AGVは、磁気テープにより設定された軌道上を走行します。商品の入出庫時には、AGVに搭載のリーダーでバーコードを読み取ることにより、所定の保管棚や荷積み場所などの目的地を倉庫管理システムから取得して、無人(※2)で搬送します。また、6輪台車を連結すれば、最大500kgまでの荷物を牽引可能です。ピッキング時には、倉庫管理システムからの出庫指示をもとに、AGVが作業員を対象商品の保管棚前まで先導。モニターにピッキング対象の商品名や商品番号が表示されるので、作業員の習熟度を問わずピッキング作業を行えるほか、最大で4つの出庫先の商品を同時にピッキング可能です。
当社は、今後もお客様の運用に応じた自動搬送システムを提案し、物流や製造現場における業務効率化に貢献してまいります。
納入商品:自動搬送装置(XFシリーズ*) 17台/集中制御システム「AOS」 *ムトウ用にカスタマイズしています。
納入先:株式会社ムトウ「東京SPDセンター」(埼玉県越谷市)
稼働時期:2019年5月下旬
※1 倉庫や工場において、出荷する商品や生産に必要な部品などを、保管場所から選別して取り出すことを指します。
※2 AGVやカゴ車への積載・荷下ろし作業は、人が行います。
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