オラクル、Oracle Data Intelligence Platform向けにIntelligent Data Lakeと生成AI機能搭載のアナリティクスを発表

Oracle Intelligent Data Lakeのオープンデータ形式、統合カタログ、最新の開発者向けエクスペリエンスにより、高度なデータ・インテリジェンス・ソリューションの構築が可能に

日本オラクル株式会社

オラクルは本日、「Oracle Intelligent Data Lake」を「Oracle Data Intelligence Platform」の基礎コンポーネントとして提供する計画を発表しました。「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を基盤とする「Oracle Data Intelligence Platform」内のオーケストレーション機能、データウェアハウス、アナリティクス、AIを組み合わせることで、企業は、さまざまなソースからのデータをより簡単に単一の環境で利用できるようになります。「Intelligent Data Lake」が追加されることで、「Oracle Data Intelligence Platform」の機能と適用範囲がさらに拡大されます。また、「Oracle Autonomous Data Warehouse」や「Oracle Analytics Cloud」、「HeatWave」、AIサービス、サードパーティサービスとの緊密な統合により、あらゆるデータ要件への対応が可能になります。

Oracle CloudWorld, ネバダ州ラスベガス – 2024年9月12日


(本資料は米国2024年9月10日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース ( https://www.oracle.com/news/announcement/ocw24-oracle-introduces-intelligent-data-lake-and-generative-ai-powered-analytics-for-oracle-data-intelligence-platform-2024-09-10/ ) の抄訳です)


オラクルは本日、「Oracle Intelligent Data Lake ( https://www.oracle.com/big-data/data-lake/data-lake-service/ ) 」を「Oracle Data Intelligence Platform」の基礎コンポーネントとして提供する計画を発表しました。「Oracle Cloud Infrastructure(OCI) ( https://www.oracle.com/cloud/ ) 」を基盤とする「Oracle Data Intelligence Platform」内のオーケストレーション機能、データウェアハウス、アナリティクス、AIを組み合わせることで、企業は、さまざまなソースからのデータをより簡単に単一の環境で利用できるようになります。「Intelligent Data Lake」が追加されることで、「Oracle Data Intelligence Platform」の機能と適用範囲がさらに拡大されます。また、「Oracle Autonomous Data Warehouse」や「Oracle Analytics Cloud」、「HeatWave」、AIサービス、サードパーティサービスとの緊密な統合により、あらゆるデータ要件への対応が可能になります。「Oracle Intelligent Data Lake」は、2025年に限定提供を開始する予定です。


「Intelligent Data Lake」は、オープン・データレイクを含められるように設計されており、データ・カタログ機能、データ処理のための「Apache Spark」と「Apache Flink」、データ分析と可視化のための「Jupyter Notebook」などの統合された開発者エクスペリエンスを提供します。これらの統合サービスにより、お客様は統合されたガバナンスとセキュリティのもとでデータレイクを構築し、あらゆるソースからのリアルタイム・データを使用して分析アプリケーションを接続および拡張し、データ資産のインベントリ化、データ変換、エンドツーエンドのデータ・オーケストレーションの作成が可能になります。これにより、お客様は、きめ細かいロールベースのアクセス制御ポリシーを実装してデータを確実に保護し、データ・サイロを排除し、分析アプリケーションの精度を向上させ、より適切な意思決定を行えるようになります。さらに、「Oracle Data Intelligence」アプリケーションを利用するお客様は、オラクルのすべての「Data Intelligence Apps」のカタログとデータのシームレスな共有を可能にする、「Intelligent Data Lake」のゼロコピー統合もご利用いただけます。


Oracle Analytics担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのT.K. アナンド(T.K. Anand)は次のように述べています。「『Oracle Intelligent Data Lake』を『Oracle Data Intelligence Platform』に追加することで、構造化データと非構造化データを統合・分析するオールインワンのソリューションが実現し、ビジネスをより包括的に把握できるようになります。お客様はデータ管理を簡素化し、多数のポイント・ソリューションを排除し、最新のAIイノベーションと高度なアナリティクス機能を活用してビジネスを推進できます。」


「Oracle Data Intelligence Platform」は、さまざまなソースからのデータのシームレスな統合と分析を可能にします。例えば、グローバル小売企業の場合、販売取引や在庫数などの構造化データを、顧客レビュー、ソーシャルメディアのコメント、店舗内カメラからの画像などの非構造化データを、「Oracle Intelligent Data Lake」で一元化できます。その後、小売企業は、「Oracle Analytics Cloud」を使用して、AIを活用した新しい小売分析ダッシュボードを構築して、新たな季節トレンドの発見、店舗への来店状況の把握、在庫数のリアルタイムでの最適化、マーケティング・キャンペーンのパーソナライズなどに役立てることができます。これらはすべて、業務を効率化し、インサイトを加速し、ユーザーがより適切なビジネス上の意思決定を行えるように設計された、セキュアでスケーラブルかつ使いやすいプラットフォーム内で実行できます。


「Oracle Data Intelligence Platform」の主な機能には、以下が含まれます。

  • 生成AI機能: 強力な生成AI機能により、コード生成を簡素化し、ワークフローを効率化し、生産性を向上させます。最小限の技術的専門知識で、対話型分析を実現し、ダッシュボードを作成可能になります。

  • データ統合の強化: データの専門家は、構造化データ、非構造化データを問わず、すべてのファーストパーティ・データおよびサードパーティ・データを組み合わせることができ、データのクレンジング、ガバナンス、セキュリティ確保といった煩雑な管理作業を軽減します。これにより、生産性や業務効率を向上させ、大規模なデータ処理やコスト削減を実現できます。

  • オラクルのポートフォリオとオープンソース標準とのネイティブ統合: 「Oracle Autonomous Data Warehouse」や「Oracle Analytics Cloud」などのオラクルのデータ、アナリティクス、AIポートフォリオ、およびKafka、Delta Lake、Iceberg、Parquetなどのオープンソース標準とのネイティブ統合を可能にします。これにより、ローデータや詳細データ、または「Oracle Intelligent Data Lake」に保存されたサードパーティ・データに基づき新しいインサイトを得ることができます。


Oracle Analytics Cloud AI Assistant

オラクルはさらに、自然言語をアクションへと変える「Oracle Analytics Cloud AI Assistant」の提供も発表しました。これは、アナリストのビジョンをキャンバス上で具体化するのに役立つ機能です。「Analytics Cloud AI Assistant」は、「Oracle Analytics」のワークブックとデータセットを認識するように設計されています。アナリティクス目的の会話とタスクに最適化された大規模言語モデル(LLM)が組み込まれているため、ユーザーの質問の意図を理解することができます。また、お客様は、オプションで自社のLLMを導入して、独自のユーザー・エクスペリエンスを実現できます。「Analytics Cloud AI Assistant」は、ワークフローを効率化し、生産性を高めることで、アナリストがツールの操作ではなく、データ・インサイトに集中できるようにします。


Oracle Autonomous Databaseのイノベーション

オラクルはまた、RAGをサポートするSelect AI、OML NotebooksオフロードのGPUサポート、Data Studioの新しいノーコードの「ドラッグアンドドロップ」ツールなど、「Autonomous Database」の新しいイノベーションも発表しています。


参考リンク

• Oracle Data Intelligence Platform blog ( https://blogs.oracle.com/analytics/post/oracles-unique-360degree-vision-for-data-intelligence )

• Oracle Analytics Cloud AI Assistantのブログ ( https://blogs.oracle.com/analytics/post/ai-powered-experiences-for-analysts-and-consumers )

• Oracle Autonomous Database ( https://www.oracle.com/autonomous-database/ )


オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。


Oracle CloudWorldについて
CloudWorldは、お客様とパートナー企業が最新のクラウド・テクノロジーに触れ、今日のAIからビジネス価値を最大に引き出す方法を発見し、自動化によって生産性と効率を高める方法を探求する機会を提供します。あらゆる業界の複雑なビジネス課題解決に役立つアプリケーション、クラウド・インフラストラクチャ、データベース、開発者向けツール、AIサービスを構築し活用する人々から学ぶことができます。新しいスキルを身につけ、最新の機能に実際に触れる機会として、是非イベントにご参加ください。登録に関してはhttp://oracle.com/cloudworldを、ニュースなどの最新の情報は、http://www.oracle.com/newsroomまたはhttps://www.linkedin.com/company/oracle/をご参照ください。

 

将来の製品に関する免責条項

上記の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料にしないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、弊社の裁量により変更される可能性があります。


将来の見通しに関する記述

オラクルの将来の計画、期待、信念、意図に関する本記事内の記述は「将来に関する記述」であり、重大なリスクや不確実性が生じる可能性があります。こうした記述はオラクルの現在の期待と実際の結果に影響を及ぼす可能性があり、実際の結果が大きく異なる可能性があります。これらの記述およびオラクルのビジネスに影響を及ぼすその他のリスクに関しては、Form 10-K での オラクルの最新のレポートならびに Form 10-Q の「Risk Factors」など、米証券取引委員会 (SEC) に提出されているオラクルの報告書に記載されます。これらの報告書は、SECのウェブサイトまたはオラクルのウェブサイトhttp://www.oracle.com/investorからご覧いただくことができます。本記事内の情報はすべて、2024年9月10日時点で最新であり、オラクルは新しい情報や将来の出来事を踏まえて記述を更新する義務を負いません。

 

商標

Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。


会社概要

日本オラクル株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月