CO2排出量見える化・削減クラウド「ASUENE」、業種横断的なシステム連携の実現を目指す「ウラノス・エコシステム」に準拠
-自動車業界における欧州蓄電池規則ほか、システムによる共通データ連携などを強化-
「ウラノス・エコシステム」は2024年5月、業種横断的なシステム連携の実現を目指し、サプライチェーンのデータ連携基盤の運用が開始されます。
蓄電池のカーボンフットプリントや人権デュー・ディリジェンスのほか、サプライチェーンでの情報収集、算定を可能とするアプリ開発と各種データ連携に関する取り組みを実施することで、自動車などの普及およびCO2排出量の削減促進を含む産業競争力の更なる強化に貢献します。
「ウラノス・エコシステム」とは
顧客ニーズの多様化やグローバル競争の激化などにより、社会が変容するなか、脱炭素などの社会課題や経済課題が複雑化し、従来の仕組みでは解決が困難になってきています。社会課題を解決しながら、イノベーションを起こして経済成長を実現するために、企業や業界、国境を跨ぐ横断的なデータ共有やシステム連携の仕組みの構築が必要となります。
そこで経済産業省主導のもと、業種横断的なシステム連携の実現を目指すイニシアチブ「ウラノス・エコシステム(Ouranos Ecosystem)」が設立されました。
「ウラノス・エコシステム」は、Society5.0(サイバー空間:仮想空間と、フィジカル空間:物理空間を高度に融合することで経済発展と社会的課題の解決と産業発展を両立する人間中心の社会)の実現、というビジョンに共感した方々とともに、こうした取り組みを通じて、その実現を目指す、一連のイニシアチブです。
特に自動車業界のカーボンニュートラルの実現を目指す「欧州電池規則」では、サプライチェーンにおける一次データ取得、連携の方法のユーステストとして、「ウラノス・エコシステム」を進めています。
脱炭素など社会課題の解決における重要な取り組みとして、今後の動向が注目されています。
「ウラノス・エコシステム」への対応の背景
政府が掲げている2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、企業はCO2排出量の見える化・削減が求められます。
その際、複数の企業が関与するサプライチェーン全体で、円滑・安全にデータを流通できるデジタルインフラの構築は必要不可欠です。多様なステークホルダーやシステムなどの相互連携による、CO2排出量削減の取り組みが課題になっています。
また、欧州電池規則のような国際的イニシアチブからの要請に、サプライチェーンと共に応える必要もますます増しています。
「ASUENE」が、業種横断的なシステム連携の実現を目指す「ウラノス・エコシステム」に準拠することで、「ASUENE」導入企業は容易にサプライチェーンとのデータ連携ができ、CO2排出量の見える化・削減を推進することが可能になります。
アスエネは「ウラノス・エコシステム」への準拠を通じて、グローバルにサプライチェーン全体を強靱化・最適化し、カーボンニュートラルの達成に貢献していきます。
「ASUENE」について
「ASUENE」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3* のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。
<主な特長>
・請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
・SX*コンサルティングの豊富な実績
・GHGプロトコル*に基づいた、各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援
・製品別CFP*機能により、製品・サービス単位のCO2排出量の算定が可能
・CO2クレジットオフセット、クリーン電力調達などの脱炭素ワンストップソリューションを提供
・GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み
アスエネサービスサイト:https://earthene.com
「ASUENE ESG」について
「ASUENE ESG」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。
<主な特長>
・サプライチェーン企業に対し、信頼性の高いESG評価が可能
・サプライチェーン調達におけるESG評価の工数削減
・有価証券報告書の開示に対応したコンサルティング
・表彰・PRで認知と集客の最大化
アスエネ ESGサービスサイト:https://earthene.com/rating
アスエネ 会社概要
会社名:アスエネ株式会社
事業:CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」
ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」
カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」の運営
資本金:25億2,681万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、
パビリオンキャピタル(シンガポール政府/テマセク傘下ファンド)、
Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、
Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital等
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
URL:https://earthene.com/corporate/
【採用について】
ミッションである「次世代によりよい世界を」を実現するため、全方位で採用を強化しています。
採用サイト:https://earthene.com/corporate/recruitment
【アライアンスについて】
当社サービスの展開を共にお取り組みいただけるパートナーを募集しています。
協業例:金融機関・地域金融機関、総合・専門商社、コンサル、製造業、投資ファンドなど
問い合わせ先:https://earthene.com/corporate/form/contact
<注釈補足>
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分
Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:Sustainability Transformation(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の略。企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替える取り組み
* GHGプロトコル:温室効果ガスの排出量算定と報告の国際・世界基準
* CFP:Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)の略称。商品やサービスがつくられてから捨てられるまでのライフサイクルの各過程における温室効果ガス排出量の合計をCO2排出量に換算して表示する仕組み
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