STYZ、EGテスティングサービス社と連携 「人にもAIにも、分かりやすく」──診断自動化ツール「AXY」導入により高速化・低価格化を実現

障害当事者による利用評価レポートをセット提供

STYZ

株式会社STYZ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 辰也)が運営するインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU(クルム)」は、第三者検証を手掛けるEGテスティングサービス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:堤 雄太郎)と、Webアクセシビリティ領域での連携を開始しました。

CULUMUが開発した診断自動化ツール「AXY」(※1)をEGテスティングサービスの診断サービスに組み込むことで、同サービスの高速化・低価格化を実現します。「AXY」は、「人にもAIにも、分かりやすく」を設計思想として、Webサイトの読み取りやすさ(リーダビリティ)を診断するツールです。障害者(※2)や高齢者にとっての使いやすさと、検索エンジンや生成AIにとっての読み取りやすさを、同じ情報構造の問題として一度に診断します。あわせて、EGテスティングサービスが第三者検証の知見を活かして提供する「ユーザビリティレポート」に、CULUMUによる「障害当事者による利用評価レポート」を組み合わせて提供します。

※1「AXY」サービスページ(https://axy.culumu.com/)

※2『当事者ではなく社会の側に整備されていない部分や理解が不足している面があり、そのために不利・不便な状態や不自由な状態にあるのが「障害」である』という社会モデルの考え方から、本リリースでは「障害者」「障害当事者」という記述で統一しています。

■連携の背景

2024年4月に施行された改正障害者差別解消法により、合理的配慮の提供が義務づけられ、Webアクセシビリティへの対応は一段と重要になっています。一方、対応の現場では、工数と専門人材の不足が課題となっています。2016年から義務の対象となってきた公的機関を対象とした総務省の調査(※3)では、Webアクセシビリティの確保に取り組んでいない団体はその理由として、「人員や予算が限られており、十分な投資ができない」(65.6%)、「アクセシビリティに関する専門知識や経験を持つ人員がいない」(59.4%)と回答しています。また、JIS規格(JIS X 8341-3)の改正が見込まれることについては、「把握しているが、取組は行っていない」(44.9%)、「把握していなかった」(33.4%)と回答しており、あわせて8割弱が未着手の状態にあります。先行してきた公的機関でこの状況であり、2024年に新たに義務の対象となった民間事業者では、体制づくりはさらに手探りの段階にあるとみられます。

一方で、アクセシビリティ対応の意義は法対応の枠を超えて広がっています。Googleが2026年5月に公開した生成AI機能向けの最適化ガイド(※4)では、生成AI検索のための特別な対応は必要なく、従来のSEOのベストプラクティスが引き続き有効であるとしています。そのうえで推奨されるのは、セマンティックHTMLの使用、見出しによる構造の整理、本文のテキスト化、独自性があり信頼できる内容といった項目です。これらはいずれも、WCAGやJIS X 8341-3が求めるアクセシビリティの実装と重なります。人が読みやすいように情報の構造を整えることは、そのまま検索エンジンや生成AIにとっての読み取りやすさにつながります。

こうした課題に対し、CULUMUはEGテスティングサービスと連携し、AIによる自動診断の効率性と、人間のリアルな操作感を掛け合わせた「新たなWebアクセシビリティ診断サービス」の提供に至りました。両社の強みと独自のレポートを組み合わせることで、すべての人に使いやすいWebサービスの構築を多角的にサポートします。

※3 出典:総務省「公的機関のウェブアクセシビリティ対応の促進に関する調査研究報告書(概要版)」(2026年3月)

https://www.soumu.go.jp/info-accessibility-portal/webaccessibility/assets/documents/webaccessibility/chosa_houkoku_r7.pdf

※4 出典:Google ガイドライン「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」

https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/ai-optimization-guide?hl=ja

■連携の内容

・診断自動化ツール「AXY」を、EGテスティングサービスの診断サービスへ

CULUMUが開発したWebアクセシビリティ診断の自動化ツール「AXY」を、EGテスティングサービスの診断プロセスに組み込みます。従来は人手で行っていた検出作業を自動化して診断工数を削減することで、高速・低価格での診断提供が実現します。

・障害当事者による評価/インタビューを、診断とセットで提供

CULUMUは、評価項目の設計と当事者のアサイン、実利用環境での評価・インタビュー、優先度をつけた改善レポートまでを担います。「操作はできるが目的を達成できない」といった、自動診断でも専門家診断でも検出しにくい課題を可視化します。EGテスティングサービスの診断サービスを利用する企業は、窓口・契約を同社に一本化したまま、当事者評価を利用できます。

これにより、AI診断による網羅的な確認、第三者検証の専門家による規格適合の判定、障害当事者による実利用の評価という3つの軸で、Webサイト・サービスの品質を検証できる体制が整います。そして、この検証を経て整う情報構造は、障害者や高齢者をはじめとするあらゆるユーザーにとっての使いやすさであると同時に、検索エンジンや生成AIに正しく読み取られるための基盤にもなります。


■インクルーシブデザインスタジオ CULUMU について

インクルーシブデザインスタジオCULUMUは、高齢者や障害者、外国人など、多様な当事者と共創し、事業開発を支援する専門家集団です。最大の特徴は、6,500以上のNPO等とのネットワークを活かしたリサーチ基盤です。これまでリーチが困難だった人々とのマッチングや定性調査を可能にしています。

大手企業からスタートアップまで100件以上の取引実績があり、NPOや研究機関などのパートナーとともに、社会課題解決やDE&Iを推進するプロジェクトを多数手掛けています。


■EGテスティングサービス株式会社 概要

EGテスティングサービス株式会社は、ゲーム・Webサイト・モバイルアプリ等のソフトウェアやハードウェアのテスト(第三者検証)、デバッグ業務を提供し、製品・サービスの品質担保を専門とする企業です。東証プライム市場上場のイー・ガーディアン株式会社のグループ会社として、ネットセキュリティ領域の知見も活用した支援を行っています。

代表者

代表取締役 堤 雄太郎

所在地

東京都豊島区西池袋5丁目14-8

設立

2014年10月1日

資本金

2,500万円(2026年3月末日現在)

業務内容

ソフトウェア及びハードウェアのデバッグ業務

URL

https://www.eg-testing.co.jp/

■株式会社STYZ 概要

当事者発想で問いを発見し、人・市場・制度・テクノロジーをつなぐことで新しい価値を社会に実装することを目指しています。

ドネーションプラットフォーム事業(Syncable):非営利セクターへの新たな資金流入を促進。

インクルーシブデザイン事業(CULUMU):企業課題と社会課題を同時に解決。

テクノロジー事業(STYZ Tech):次世代技術による人間中心の体験創造。

R&D事業(当事者発想ラボ):社会課題から企業の事業成長の源泉を発掘し、社会実装。

社名

株式会社STYZ

代表者

代表取締役社長 田中 辰也

資本金

143,695,003円

売上高

非公開

設立

2016年3月

従業員数

60名(業務委託含む)

HP

コーポレートサイト(https://styz.io/)

ドネーションプラットフォーム事業(https://syncable.biz/)

インクルーシブデザイン事業(https://culumu.com/)

テクノロジー事業(https://styz.io/tech)

R&D事業(https://styz.io/lab)

所在地

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102

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経営・コンサルティング
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会社概要

株式会社STYZ

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URL
https://styz.io
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102
電話番号
-
代表者名
田中辰也
上場
未上場
資本金
1億4369万円
設立
2016年03月