【オンプレミス型システムからSaaSへの乗り換えに関する実態調査】

オンプレミス脱却の決め手は「属人化解消」コスト削減等の理由からSaaS移行後の不満度はわずか11.1%という結果に

jinjer株式会社

クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjer株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:桑内 孝志 以下、jinjer)は、企業の経営層および人事担当者の計236名を対象に「オンプレミス型システムからSaaSへの乗り換えに関する実態」に関する調査を実施しました。

調査サマリー

調査の背景

近年、デジタル化の加速とともに、企業のITインフラや業務システムの見直しが進んでいます。特にリモートワークの普及や、ビジネスの環境変化への柔軟な対応が求められる中で、システム運用の効率化やコスト削減、セキュリティ強化が、企業において重要な課題となっています。このような背景から、従来のオンプレミス型システムから、柔軟性やスケーラビリティに優れたSaaS型のシステムへの移行を検討・実施する企業が年々増加しています。

本調査では、企業がオンプレミス型システムからSaaSへ乗り換える際の動機や満足度、さらには移行後に感じる利点や課題を明らかにすることを目的に実施しました。本調査結果を通じて、企業が抱える課題や、SaaS導入を検討する際の判断材料を提供するとともに、より効果的なITインフラ戦略の立案に役立てていただければ幸いです。

調査概要

・調査概要:オンプレミス型システムからSaaSへの乗り換えに関する実態調査

・調査方法:インターネット調査

・調査期間:2025年1月16日~同年1月20日

・調査対象:企業の経営層および人事担当者 計236名

≪本調査の利用について≫

1 引用いただく際は、情報の出典元として「jinjer株式会社」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://jinjer.co.jp/

※全8問の質問内容のうち、本リリースでは一部を掲載しています。調査結果の全容を知りたい方は、下記URLよりご覧ください。

▶調査結果の詳細:https://hcm-jinjer.com/blog/dx/onpremises_saas_survey/

人事領域において、オンプレミスからSaaSへの乗り換えで最も多いシステムは「勤怠管理システム」

オンプレミスからSaaSに乗り換えたシステムで最も多いのは「勤怠管理システム(27.1%)」でした。次いで「人事管理システム(25.4%)」、「給与計算システム(23.7%)」という結果となりました。

オンプレミスからSaaSへの移行理由で最も多いのは「システム保守・管理の属人化をなくすため」

オンプレミスからSaaSへの移行理由について質問したところ、最も多くあった意見は「システム保守・管理の属人化をなくすため(49.1%)」でした。次いで「機能改修や運用・保守にかかる費用や工数を抑えるため(35.2%)」、「リモートなど、従業員の働き方に柔軟に対応する必要があったため(31.5%)」、「運用・保守を担うIT人材不足に悩まされていたため(22.2%)」と、リソース不足・コスト削減・働き方への対応に関する回答が多い結果となりました。

オンプレミスからの移行時、最も苦労したことは「カスタマイズ性が制限され、業務や運用の見直しが必要になったこと」

オンプレミスからの移行時最も苦労したことについて質問したところ、「カスタマイズ性が制限され、業務や運用の見直しが必要になった(20.4%)」が最も多い回答でした。他にも「従業員や現場からのシステム移行に対する抵抗があった(18.5%)」や「オンプレミス環境からSaaS環境へのデータ移行に時間がかかった」・「既存システムとの連携に問題が生じた」が16.7%で同率の回答となりました。

SaaS導入後「不満」と回答した企業はわずか11.1%

SaaS導入後の業務効率化に関して質問したところ、「非常に満足」「おおむね満足」と回答した企業が合わせて51.8%でした。一方で、「あまり満足していない」「非常に不満」は合わせて11.1%という結果になりました。

SaaS移行により、満足している理由は「運用・保守のコストの削減ができた」が最多

Q6で「満足している」と回答した企業を対象に、SaaS移行により満足している理由について質問したところ、「運用・保守のコストの削減ができた(42.8%)」が最多回答でした。次いで「システム保守・管理の属人化を解消できた(35.7%)」、「リモートワーク等、多様な働き方を実現できた(33.9%)」、「自動アップデートやメンテナンスが不要になり、業務負担を軽減できた(32.1%)」という結果になりました。

SaaS移行により不満に感じている企業の最多理由は「カスタマイズ性に制限があること」

Q6で「不満に感じている」と回答した企業を対象に、SaaS移行により不満に感じている理由について質問したところ「カスタマイズ性に制限があり、できないことが多い(36.5%)」が最多回答でした。次いで「他の既存システムとの連携・統合が複雑(26.9%)」、「運用にあたり必要機能が不足している(17.3%)」という回答が多く見られました。

jinjer CPO(最高プロダクト責任者)からのコメント

今回の調査で、柔軟な働き方の推進やシステムコストの削減によってIT人材のリソースをより最適に活用する上で、オンプレミス型システムはあまり有効な手段ではないことがわかりました。

個人的には、SaaS導入後の満足度が全体の半数以上いることに、嬉しさを感じました。IT人材の不足やコスト削減という観点で、企業がより持続可能的にシステム運用するためには、SaaSが有効であると証明していることと同義だと感じたためです。

一方で、「SaaSのカスタマイズ性の無さ」という部分も、乗り換えをおこなった企業の中で大きな課題として感じられていることについては、改善の余地があると感じました。もちろん弊社として、必要機能の開発をより進める所存です。同時に「標準機能の活用」が「システム運用の属人化を解消する」というポイントについて言及したいと思います。SaaSの導入メリットは「誰もが使えて常に最新機能を使える」という点にあると考えているため、この点はぜひSaaS型のシステムをご利用くださるお客様へご理解いただきたいポイントになります。

今後も、従業員の皆様がより快適に業務へ集中できる環境づくりを支援するために開発を続け、時代の変化に対応した機能の充実を図り、企業と従業員がともに働きやすい環境を実現できるよう取り組んでまいります。

クラウド型人事労務システム「ジンジャー」とは

「ジンジャー」は、人事労務・勤怠管理・給与計算などの人事の定型業務から人事評価・eラーニングといったタレントマネジメントまで、1つにまとめて管理できるクラウド型人事労務システムです。

人事情報を1つに統合した「Core HRデータベース」によって、勤怠集計からの給与計算や、社会保険手続きに関する帳票類の入力といった定型業務の効率化・自動化を支援します。

また、それぞれのシステムのデータベースがつながっているため、データベースの自動反映や役割変更に応じた各システムへの権限変更の自動化などを実現します。

▶「ジンジャー」サービスサイト:https://hcm-jinjer.com

▶「ジンジャー」コンセプトムービー:https://youtu.be/roNBdAmuwAo?si=DPg1MDjtGo7yrrM9

会社概要

会社名:jinjer株式会社

所在地:東京都新宿区西新宿 6-11-3 WeWork Dタワー西新宿

代表者:代表取締役社長 桑内 孝志

URL:https://jinjer.co.jp/

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会社概要

jinjer株式会社

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URL
https://jinjer.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿 6-11-3 WeWork Dタワー西新宿
電話番号
-
代表者名
桑内 孝志
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2021年10月