Salesforce、Informaticaとの連携により、日本市場でAIエージェントのための信頼性の高いコンテキストを提供

Data 360、MuleSoft、Informaticaにより、単一のデータエンジンを提供し、日本企業のエージェンティック エンタープライズへの変革を支援

株式会社セールスフォース・ジャパン

株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下、Salesforce)は、データマネジメントのグローバルリーダーである Informatica との連携を強化し、日本市場におけるデータ活用の高度化を推進します。Salesforce と Informatica が連携することで、Data 360のポートフォリオを拡張し、AIエージェントが正確かつ安全に動作するために不可欠な「信頼できるコンテキスト(文脈)」を提供していきます。

Salesforce は2025年11月に Informatica 買収の完了を発表しており、2026年3月1日付けでインフォマティカ・ジャパン株式会社は、株式会社セールスフォース・ジャパンへ統合されました。

重要な理由

現在、多くの日本企業においてAIエージェントの導入が進められていますが、一般的にAIが期待通りの成果を出せない大きな要因の一つが「データの断片化」と「コンテキスト(文脈)の欠如」にあります。AIエージェントが自律的に正しく推論し、アクションを実行するためには、社内に蓄積された情報を単なる情報の断片ではなく、ビジネスの背景や履歴、データの相関関係を含んだ「信頼できるコンテキスト」が欠かせません。

しかし、日本企業の多くは ERP や古いレガシーシステム、複数のクラウドにデータが分散しており、AIが即座に活用できるクリーンなデータ基盤の構築が大きな課題となっています。Data 360MuleSoft および Informatica の連携により、Salesforce は、データの信頼性というボトルネックを解消し、企業・組織のエージェンティック エンタープライズへの変革を後押しします。

機能と仕組みの注目ポイント

Salesforceはエージェンティック エンタープライズの実現に求められるシステムを単一のアーキテクチャに統合しています。

  1. System of Engagement(システム・オブ・エンゲージメント):人とAIが共に働き、必要なアプリ、データがUI上に集約される体験を提供します。

  2. System of Agency(システム・オブ・エージェンシー):AIエージェントを大規模に構築、テスト、展開、監視する仕組みを提供します。

  3. System of Work(システム・オブ・ワーク):27年にわたり蓄積、実証された企業・組織の業務プロセスやワークフローがアプリに組み込まれており、ビジネスに関するあらゆる知識、ルール、オペレーションを網羅して提供します。

  4. System of Context(システム・オブ・コンテキスト):企業全体にわたるあらゆるデータを信頼できるコンテキストにまとめ上げ、AIエージェントのアクションへ繋げます。

Informatica、MuleSoft、Data 360 は、企業・組織へ「信頼できるコンテキスト」を提供するための System of Context(システム・オブ・コンテキスト)を構成しており、その 役割は、以下の通りです。

■ Informatica:企業全体のデータをクリーンにし、信頼を構築する

Informatica は、Salesforce の境界を越え、ERPやサプライチェーン、財務、製造など、企業全体のデータエコシステムを横断して、エンタープライズ規模でのデータ管理を提供します。大規模なデータ変換(ETL/ELT)、データカタログの作成、データ品質の向上、そしてエンタープライズ規模のマスターデータ管理(MDM)を担い、信頼できる唯一の真実(ゴールデンレコード)を作成します。

■ MuleSoft:システムを接続し、リアルタイムのアクションを可能にする

MuleSoft は、アプリケーション、API、およびAIエージェントをシームレスに接続・オーケストレーションするインテグレーション・レイヤーです。MuleSoft は、プロセスの実行と統合(即時のリアルタイムアクション)を担います 。Informaticaが準備した信頼できるデータを、APIを通じて必要な場所にほぼリアルタイムで配信・実行するのが MuleSoft の役割です。

■ Data 360:データを調和させ、AIをアクティベートさせる

Data 360 は、Salesforce ネイティブなデータエンジンであり、Informatica によってクリーンにされたデータを Salesforce 環境で活用できる状態にします。ゼロコピーテクノロジーを使用して Snowflake などの外部データに直接アクセスし、Agentforce や Tableau 、Customer 360 アプリへリアルタイムのコンテキストを提供します。

これら製品を統合することで、以下を実現します。

  • データの解放(Unlock):MuleSoft のシステム・アプリ間のリアルタイム連携と Informaticaの ETL/ELT、メタデータ管理技術により、社内に散らばる ERP やレガシーシステムのデータへ接続・統合し、データを人とAI が理解・利用可能な形に解放します。

  • データへの信頼性の付加(Trust):Informatica のデータ品質、マスターデータ管理(MDM)、データガバナンス技術を通じて、表記揺れや重複を排除した「唯一無二の真実(ゴールデンレコード)」を作成します。これにより、AIのハルシネーションやセキュリティのリスクを最小化します。

  • データの活用(Activate):クリーンでガバナンスの効いたデータを信頼できるコンテキストとして、Data 360を通じて Agentforce へ提供・活用していきます。MulesoftのAgent FabricによるAIエージェントの一元管理も行うことで、企業全体で統制された顧客体験の向上やビジネス価値の実現が可能になります。

Salesforce は、自社でInformatica、MuleSoft、Data 360 のアーキテクチャを活用してビジネス成果を実現しています。取引と製品のデータを Informatica MDM で統合し、MuleSoft と Data 360 で活用することで、重複アカウントを20%削減し、税額調整を98%削減、手作業によるガバナンスを100%排除することに成功しました。

Salesforceは今後もコアバリューの一つである信頼(Trust)を優先事項とし、日本の顧客企業がAIエージェントの可能性を最大限に引き出し、エージェンティック エンタープライズへの変革を進めるための支援をしてまいります。

詳細情報

Data 360の詳細は、こちら

MuleSoftの詳細は、こちら

Informaticaの詳細は、こちら

Informaticaの買収完了に関する記事は、こちら

信頼できるコンテキストに関する記事は、こちら

信頼できるAI構築のための基盤に関する記事は、こちら

Salesforceについて

Salesforceは、あらゆる規模の企業がエージェンティック エンタープライズへと変革することを支援します。人とAIエージェント、アプリケーション、データを信頼性の高い単一のプラットフォームへ統合することで、これまでにない成長とイノベーションを実現します。詳細は salesforce.com/jp をご覧ください。

Salesforceのコーポレートサイトにある「ニュース&インサイト」では、日本向けの最新情報をご紹介しています。詳細は、salesforce.com/jp/news/ をご覧ください。

本プレスリリースやその他のプレスリリース、または公式に言及されている未提供のサービスや機能は現在利用できないものであり、予定通りに、または全く提供されない可能性があります。お客様は、現在利用可能な機能に基づいて購入をご判断くださいますようお願いいたします。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
-
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-1-3  日本生命丸の内ガーデンタワー(Salesforce Tower)
電話番号
0120-733-257
代表者名
小出伸一
上場
海外市場
資本金
-
設立
1999年03月