“冬彦さん”は悪くない!? 佐野史郎と振り返る“冬彦さん”
文化放送『おとなりさん』12月15日(金)放送レポート
坂口愛美「そんな冬彦さんについて、ちょっと今日はお聞きしたいです」
佐野史郎「一生聞かれるんだなぁ。よく話してるんですけどね」
山根良顕「冬彦さんって別に悪いことしてないのよ」
佐野「そうなのよ」
山根「ねえ!なんかすごくかわいそうなの。しっかり見ると」
佐野「今見るとね」
山根「でも、あの時はこの人怖いから逃げちゃいたいんだろうなとかいろいろ考えたけど、実際に話の流れを見ていくと何も悪いことはしていなくて、お母さんの言うことを聞いていたりとか親思いのいい子なんですよね」
坂口「見ようによっては、すごくピュアっていう感じもします」
山根「当時はマザコンみたいなことも、ちょっと変な人だよねみたいな。今の時代の方がマザコンというよりかは、お母さんと仲良く出来るみたいなことも良しとするような風潮ありますよね」
佐野「時代によって見え方が違うじゃないかな。それでも多くの人が気持ち悪いと思ったり、いやそんなことないんじゃないかと思ったり、少数派の人がいたり、色々な意見はあって。きちんと時代の価値観に左右されずにものを見る人にとっては鏡としてというか、踏み絵というか、冬彦をどう見るかによって、自分がどういう人間か分かるような感じもしますよね」
山根「いやでも、台本が来たりとか、この役をやってくださいって(オファーが)来た時に、これ嫌われるんじゃないかなとか、そういうことを考えたりとかなかったですか?」
佐野「これはないですね。嫌われたいわけじゃないけど悪役が好きなのよ、子供のころから。ウルトラマンでもなんでもヒーローではなく、怪獣側というか。マッドサイエンティストみたいなのが好きで、これはもう幼少期の頃からそうなので」
また、リスナーからの「演じる時にどういうことを思って演じてらっしゃいましたか」という質問には次のように答えた。
佐野「さっき嫌われないかという話があって、そこを気にはしないんですが、なんでこの人はこんな風になっちゃったんだろうっていうところからですよね。具体的に言うと台本もらったら、なんでこんなこというんだろうとか、書いてある字面だけじゃなくてト書きも含めて、周りがどうなってるんだろうとか、どんな態度でいるのかなとか、そこからですよね。こんな風にしているのかなとか、俯いているのかなとか、背を向けてるのかなとか、ふんぞり返ってんのかなとか、そういう時にどんなものの言い方するんだろうみたいな。外側から入る感じ」
この後、あるインタビューで佐野さんが語った「冬彦さんは平成のゴジラだった」という言葉の真意や、同じく賀来千香子、佐野、野際の出演によるドラマ『誰にも言えない』についての話も語られた。そちらは是非タイムフリーで。
※12月15日放送『おとなりさん』内、佐野史郎さん出演の模様は、放送当日以降7日間聴くことができます。
https://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20231215100000
■番組概要
番組名:『おとなりさん』
放送日時:毎週月~金曜日 午前8時00分~11時00分
■会社概要
東京のラジオ局 文化放送を運営しています。2022年で開局70周年を迎え、250以上の番組を制作しています。FM91.6 & AM1134で放送中。
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〒105-8002 東京都港区浜松町1-31
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