【ピースワンコ・ジャパンの保護犬の譲渡数が5,000頭を突破!】命をつなぐ、全国「殺処分ゼロ」への挑戦

新しい家族につながった保護犬が、遂に5,000頭に。記念すべき5,000頭目のワンコ「オルド」が、一生の家族と結ばれました!

ピースウィンズ・ジャパン

卒業犬5,000頭目のオルド卒業時の写真(あきる野譲渡センターにて)

犬の保護・譲渡活動を通じて日本の犬の”殺処分ゼロ”を目指す「ピースワンコ・ジャパン(運営:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン、代表理事:大西健丞、本部:広島県神石高原町、以下ピースワンコ)」は、これまで10年以上に渡り殺処分対象の犬の命を救い続けてきました。そして2025年6月1日(日)、遂に保護犬の譲渡・返還数が、5,000頭に達しました。

かつて「譲渡は難しい」と判断され、見放されていた命――。
野犬、高齢の犬、持病や障がいを抱えた犬たち。そうした犬たちが「殺処分」の対象になってきた現実があります。ピースワンコは、そんな犬たちの“最後の砦”として、どんな背景を持つ命であっても見捨てることなく保護を続け、本部がある広島県では殺処分機の稼働を9年以上ストップし続けてきました。そして現在、広島県の保護・譲渡モデルを全国に普及させるために、活動の範囲を他県にも拡大しています。


保護した犬たちは、獣医師による健康管理を受けたのち、スタッフとのふれあいやお散歩練習などの人馴れトレーニングを行い、新しい家族へと譲渡をしています。卒業した元保護犬たちが、家族からたくさんの愛情を受けてさらに幸せな表情になっていくのを見てきたからこそ、スタッフ全員が「どの保護犬にも、愛情いっぱいの家族と安心して暮らしてほしい」という思いで日々活動を行っています。

【卒業5,000頭目!】病気でも、高齢犬でも、幸せを掴んだ「オルド」

悲しい目が印象的な、オルド保護時の様子

2024年9月24日に保護されてピースワンコにやってきた「オルド」は、当時推定10歳程度の高齢犬で、飼い主に捨てられたと推測されガリガリに痩せていました。保護後に検査したところ、両足の膝蓋骨脱臼(パテラ)、軽度の白内障、甲状腺機能低下症、軽度の変形性関節症による骨の変形、左前肢の腫瘍など様々な疾患を抱えており、すぐに治療とケアが始まりました。ですが「オルド」はとてもいい子で、どんな治療も嫌がらず大人しく受けてくれました。

甘え上手なオルドはみんなに可愛がられ、譲渡会でも人気者

高齢で様々な病気を抱えているせいか、なかなかご縁が繋がりませんでしたが2025年6月1日(日)、ピースワンコ・ジャパンあきる野譲渡センターから”ファミリーサポート制度”にて遂に卒業の日を迎え、「オルド」は記念すべき【譲渡・返還5,000頭目】の保護犬となりました。

70代の里親さまと同居のご友人さまのライフスタイルともマッチし、晴れて家族に

「オルド」のように家族の一員として迎え入れられ、ピースワンコを卒業して“第二の犬生”を歩んでいる保護犬たちは全国にたくさんいます。譲渡数累計5,000頭という節目を迎えた今、私たちの活動は、日本の中でも最大規模となってきました。これまで5,000頭もの保護犬と新しい家族との出会いを見届けてきた、その積み重ねがあるからこそ「どんな保護犬でも人と一緒に幸せに暮らせる」と断言できます。


環境省が発表した最新の犬の殺処分数は、全国2,118頭(環境省2023年4月1日〜2024年3月31日)と過去最少を更新しました。広島から全国へ、保護・譲渡の輪を広げることで「殺処分ゼロ」を1日でも早く実現出来るよう、私たちは今後も全力で活動を続けてまいります。

これからも保護犬の認知・譲渡活動が拡大して「オルド」のような幸せな保護犬が増えるように、”保護犬を家族に迎える”という選択肢を1人でも多くの方に知っていただけるように、報道関係の皆さまにおかれましてはぜひ、取材・報道をしていただけますようお願い申し上げます。

【特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンと「ピースワンコ・ジャパン」について】

ピースウィンズ・ジャパンは、 国内外で自然災害、 あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOとして1996年に設立され、これまでに世界41ヵ国で活動してきました。 また、 緊急災害支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」の運営や、犬や猫の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動、地域活性化などに取り組み、社会問題の解決を目的とした活動に幅広く力を入れています。

URL: https://peace-winds.org

ピースウィンズ・ジャパンが運営する「ピースワンコ・ジャパン・プロジェクト」は、本部の広島を拠点に全国11か所のシェルター・譲渡センターで「日本の犬の殺処分ゼロ」を目指して活動・支援を行っています。広島県の犬の殺処分機は9年以上稼働を止めており、これまでに5,000頭の保護犬を譲渡してきました。

URL:https://wanko.peace-winds.org/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://peace-winds.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
広島県神石郡神石高原町近田1161-2 2F
電話番号
0847-89-0885
代表者名
大西 健丞
上場
未上場
資本金
-
設立
1996年02月