山梨県×ライフイズテック、地域内発型DXモデルの確立を目指す「山梨県DX人材育成エコシステム創出事業」、事業2年目の成果を報告
ライフイズテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:水野雄介)は、山梨県が推進する取組の一環として、当社が受託し実施する「山梨県DX人材育成エコシステム創出事業」において、事業2年目の「成果報告会」を2026年3月10日にベルクラシック甲府で開催しました。
本事業は、山梨県とライフイズテックが連携し、県内の中学生・高校生・大学生を対象としたデジタル人材育成と、育成した大学生デジタル人材による地域企業のDX推進を同時に実現することを目的とした取り組みです。デジタル教育を通じて次世代のDX人材を育成するとともに、デジタルスキルを身につけた大学生が県内中小企業のDX支援に取り組むことで、人材育成と産業成長が地域内で循環する「DX人材育成エコシステム」の構築を目指しています。
事業2年目に当たる今回の「成果報告会」では、本年度育成した大学生DXリーダーおよび中高生チームの中から代表として、中高生2組、大学生DXリーダー2組が登壇。山梨県が抱える地域課題や、地域企業の経営課題に対して、デジタル技術を活用して取り組んだDX支援の成果についてプレゼンテーションを行いました。当日は山梨県知事の長崎幸太郎氏をはじめ、中小企業経営者、大学関係者、保護者、県外自治体の関係者などが参加し、来場者100名以上を前に、各チームが取り組みの成果を発表しました。

まず冒頭に、ライフイズテック専務執行役員の丸本より、本事業の主要成果として、DX人材育成と企業DX支援の進捗について報告しました。
<本年度の主な成果>
・DX人材育成:大学生DXリーダー約50名、DXリテラシー層約320名を育成。中高生においてはDXリーダー約40名、DXリテラシー層約250名を育成。過年度からの累計では大学生・中高生あわせて、約1,200名の次世代デジタル人材を輩出。
・企業DX支援:「デジサポ!やまなし」を通じて、県内中小企業へのDX支援を今年度125件、累計で138件実施。商工・経済団体や県内のDX支援事業者と連携しながら大学生が中小企業のDX支援に取り組み、売上向上や集客改善など地域経済活性化につながる成果を創出。
その後、中高生や大学生によるプレゼンテーションが行われ、総括として山梨県知事の長崎幸太郎氏が講評を行いました。長崎知事は、「想像以上の成果でした。加えて、中高生や大学生の皆さんが、仲間と楽しみながら主体的に取り組んでいる姿がとても印象的でした。企業の課題に寄り添いながら成果を出していることは本当に素晴らしいことだと思います。山梨を起点に世界から人を呼び込み、地域を変えていくようなチャレンジを、これからも周りの方々に伝えていってほしいと思います。」と述べ、若者と地域企業が協働して取り組む本事業の意義を高く評価しました。

<各プレゼンテーションについて>
◾️中高生チーム:
山梨県の地域課題をテーマに、PBL(課題解決型学習)プログラムを通じてデジタルスキルと課題解決力を学んだ中高生が、その成果を発表しました。
・Hanko Studio
山梨県は、全国の約60%のシェアを占める印鑑の産地ですが、デジタル化の影響により売上減少や職人不足など、産業の縮小が課題となっています。発表では、漢字文化に関心を持つ欧米観光客に向け、漢字に変換された自分の名前の印鑑を制作できる観光体験型サービス「Hanko Studio」を提案。AIが名前を漢字に変換し、意味を確認しながらデザインを選べるアプリを通じて印鑑制作体験を予約できる仕組みを構築し、山梨の伝統産業に観光体験という新たな価値を掛け合わせるアイデアを発表しました。

・Halal Travel Yamanashi
山梨県には多くの訪日観光客が訪れる一方、宿泊や消費につながらない「ゼロドルツーリズム」が課題となっています。発表では、特にムスリム観光客が食事や礼拝など信仰上の生活スタイルを来県時に守ることが難しく、滞在消費が進まないことに着目。ハラール対応レストランや礼拝所を地図上で確認できる「ハラールマップ」と、AIがハラール対応の観光プランを提案する「AI Halal Travel Planner」を組み合わせることで、ムスリムの方々が安心して滞在できる観光環境を整え、山梨での宿泊や消費を促す新たな観光モデルを提案しました。

◾️大学生DXリーダー:
中小企業DX支援スキルを習得した大学生DXリーダーたちが、企業のDX支援に取り組む「デジサポ!やまなし」の実践成果を発表しました。
・ステッチ工房

衣服リフォーム店「ステッチ工房」は、裾上げサービスは好評である一方、リメイクやオリジナル制作の魅力が十分に伝わっていないという課題がありました。発表では、Instagramとホームページを活用した情報発信の強化を提案。作品の魅力を伝えるSNS投稿フォーマットの設計や、経営者の負担を抑えるAIによる投稿文自動生成ツールの開発、ホームページのリニューアルなどを通じて、リメイク・オリジナル制作の認知拡大と来店導線の強化を図る取り組みを紹介しました。
・制作したホームページ:https://stitch-kobo.studio.site/
・iStudio

三代続く写真館「iStudio」は、成人式や卒業式など特定の時期に撮影需要が集中することと、現在の顧客家族がお子さんの巣立ちを迎える世代になってきていることから、需要の先細りが懸案となっていました。発表では、現在の世代から、お子さん世代の新たな家族に接続し、親・子・孫の三世代に寄り添う「ライフステージフォトスタジオ」への転換を提案。家族の物語に寄り添うコンセプトを軸に、ホームページやプロモーション動画を制作し、人生の節目ごとに撮影を依頼してもらう新たなブランドの方向性を示しました。
・制作したホームページ:https://i-studio.studio.site/




■ 企業DX支援事例 展示会の様子
成果報告会に先立って、企業DX支援事例の展示会も開催しました。「デジサポ!やまなし」を活用した中小企業の商品やサービス、支援内容について、大学生DXリーダーが来場者に向けて紹介しました。会場では大学生と県内中小企業関係者や他自治体関係者との交流も生まれ、中小企業のDX推進に向けた相談や意見交換が活発に行われ、展示ブースは多くの来場者で賑わい、会場は終始熱気に包まれました。


■ 山梨県DX人材育成エコシステム創出事業とは
「山梨県DX人材育成エコシステム創出事業」は、山梨県とライフイズテック株式会社が連携し、地域企業のDX推進と次世代デジタル人材の育成を同時に実現することを目的とした取り組みです。本事業では、中学生・高校生・大学生を対象としたデジタル教育を通じてDX人材の育成サイクルを構築するとともに、デジタルスキルを身につけた大学生が県内中小企業のDX支援を行う仕組みを構築しています。大学生は「山梨DXリーダーズ」として企業の課題解決に取り組み、ホームページ制作やSNS運用、動画制作、予約導線の改善など、実践的なDX支援を実施しています。
こうした取り組みを通じて、大学生・中高生・地域企業をつなぎながら、デジタル人材育成と中小企業のDX推進、地域経済の活性化を同時に実現する「地域内発型DX」モデルの構築を目指しています。
https://dxecosystem-yamanashi.jp/
今後もライフイズテックは、山梨県や県内の商工団体・大学などと連携し、地域内発型のDX推進のための支援を強化してまいります。
◾️「【2年間の成果】山梨県DX人材育成エコシステム創出事業|一人ひとりの変化から見える未来」インタビュー動画
【ライフイズテック株式会社について】
次世代デジタル人材育成を手がけるライフイズテックは、「中高生ひとり一人の可能性を一人でも多く、最大限伸ばす」をミッションに2010年に創業したEdTech企業です。主力事業である中学校・高校向けクラウド教材「ライフイズテック レッスン」は、全国600以上の自治体で4,400校の公立・私立学校、約135万人が利用(*1)する、情報・プログラミング学習サービスへと成長しています。また、延べ6.2万人(*2)以上が参加する国内最大規模のプログラミング・AIキャンプ&スクール「Life is Tech ! 」をはじめ、全社員のDX化を目指す企業のデジタル人材研修なども支援し、これまで200万人以上(*2)にデジタルを活用したイノベーション教育を届けてきました。2022年には、社会・環境といった分野で高い公益性を実現している企業の国際的な認証であるB Corpを取得。今後もライフイズテックは、教育を通じて子どもたちの未来と社会課題へ取り組む企業として、ステークホルダーとともに次世代のための教育変革を推進してまいります。
(*1)=2024年8月時点
(*2)=2024年12月時点
サービスサイト:https://life-is-tech.com
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