オラクル、強力な生成AI RAGエージェントの提供およびAIサービス強化により、お客様のビジネス課題解決を支援

Oracle Database 23ai AI Vector Searchのサポートにより、手動で連携することなくフルマネージドのRAGサービスが利用可能に

日本オラクル株式会社

オラクルは本日、検索拡張生成(RAG)機能を備えた「Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Generative AI (GenAI) Agents」の提供開始を発表しました。また、お客様がAIをより容易に実際の業務に適用し、データを競争優位性に変えられるよう支援するOracle AIの機能強化も発表しました。

Oracle CloudWorld, ネバダ州ラスベガス – 2024年9月11日


(本資料は米国2024年9月10日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース( https://www.oracle.com/ca-en/news/announcement/ocw24-oracle-offers-powerful-generative-ai-rag-agent-and-enhanced-ai-services-2024-09-10/ )の抄訳です)


オラクルは本日、検索拡張生成(RAG)機能を備えた「Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Generative AI (GenAI) Agents」( https://www.oracle.com/artificial-intelligence/generative-ai/agents/ )の提供開始を発表しました。また、お客様がAIをより容易に実際の業務に適用し、データを競争優位性に変えられるよう支援するOracle AIの機能強化も発表しました。


「OCI GenAI Agents」シリーズの最初の製品である「RAG Agent」は、即利用可能なRAG機能を提供し、お客様はエージェントの計画、検索、リランキング(再ランク付け)、生成、統合などの手動プロセスを回避し、すぐに利用開始できます。また、ハルシネーション(幻覚)を低減するためのセルフ・チェック機能を提供し、お客様が研究開発に時間を費やすことなく、RAG技術を活用してビジネス・プロセスを合理化することを可能にします。「OCI GenAI Agents」により、お客様は「Oracle Database 23ai AI Vector Search」にアクセスし、データベースに格納されたエンタープライズ・データに対して高速な類似性クエリを実行できます。OCI上の「Oracle Database 23ai」のサブスクリプションをお持ちのお客様は、「GenAI Agents」サービスにより、データを別のベクトル・データベースに移動させることなくRAGおよび類似性クエリ機能を実行する、自動化レイヤーを追加できます。


「OCI GenAI Agents」サービスは生成AIワークロード向けオープンソース・ソリューションを探している企業向けに、OpenSearchをベースとした「OCI Search」もサポートしています。


Oracle Cloud InfrastructureのAIおよびデータ管理サービス担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるGreg Pavlikは次のように述べています。「AIは、かつてないペースで画期的な進歩と効率化をもたらし、業界全体で新たなビジネスモデルやアプリケーション、そしてイノベーションを生み出しています。『OCI Generative AI Agents』サービスにより、OCI上で『Oracle Database 23ai』を利用するお客様はフルマネージドのRAGサービスを利用し、自社のデータを活用できるようになります。このAIは、自社のデータにAIを適用し、本番環境で迅速にAIを活用できるようにすることを目指す企業のために設計されています。」


「OCI GenAI Agents」のユースケースには主に次のようなものがあります。

  • コールセンターの最適化: オペレーターがより多くの問い合わせをより正確に解決できるようにすることで、顧客満足度の向上を支援します。

  • 法務調査の迅速化: リサーチャーが必要な情報を裁判記録のデータベースから手動で検索するのではなく、AIとの会話から迅速に見つけられるようにします。

  • 収益インテリジェンス: 財務部門がレポートを作成する必要なく、自然言語による質問を通して顧客の購入履歴や傾向を把握できるようにします。

  • 採用候補者の募集: 採用担当者がデータベース・クエリを作成する必要なく、自然言語による質問を通して採用につながりそうな人材を簡単に見つけられるよう支援します。


開発者やビジネスユーザーに多用途かつ利用しやすいAIソリューションを提供するために、オラクルは次の分野にもAIイノベーションを導入しています。

  • OCI Generative AI:文章作成支援、要約、分析、チャットなど、さまざまなユースケースにさまざまな言語モデルをシームレスに統合できるようにします。お客様が最新のオープンソースAI技術を活用できるようにするため、「OCI Generative AI」は、最新のAI機能を必要とするユースケース向けの 4,050 億パラメータのモデルから、よりターゲットを絞ったワークロードのための低価格の700億パラメータのモデルまで、さまざまなサイズの Meta Llama 3.1 モデルのサポートを開始しました。また、「OCI Generative AI」は、Cohere Command R、Command R+、およびEmbedモデルもサポートします。

  • OCI Data Science: データ・サイエンティストがオープンソース・ツールにアクセスし、AIモデルを構築、トレーニング、デプロイ、管理できるよう支援します。「OCI Data Science」は、ノーコードの「AI Quick Actions」機能にいくつかの新しいアップデートを提供しており、その中には「OCI Ampere A1」のシェイプのサポートや、数回のクリックでHugging Faceから「OCI Data Science」にモデルを導入できる機能などが含まれています。

  • OCI Language: 開発者が高度なテキスト分析や機械翻訳を大規模に行えるよう支援します。新しい多言語モデルは、100以上の言語をシームレスにサポートするように設計されています。また、新しいPHI(Protected Health Information)機能は、現在のPII(Personally Identifying Information)サービスを拡張し、PHIエンティティの検出と、テキストデータからの削除を可能にします。

  • OCI Document Understanding: 開発者が事前構築済のAIモデルを使用して、手動のビジネスタスクを自動化できるよう支援します。医療分野向けに新たにトレーニングされたモデルにより、開発者は医療IDカード上の重要なデータを識別し抽出できるようになります。これにより、手作業によるエラーを削減し、さらなる効率化が図れます。

  • OCI Vision:開発者がビデオをフレームごとに分析し、オブジェクト、ラベル、テキスト、顔を識別できるようにします。オブジェクトの検出タイムスタンプと境界ボックス座標に関するデータを提供することで、デジタル資産管理、視覚的異常検出、安全性と監視、広告追跡および配置などのユースケースをサポートします。

  • OCI Speech:ユーザーが音声をテキストに、テキストを自然な音声に変換するのに役立ちます。さらに、カスタム語彙のサポートを含むリアルタイムの音声書き起こし機能も提供します。

  • Oracle Code Assist( https://www.oracle.com/application-development/code-assist/ ): Java、Python、JavaScript、SuiteScript、Rust、Ruby、Go、PL/SQL、C#、Cなどの最新のプログラミング言語で書かれたアプリケーションの構築と最適化を支援するインテリジェントな提案を行い、開発者の作業効率を向上します。


参考リンク

● OCI Generative AI のブログ( https://blogs.oracle.com/ai-and-datascience/post/ai-enterprise-oracle-capabilities )

● Oracle AI( https://www.oracle.com/artificial-intelligence/ )


オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、 https://www.oracle.com/ をご覧ください。


Oracle CloudWorldについて
CloudWorldは、お客様とパートナー企業が最新のクラウド・テクノロジーに触れ、今日のAIからビジネス価値を最大に引き出す方法を発見し、自動化によって生産性と効率を高める方法を探求する機会を提供します。あらゆる業界の複雑なビジネス課題解決に役立つアプリケーション、クラウド・インフラストラクチャ、データベース、開発者向けツール、AIサービスを構築し活用する人々から学ぶことができます。新しいスキルを身につけ、最新の機能に実際に触れる機会として、是非イベントにご参加ください。登録に関しては https://www.oracle.com/cloudworld/ を、ニュースなどの最新の情報は、 https://www.oracle.com/news/ または https://www.linkedin.com/company/oracle/ をご参照ください。


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商標

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会社概要

日本オラクル株式会社

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URL
https://www.oracle.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月