高校生が研究開発した「さけの粉」で食品ロスを削減ホテルオリジナルロールケーキを販売開始

ネーミングやパッケージデザインは倶知安農業高校の生徒と共創

　ホテルニセコアルペン（北海道虻田郡倶知安町、総支配人：今井 正三）は、「地域と共にニセコエリアの魅力拡大！」を目標に掲げ、⽺蹄⼭麓の住⺠、学⽣、企業とタイアップをする共創プロジェクトを発足しました。第一弾は、倶知安農業高校の⽣徒が地域企業と開発した「さけの粉（酒粕の粉末）」を使用したホテルオリジナルロールケーキを 2022 年 6 月 24 日（金）より販売開始します。

• 高校生の食品ロス削減活動を応援

　「さけの粉」とは、2021 年に倶知安農業高校の⽣徒が開発した酒粕パウダーです。⽣徒が自ら育てた酒米を地元企業「二世古酒造」で醸造した際、搾り終えた後の酒粕が大量に廃棄されていることを知りました。そこで⽣徒たちは酒粕を有効活用する方法はないか成分を研究し、日本酒と酒粕にしか含まれていない美容に良いα-ＥＧ・レジスタントプロテイン、ビタミン B1・食物繊維など様々な栄養素が豊富であることに着目しました。栄養豊富な酒粕を廃棄せずに活用できる方法を検討し、汎用性を考慮したパウダー化を選択。商品化まで全ての行程を高校⽣の手によって「さけの粉」が作られました。
　ホテルニセコアルペンは、この取り組みに賛同し、「さけの粉」を使った商品開発に着手。酒粕は、粉末化の過程でアルコール成分がなくなる特性を活かし、「お子様でも食べられる酒粕ロールケーキ」の商品化を決定しました。ホテルニセコアルペン総料理⻑が試行錯誤を繰り返し、約半年の開発期間を経てロールケーキが完成。スポンジに「さけの粉」や北海道産⼩⻨粉「ALNATURIA（ アルナチュリア）」、北海道下川町の卵「「下川六〇酵素卵（しもかわろくまるこうそらん）」を使用し、丁寧に焼き上げました。やわらかな口当たりの中に、ほのかに酒粕が香るスポンジと、 甘さ控えめなクリームと調和させることで、どなたでも食べやすい味わいといたしました。

• ネーミング、パッケージデザインに高校生の意見を反映

　ネーミングは、パウダー名「さけの粉」を引用し「さけの粉ろーる」に決定。パッケージ作成は、高校⽣に学びの機会を提供するため、地元企業の協力を得ながら高校⽣と共に行いました。パ ッケージには伝統的な和柄をモチーフに「春、⽺蹄⼭、自然、雪解け」を表現。このような取り組みが、今後も末永く共に歩めること（七宝つなぎ）、子供たちの成⻑を願う気持ち（麻の葉）など高校⽣からもらったキーワードもデザインに反映しました。また倶知安農業高校の校章や二世古酒造のロゴもモチーフとして加え、この企画を一緒に作り上げた喜びを表しています。  

パッケージデザインのミーティングの様子

＜商品概要＞
商品名：さけの粉ろーる
価 格：1,650 円（税込）
販売開始：2022 年 6 月 24 日（⾦）
販売店舗：ホテルニセコアルペン内売店
※下記にて地方発送も承ります。
【逸品おとりよせサイト】https://www.ippinotoriyose.jp/
【TEL】0136-22-1105
【e-mail】[e-mail] 

• 東急リゾーツ＆ステイの SDGs に関する取り組み「もりぐらし」

ニセコアルペンを運営する東急リゾーツ＆ステイ株式会社は「もりぐらし」と名付けた、地域連携により事業と社会課題の解決を結び付け、 持続可能な事業活動を通じて社会的な課題の解決を目指す取り組みを行っています。これは、共通価値創造、いわゆる CSV(Creating Shared Value)を基にしています。森の恵みを⽣かした多彩なライフスタイルの提案や、お客さまや地域の方々と一体となって、地域活性化を通じた持続可能な環境づくりを目指しています。 

• ホテルニセコアルペン

https://www.hotel-nisekoalpen.jp/
「ホテルニセコアルペン」は、ニセコ東急 グラン・ヒラフスキー場に直結したロケーションに恵まれ、世界的にも名高いパウダースノーでスキーやスノーボードを満喫していただけます。たっぷり遊んだ後に疲れを癒してくれる温泉をはじめ、岩盤浴やボディケアなどの様々なリラクゼーションと、笑顔とホスピタリティ溢れるサービスで、お寛ぎいただけるご滞在を提供しています。

所在地/〒044-0081 北海道虻田郡倶知安町字⼭田 204
電話番号 /0136-22-1105
客 室 /[総客室数]125 室（ツイン 66 室、ラージツイン 2 室、トリプル 6 室、フォース 2 室、 和洋室 36 室、デラックス和洋室 5 室、和室 5 室、スイート 1 室、ジュニアスイート 1 室）
付帯施設 /大浴場、プール、岩盤浴、カラオケ