食べチョク×障害者雇用支援のエスプール、持続可能な農業モデル構築に向けた概念実証を開始

収穫した野菜の付加価値向上と販路拡大で、全国700社への展開を目指す

(株)ビビッドガーデン／食べチョク

2025年12月19日 10時00分

認知度・利用率など9つのNo.1（※1）を持つ日本最大の産直通販サイト（※2）「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデン（本社：東京都港区、代表取締役社長：秋元里奈）は、障害者雇用支援事業を展開する株式会社エスプール（本社：東京都千代田区、代表取締役会長：浦上壮平、以下エスプール）と、障害者雇用支援農園で収穫された野菜の付加価値向上および販路拡大を目的としたPoC（概念実証）を開始しました。

本取り組みでは、当社が培ってきた「生産者の魅力を伝えるノウハウ」を活かし、農園で収穫された野菜の商品設計やブランディングを支援。障害者雇用の現場で生まれる農産物を「価値ある商品」として社会へ届けることで、持続可能な農業経営と障害者が働くことの価値・ウェルビーイング向上に資する具体的な事例として対外的に発信してまいります。

■ 背景と目的

当社は「生産者の“こだわり”が正当に評価される世界」を目指し、全国1万軒を超える生産者のサポートをしてきました。一方、エスプールの子会社エスプールプラスが運営する「わーくはぴねす農園」では、約5,000名の障害者がいきいきと野菜作りに励んでいますが、その収穫物の多くは福利厚生や寄付に留まっており、市場流通による収益化については、さらなる可能性が模索されていました。

本連携により、当社のマーケティング知見を投入し、収穫物に「ストーリー」という付加価値を乗せて一般消費者に届けるモデルを構築します。これにより、障害者雇用の現場における農業を「寄付や福祉的活用」に加え、自立した「ビジネス」としても成立する形を目指します。

■ 食べチョクによる支援内容（PoC詳細）

本PoCでは、エスプールの農園（板橋・茂原）を対象に、食べチョクが以下の販売支援を実施し、販売スキームを検証します。

・商品設計

・販売ページ制作

・写真・コピーライティング支援

・販促・レビュー設計

・D2C運用助言

■ 今後の展望

本検証の結果をもとに、「わーくはぴねす農園」を利用する企業約700社への展開を視野に入れています。当社は今後も、農業が持つ多様な可能性を広げ、障害の有無にかかわらず、こだわりを持って作られた農産物が消費者に選ばれ続ける「持続可能な農業の形」を共創してまいります。

■株式会社エスプールについて

株式会社エスプール