市の広報、情報発信を見直す! 伝え方総点検がスタート / 兵庫県川西市
市民目線の発信ができているのか、広報誌やSNSへの意見を聴く市民ワークショップを実施
兵庫県川西市では、第6次総合計画や広報戦略に掲げる目標達成に向け、市民目線の広報、情報発信ができているのか見直しを行うため「伝え方総点検」と銘打った取り組みをスタートさせ、その一環として市民ワークショップをこれから実施していきます。
第1回となる10/12には、参加した市民が広報誌、SNSのよいところや、課題について自由に話し合いました。
1.「伝え方総点検」とは
川西市では、令和4年2月に「広報戦略」を策定し、「市民にとって分かりやすく伝わりやすい情報の発信」を目標の1つに掲げています。
また、令和6年4月から策定した「第6次総合計画」においても、「市民と市の良好な関係づくりを図るため、市民目線の広報を行う」と謳っています。
市の広報媒体としては、広報誌やSNS、ホームページ、チラシ、ポスターなど様々なものが挙げられますが、普段から、掲載する内容や、文字、体裁などについて意見をいただいています。
そこで、市民が必要な情報を入手できているのか、市民目線の広報ができているのか、より分かりやすく伝わりやすい情報発信を行うための取り組みとして、「伝え方総点検」を実施します。
2.10/12 第1回の模様
上記取り組みの一環として、10月12日に開催した初めての市民ワークショップでは、のべ約10人が参加。
1.日時 令和6年10月12日(土)広報誌編 10~12時 SNS編 13~15時
2.場所 川西市役所 地下1階 HUG STUDIO
ワークショップの開催は、本市と広報戦略展開に関わる 連携協定を締結するDayz株式会社と連携して実施。
中古車情報誌「カーセンサー」副編集長をはじめ、社会人向け習い事情報誌「ケイコとマナブ」創刊編集長、SKYMARK AIR LINE(当時)機内誌編集長、九州大学大学院芸術工学府 デザインストラテジー専攻非常勤講師などを歴任した高祖(こうそ)氏を講師に招き、広報誌編とSNS編に分けてワークショップを開催。
それぞれのよいところや、改善できるところについて自由に話し合いました。
広報誌編では、夏祭りだけではなく運動会や文化祭といった地域のイベントを一元化して教えてほしい、新しいお店の情報や、新しい施策の進捗などを示してほしい、といった「掲載してほしい内容への意見」と、横書きがいいか縦書きがいいか、インデックスが見にくい、コラムなど読み物部分の見せ方を見直してほしい、といった「広報誌の体裁への意見」が寄せられました。
SNS編では、市の小学校で外国語指導助手を務めるアメリカ人ALTも参加。
外国人の視点も交えながら、参加者たちから意見をいただきました。
本市ではX(旧Twitter)、Instagram、LINE、Facebook、YouTubeにて公式アカウントから情報発信をしていますが、市民がフォローするSNSの媒体は、いろいろな組み合わせとなっています。
参加者からは、各SNSの性質によって情報発信の内容を見直しするべきだ、なかには年代的にハードルが高いものがある、そもそも市のアカウントがあることを知らない、といった「SNS全般についての意見」と、市の観光スポットなどの基本的な紹介動画もわかりやすくてよいのでは、お店シリーズなどの企画ものも面白いのでは、といった「動画の配信内容へのアイディア」が寄せられました。
3.今後について
次回は11月9日(土)に第2回を開催します。
今後は、ワークショップで出た意見をもとに、課題、改善点をまとめながら、広報誌、SNSのブラッシュアップを検討、進めていく予定です。
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