静岡市とＮＴＴ西日本が「ＡＩを活用したまちづくり」実証実験の連携協定を締結しました

　静岡市（市長：田辺　信宏）と西日本電信電話株式会社静岡支店（支店長：番匠　俊行、以下ＮＴＴ西日本）は2023年3月10日（金）に「ＡＩを活用したまちづくり」の包括連携協定を締結し、実証実験を開始いたします。

　　　　　　　静岡市 田辺市長（左）とNTT西日本静岡支店 番匠支店長（右）との協定書調印模様

1.取り組みの背景
　静岡市は「誰もがデジタル化による豊かさを享受できる地域社会の実現」を掲げ、行政のデジタル化に取り組んでいます。そうした中、オープンイノベーションで社会課題の解決、未来社会の創造に取り組んでいるＮＴＴ西日本と、地域経済の活性化及びまちの価値創造に対する想いが一致し、連携することとなりました。

2.取り組みの概要
　静岡市は「第4次静岡市総合計画」を2023年度から8年間に渡って進めていきますが、DXの視点とデジタル人材の育成が必要不可欠な課題と捉えている中で、NTT西日本は「ソーシャルICTパイオニア」として静岡市の現状を踏まえた各種ICTソリューションの活用を提案し、行政のDXやスマートシティの促進をめざします。　
　その第一弾として、NTT西日本が独自開発中のまちの状態を可視化・分析予測するプラットフォーム「みんなのまちＡＩ™」※1を試験的に活用し、そのデータをエビデンスとし政策検討に活用してまちの活性化及びまちの価値創造を検討します。

 3.期間
2023年３月10日（金）～2024年3月31日（日）

4.役割
静岡市　　　：実証フィールドの提供
　　　　　　　まちの分析・可視化・未来予測結果の検証
ＮＴＴ西日本：ICTソリューションの活用を提案
　　　　　　　「みんなのまちＡＩ」プラットフォームの試験提供・技術支援

 ５.今後の展開について
　本取り組みを推進するとともに、まちの活性化及びまちの価値創造に向けた検討を進めてまいります。
 

※1　みんなのまちAIとは
人流や建物のデータやその他のオープンデータを蓄積し、まちの詳細な情報を分析・予測し、センサーレスでデジタル上に再現するNTT西日本が独自開発したAIプラットフォームです。本プラットフォームにより今までわからなかった細かい粒度（メッシュ）での人の行動目的や行動予測が可視化され、より精緻な売上予測や混雑予測、交通シミュレーション等が可能となります。
https://www.ntt-west.co.jp/news/2301/230123a.html