愛知県が実施する「高速バスの自動運転実証」への参画について
名鉄バス株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役社長:瀧 修一)、名鉄グループバスホールディングス株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役社長:瀧 修一)、先進モビリティ株式会社(本社:茨城県つくば市、代表取締役社長:瀬川 雅也)、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉原 昌利)の4社は、このたび、愛知県が実施する「高速バスの自動運転実証」に参画します。
愛知県は、全国に先駆けて2016年度から自動運転の実証実験を積み重ね、自動運転技術の向上とともに、ビジネスモデルの構築や社会的受容性の醸成を図っており、2025年度は新たな取り組みとして全国初の自動運転高速バスを目指す実証実験を行います。
本実証実験の詳細は下記のとおりです。
(1)実証概要
全国初となる高速バス路線の自動運転化を目指し、中部国際空港アクセス道路(知多半島道路・知多横断道路・中部国際空港連絡道路)で大型観光バスタイプの車両による走行実証を実施します。本実証実験では、実用化に向けた走行技術の検証を行うとともに、実装時に必要となるインフラやビジネスモデルの検討を行い、自動運転の実装に向けた取り組みを加速させます。
(2)運行ルート
大府PA(知多半島道路)~半田中央JCT~中部国際空港
※自動運転(レベル2)は半田中央JCT~中部国際空港
(3)実証予定時期
2025年8~11月
(4)車両及び自動運転システム
名鉄バス株式会社が所有する「エアロエース(三菱ふそうトラック・バス)」をベースとした大型観光バス車両に、先進モビリティ株式会社のシステムを搭載

(5)実証の特徴
○全国初の大型観光バス車両による高速道路での実証
・高速道路の車速(時速約80km)に沿った走行安定性の検証
・運転席にセーフティドライバーが乗車する自動運転レベル2※1における自動運行率の検証
○高速バス事業における自動運転を活用したビジネスモデルの検討
・将来的な自動運転レベル4※2に向けた課題抽出(合流支援、先読み情報等)
・高速バスやバス業界におけるドライバー不足の影響調査と地域ニーズの把握
※1自動運転レベル2とは、アクセル・ブレーキ操作及びハンドル操作の両方が自動化されているものの、運転操作の主体はドライバーにある状態と定義されている。
(参考)国土交通省HP:https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001377364.pdf
※2自動運転レベル4とは、特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態と定義されている。
(参考)国土交通省HP:https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001377364.pdf
(6)事業実施体制
名鉄バス株式会社を幹事会社とする企業グループで事業実施。

参加企業名 |
主な役割 |
名鉄バス株式会社(幹事) |
事業総括、自動運転車両の提供、運行管理 |
名鉄グループバスホールディングス株式会社 |
運行業務支援 |
先進モビリティ株式会社 |
自動運転システムの提供 |
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 |
ビジネスモデル検討、各種調査・調整 |
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