平成29年度産油国技術者研修等事業「第八期物理探鉱コース」実施
~産油・ガス国との友好的な関係構築に貢献~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、平成29年10月12日(木)から12月20日(水)の期間で、東南アジア、中央アジア、中東、アフリカ、中南米等の20カ国から23名の技術者を招聘し、平成29年度産油国技術者研修等事業「第八期物理探鉱コース」を実施しました。
産油国技術者研修等事業では、産油・ガス国への技術協力を目的に、各国政府機関や国営石油会社などから石油・天然ガスの探鉱・開発・生産に関わる技術者等を日本に招聘し、JOGMEC技術センター(以下、TRC:千葉県幕張)を中心に研修を実施しています。
今般、物理探鉱に必要な各種知識および技術の習得を目的として、物理探鉱コースを実施しました。このなかで、最新の情報および知見に基づいた「石油システム解析」、「GISリモートセンシング技術」、「シーケンス層序学」、「データ取得技術」、「3次元データ処理・解釈」等の講義を実施しました。また、新潟県内の油・ガス田への訪問および地質巡検も行いました。20カ国23名の技術者は上記講義および実習に加えて意見交換も行うなど、本コースは有意義かつ効果的な研修となりました。
産油国技術者研修等事業では、上記に加え、日本語教室や日本文化体験の機会を提供するなど、日本への理解を深めるとともに、日本に対する親近感、信頼感の向上にも繋がるようプログラムを実施しています。
JOGMECは今後も本研修事業を通じ、産油・ガス国との関係構築・強化に貢献してまいります。
■ コース写真
<参考>
■ コースの種類
物理探鉱コース | 三次元物理探査技術の活用による油ガス探査技術の習得を主たる 目的とし、最新技術の講義、ワークショップ(地震探査データの 処理・解釈の演習)を行う。 |
掘削マネジメントコース | 坑井掘削の計画・立案能力および実践的技術の習得を目的とし、 基礎的知識・安全管理等の講義、掘削シミュレータを用いた訓 練を行う。 |
油層工学コース | 油層の総合評価および油層工学全般にわたる技術の習得を目的とし、 油層解析等の講義、ワークショップ(油層シミュレーション)を行う。 |
探鉱地質コース | 地質データの評価、解釈のための各種技術の習得を目的とし、 一般講義、ワークショップ(実践的講義)、地質巡検を実施する。 |
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000351.html?mid=pr_180115
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