墨田区産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE」に事業連携パートナーとして参画します

～スタートアップとの事業共創に関して墨田区との連携強化を図ります～

東武鉄道株式会社

2024年9月30日 17時10分

　東武鉄道株式会社（以下、東武鉄道）では、オープンイノベーションを活用した事業共創を加速させるため、東京都墨田区（以下、墨田区）が設置しているデロイトトーマツコンサルティング合同会社が運営する産業共創施設　「ＳＵＭＩＤＡＩＮＮＯＶＡＴＩＯＮＣＯＲＥ」（以下、ＳＩＣ）に、事業連携パートナーとして参画いたします。

　ＳＩＣは、創業間もない起業家から事業規模の拡大を狙うスタートアップまでを幅広く支援し、墨田区内の企業との共創を育むことで、区内産業の更なる活性化を目指す施設です。

　東武鉄道と墨田区は、２０２１年４月７日付けで「墨田区内における東武鉄道沿線まちづくりに関する包括連携協定」を締結し、墨田区内の産業振興に向けて協力体制を強化してまいりました。また、東武鉄道では、２０２１年よりグループ施設の付加価値向上や新規事業の創出を目指す取り組みとして「ＴＯＢＵＯＰＥＮ　ＩｎｎｏｖａｔｉｏｎＰｒｏｇｒａｍ」を実施しており、かねてよりＳＩＣの事業とも連携を図ってまいりました。

　今般、事業連携パートナーとして改めてＳＩＣに参画することで、主に観光分野におけるスタートアップとの事業共創において東武鉄道及び東武グループが有するアセットを最大限に活かすなど一層の連携強化を図り、墨田区発の新たな産業創出や東武沿線の更なる価値向上を図っていきます。

「墨田区産業共創施設『SUMIDA INNOVATION CORE』事業連携パートナーへの参画」　概要

１　参画目的

　主に観光分野を中心に、スタートアップとの共創事業に関して連携を強化することで、墨田区発の新たな技術やサービスの創出を図り、区内産業の振興や沿線価値の向上を図ることを目指します。

２　主な連携事項

　　　・スタートアップとの事業創出におけるグループアセットを含む事業検証フィールドの提供

　　　・交通・観光分野における事業戦略や事業計画の策定に関するスタートアップへの助言

　　　・海外支社（台湾）やレップ（１０か国）の活用を含む、情報発信や広告宣伝の支援　など

１　SUMIDA INNOVATION COREについて

　スタートアップと墨田区内の学生起業家を支援し、区内のものづくり企業との交流・共創を生み出す拠点として、墨田区が２０２３年１０月に開設しました。「ものづくりのまち」として蓄えた技術・人材と地域ネットワークを活かして、スタートアップを支え、墨田区のものづくり企業との共創を育み、プレシード・シード期を中心に、ミドル期まで幅広く支援しています。

SUMIDA INNOVATION CORE Webサイト：　https://sic-sumida.net/

〈これまでの取り組み〉

・搭乗型ロボット体験施設と連携した新たな周遊観光ツアーの開発

人が実際に乗って操縦することのできる「搭乗型ロボット」の開発及び運用を行うMOVeLOT株式会社（本社：墨田区）と協業し、同社が墨田区内で提供している搭乗型ロボットの体験施設と連携した新たな周遊観光ツアーの開発に取り組んでおり、墨田区内全域の周遊促進の創出を目指しています。

MOVeLOT株式会社 Webサイト：　https://movelot.co.jp/

・東武鉄道車両とコラボレーションしたエコな子ども靴の新ブランドの開発

子ども靴レンタルサブスクリプションサービス「Kutoon」を通じて子ども靴の廃棄処分を無くすことを目指している株式会社SlowFast（本社：墨田区）と協業し、東武鉄道が有する車両をモチーフにした子ども靴の新ブランド「ECO3」の開発に取り組んでおり、エコな子ども靴を通じたサステナブルな社会の創出やコラボシューズを通じた新たな観光体験の創出を目指しています。

株式会社SlowFast Webサイト：　https://kutoon.net/company/