【展覧会】フィンランドのアーチスト、イェンニ・トゥオミネンの個展が代官山で開催
(株)トンカチが運営する「ギャラリーのこぎり」(東京都渋谷区猿楽町5-17第一西尾ビル2階)にて、展覧会「渋谷区猿楽町、王様のいない森。」を開催します。
イェンニはヨーロッパを代表するアパレル企業であるマリメッコのデザイナーとして知られるが、セラミック、テキスタイル、ペインティング、イラストレーション、ヴィデオなど、ジャンルを超えて活動するアーチストである。本展は2022年に開催された「渋谷区猿楽町、フィンランドの森。」に続く日本国内における2回目の展覧会である。新作を中心に100体以上の立体作品と22枚の小さな絵が並ぶ。(のこぎりウェブサイトより)
▽のこぎりサイトURL
・渋谷区猿楽町、王様のいない森。
そこが渋谷区猿楽町であれ、フィンランドであれ、私たちはその気になればいつでも森を見つけることが出来る。
あなたがどんなに大都会に住んでいてもビルを一つ曲がったところには森が広がる。
森はあなたの心の中だ。
ひとつの森の中にはあらゆる生命が呼吸し、そこには秩序と礼節があり、すべては補い合い、病気と共存し、戦争と殺人は起こらない。
誰も何も所有せず、命は一定期間、私たちに貸与され、全ては生まれ、消滅し、また生まれ、そのサイクルを繰り返していく。
森の奥深くには、動物と植物と人間が共存する王国があってほしい。人々はよく働き、仕事は楽しく、そこには優しい王様がいて、うんうんと話を聞いてニコニコしているに違いない。
そんな話をしている時に、イェンニが、私は王様がいない国のほうがいいわ。と言った。
そうだね、そこに王様はいなくていいね。一人ひとりが森と繋がっていれば、統治する人は必要じゃない。そもそも、私達は王様なんかより、もっと巨大なものと繋がらなければいけないんだった。
すぐに展覧会のテーマは「王様のいない森」に決まった。王様のいない森には順列はない。どこまでも平面が広がり、次元の異なる遊びが混じり合い、人間と動物は笑い合う。住民は特別な理由もなく、王様のいない森は今日も機嫌がいい。
・開催情報について
◯展覧会名:「渋谷区猿楽町、王様のいない森。」
◯作家名:Jenni Tuominen(イェンニ・トゥオミネン)
◯会期:2023年8月25日(金)-10月15日(日)
※水・木・金はウェブから事前予約が必要です。
※土・日・祝日のご予約は不要です。
◯開廊時間:12時-19時
◯休廊日: 月・火
◯会場:のこぎり
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町5-17第一西尾ビル2階
Tel 03-6712-7878
nokogiri@tonkachi.co.jp
▽ご予約はこちらから
・アーティストについて
Jenni Tuominen(イェンニ・トゥオミネン)
トゥルク芸術アカデミーでファインアート、ヘルシンキ芸術デザイン大学でグラフィックデザインを学ぶ。2006年のマリメッコのデザインコンペティションで優勝後、同社にて多くのデザインを手掛ける。2007年にイラストレーション部門においてフィンランド国家賞を受賞。イラストレーション、アート、デザインの領域を超えて活動。陶器、絵画、テキスタイルに取り組んでいる。フィンランドのポルヴォー在住。
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