「太陽は何色？」「どうやって生まれたの？」知っているようで知らなかった、そのふしぎを読み解く！

株式会社誠文堂新光社（東京都文京区）は、2018年１月11日（木）に、『太陽のきほん』を刊行いたします。

　私たち地球上の生命にとって太陽の存在はあまりにも当たり前で、太陽と私たちの生活の関係についてふだん深刻に考えたりはしていませんね。でも、太陽が突然なくなってしまったら、この周りの景色はいったいどうなってしまうのか想像してみたことはありますか。
風も雲もなくなり、静寂の世界になってしまいます。地球上のあらゆる自然現象は、太陽なしで考えることはできません。

本書では、そんな太陽のふしぎを、「太陽と私たち」「太陽ってどんな星？」「太陽黒点と磁場の謎」「いろいろな太陽の姿」「太陽観測と地球への影響」の5つの章にわけて紹介。大人から子供まで、だれでも気軽に楽しんでもらえるような内容にしました。

親しみやすいイラストは、『ビーカーくんとそのなかまたち』で人気の「うえたに夫婦」によるもの。“太陽さん”や“ほしくん”といった、ゆかいなキャラクターたちが、太陽のふしぎを楽しく紐解きます。
「宇宙や天文に興味はあるけれど、むずかしいかも⁉」と思っていた人にこそ、ぜひ手にとってもらいたい一冊です。

【目次】
Chapter 1 太陽と私たち
太陽系の親分・太陽 ……008
太陽の光は生命の源 ……010
体内時計と太陽 ……012
太陽の神様 ……014
夏至の太陽とストーンヘンジ ……016
日の出と日の入り ……018
太陽と季節 ……020
暦と春分点 ……022
【きほんミニコラム】日曜日は太陽の日？ ……024

Chapter 2 太陽ってどんな星？
09　太陽の誕生 ……026
10　太陽の寿命 ……028
11　太陽までの距離と太陽の大きさ ……030
12　人間に見える太陽の姿 ……032
13　太陽は何でできている？ ……034
14　宇宙には太陽がたくさんある？ ……036
15　宇宙での私たちの太陽 ……038
16　太陽の中心では何が起きている？ ……040
17　太陽のいろいろな光 ……042
18　ニュートリノの謎 ……044
19　ガリレオによる太陽観測 ……046
20　太陽の奇妙な自転 ……048 21
　　 太陽の内部を探る ……050
22　太陽の明るさは変わらない？ ……052
23　皆既日食って何？ ……054
24　コロナの形は何を表わす？ ……056
25　コロナの穴？ ……058
【きほんミニコラム】太陽の色は赤？ 黄色？ ……060

Chapter 3 太陽黒点と磁場の謎
26　太陽にはシミがある？ ……062
27　黒点研究の歴史 ……064
28　黒点とバタフライ ……066
29　太陽は大きな磁石 ……068
30　太陽磁場の逆転 ……070
31　南北磁場の非対称性 ……072
32　黒点はなぜ黒い？ ……074
33　太陽のダイナモ？ ……076
34　太陽活動度と黒点数 ……078
35　太陽活動周期とは？ ……080
36　過去の太陽活動を調べる方法 ……082
【きほんミニコラム】太陽活動極小期の太陽王 ……084

Chapter 4 いろいろな太陽の姿
37　ダイナミックな太陽の姿 ……086
38　コロナはなぜ熱い？ ……088
39　太陽の温度～世紀の謎 ……090
40　プロミネンスは紅い炎 ……092
41　フレアって何？ ……094
42　フレアの地球への影響 ……096
43　マイクロフレア、ナノフレア ……098
44　太陽のトゲ～スピキュール ……100
45　コロナは惑星間空間に飛び出している？ 　……102
46　太陽からの粒子による被ばく問題 ……104
47　太陽にも地震がある？ ……106
　【きほんミニコラム】ひまわり（向日葵）は日廻り ……108

Chapter 5 太陽観測と地球への影響
48　太陽風とプラズマ ……110
49　太陽風はどのように作られる？ ……112
50　太陽風の発見 ……114
51　太陽風は目で見えない？ ……116
52　太陽風を出し続けたら太陽はなくなってしまう！？ ……118
53　太陽風の果て ……120
54　太陽風の暴風 ……122
55　太陽風が引きちぎってくる磁場 ……124
56　太陽風とオーロラ ……126
57　オーロラ発生のしくみ ……128
58　太陽風と銀河宇宙線 ……130
59　地上から太陽風を観測するには？ ……132
60　宇宙天気予報 ……134
61　太陽から地球へ届くエネルギー ……136
62　太陽定数とは？ ……138
63　太陽定数は定数じゃない！？ ……140
64　地球の温度はちょうどいい？ ……142
65　地球大気への影響 ……144
66　地球気候への影響 ……146
67　太陽黒点が世界史を変える？ ……148
68　太陽観測衛星「ようこう」の活躍 ……150
69　太陽観測衛星「ひので」とこれからの太陽観測 ……152
70　世界の太陽観測衛星 ……154 71　地上からの太陽観測 ……156
【きほんミニコラム】ガリレオからのメッセージ ……158

【著者プロフィール】
上出洋介 （かみで・ようすけ）
1943年北海道生まれ。北海道大学理学部卒業、東京大学大学院修了。理学博士。大学院修了 後渡米。アラスカ大学、コロラド大学、米国立宇宙環境研究所、米国立大気科学研究所などを経 て、新設の名古屋大学太陽地球環境研究所教授、所長。定年退職後、3年間京都大学生存圏研 究所特任教授。現在、りくべつ宇宙地球科学館館長を務める。数多くの学術専門書、論文のほか に『オーロラと磁気嵐』（東大出版会）、『オーロラと宇宙の神秘』（サイエンス社）、『オーロラ 太陽からのメッセージ』（山と渓谷社）、『オーロラのひみつ』（偕成社）、『オーロラの科学』（誠文堂 新光社）など著書多数。

【書籍概要】
書　名：太陽のきほん
著　者：上出 洋介 
仕　様：A5判、160ページ
定　価：本体1500円＋税
配本日：2018年１月11日（木）
ISBN：978-4-416-61761-8

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