エクサ、住友ファーマの新たな設備保全・キャリブレーション管理システムをIBM Maximoをベースに構築
~「止まらない工場」と「生産性の向上」を目指してデータインテグリティを強化~
株式会社エクサ(本社:神奈川県横浜市西区みなとみらい、代表取締役 社長執行役員 千田 朋介、以下 エクサ)は、住友ファーマ株式会社(大阪本社:大阪市中央区道修町、東京本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長:野村 博、以下 住友ファーマ)の基幹工場の一つである鈴鹿工場に、IBM Maximo Asset Management(以下、IBM Maximo)をベースにして、製薬業界特有の校正基準の厳格な管理に対応した新たな設備保全・キャリブレーション管理システムを構築しました。
背景
医薬品をはじめ再生・細胞医薬や非医薬まで幅広い研究開発に取り組む住友ファーマの基幹工場として、原薬から製剤・包装まで医薬品の製造を一貫して担っている鈴鹿工場は、「止まらない工場」と「生産性向上」を目指していました。しかし、さまざま設備の保全情報の多くは紙の状態で管理されており、電子化されているものについてもExcelシートやPDFなど異なるデータ形式が混在し、保管場所も分散していました。そのため、さまざまな情報を関連付けた活用が困難な状況でした。
同工場ではこうした課題を解決すべく、設備台帳を軸とした保全情報の一元管理を実現することで、後々の検証や分析等のデータ活用を支援し、設備保全に関する業務の属人性を払拭して標準化するとともに次世代の人材への技能継承を図りたいと考えました。
狙い
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設備保全業務のデータ一元管理による業務効率化
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データに基づいた保全タイミングの判断による抜け漏れの防止
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製薬業界特有の校正基準の厳格な管理
施策
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設備資産、作業(計画・実績)、コストに関する情報を一元化
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キャリブレーション管理機能を有し、データインテグリティに優れたIBM Maximo Asset Management を導入
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設備保全管理のベストプラクティスとしてパッケージ化したEXA Base Kit を活用
効果
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分散していた情報の一元管理により過去の対応履歴など情報検索を容易化
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承認申請のワークフローをシステム内で完結させて業務を迅速化
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データの改ざん防止や操作履歴の管理によりデータインテグリティを強化
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計測器の校正管理業務における属人性を排除
今後の展望
住友ファーマは当初からの目標である「止まらない工場」と「生産性向上」の2つのテーマをさらに追求していく構えです。
今後はデータを本格的に活用していくことで、熟練作業者の経験や勘に依存することなく、データドリブンで設備の状況を見極めながら適切なタイミングでのメンテナンスを行えるように、より良いシステム運用のあり方を模索していきます。
▼事例詳細はこちら
https://www.exa-corp.co.jp/cases/maximo_sumitomo-pharma.html?utm_medium=prtimes&utm_source=20240509
住友ファーマ株式会社の概要
設立年月:1897年5月
資本金:224億円
住友ファーマは、「人々の健康で豊かな生活のために、研究開発を基盤とした新たな価値の創造により、広く社会に貢献する」ことを理念とし、革新的で有用な医薬品や医療ソリューションの研究開発に全力を注いでいます。
ホームページ:https://www.sumitomo-pharma.co.jp/
株式会社エクサの概要
設立年月:1987年10月
資本金:12億5,000万円
株式会社エクサは、 JFEスチールを母体とし、キンドリルジャパンを親会社に持つITサービス会社として、 先進技術を活用したDXを推進し、上流のコンサルティングから開発・構築、 運用・保守までの各種サービスを総合的に提供しています。
ホームページ:https://www.exa-corp.co.jp/
※IBM、IBMロゴ、ibm.com、Maximoは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。
※その他記載の会社名、製品名、ロゴ等は各社の商標または登録商標の場合があります。
※本記事の記載内容は掲載当時のものです。
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