RPAの運用課題を解決する自律型AIエージェント「exaBase だれでも自動化」のβ版利用受付開始

~社内営業担当の約140時間/月の業務時間を削減、名古屋鉄道で社内申請チェック業務の自動化検証を開始〜

株式会社エクサウィザーズ

株式会社エクサウィザーズのグループ会社である株式会社Exa Enterprise AI(東京都港区、代表取締役:大植 択真、以下Exa Enterprise AI)は、RPAの構築・運用が容易に可能な「exaBase だれでも自動化」のβ版の利用受付を開始いたします。自律型AIエージェント*1を活用することで、現在RPAを構築・運用している人はもちろんのこと、IT技術に不慣れな人でも簡単にRPAを構築でき、自然言語でのメンテナンスが可能となります。本サービスにより、セキュリティを保ちつつRPAの運用で発生していた業務負荷を軽減し、現場から出てくる様々な自動化アイデアのさらなる実現や、より付加価値の高い業務に注力できることを目指してまいります。

☑︎日本企業におけるRPA活用の課題

 日本企業では、これまで、オフィスワーカーの日常的な繰り返し業務の一部はRPA(Robotic Process Automation)によって自動化されてきました。しかしながら、構築に専門的知識が必要なことや、想定以上のメンテナンス負荷が発生するため、構築者不足やメンテナンスが追い付かないといった課題がありました。

 こうした課題を解決するため、Exa Enterprise AIは自律型AIエージェントとブラウザ自動操作技術を活用することで、商談メモの作成・記入などのデータ入力の自動化を検証してきました*2。日本企業が求めるセキュリティレベルに対応するため、一般的なブラウザ自動操作エージェントにはない、AIエージェントが意図しない動作を行わない機能を搭載し安心してご利用いただけるサービスとして開発を進めてきました。

 そして一定の成果が得られたため、β版の提供を開始することといたしました

☑exaBase だれでも自動化の特徴

(1)見せるだけで構築

 自動化したい業務を人が普段通りに操作することでAIに学習させ、自動でRPAを構築できます。

(2)伝えるだけで変更

 業務の変更が発生した際に自然言語で依頼するだけで、業務を理解しているAIが変更対応を行います。

 

(3)承認だけでエラー修正

システムのUIが変わってもAIが自動で修正します。人は修正内容を承認するだけで最小限のメンテナンスでRPAの運用が可能です。

(4)セキュリティ面でも安心

  一般的なブラウザ操作エージェントとは異なり、実行の承認機能を持たせています。AIエージェントが意図しない動作を行わないように、人が承認することで各アクションの実行が行われます。

図1:exaBase だれでも自動化の主要な機能

☑名古屋鉄道の社内申請チェック自動化の取り組み

 名古屋鉄道株式会社ではexaBase だれでも自動化を使い、IT部門が社内から受けた申請の内容チェックと担当者への通知を行うフローを自動化する検証を始めました。

 今回の検証では、自然言語で簡単に業務の自動化の構築・変更ができるかに着目しており、RPAの代替手段となり得るかを目的としています。

<社内申請チェック業務フローの自動化の流れ>

①    IT部門に届いた作業依頼書のファイルを開く

②    ファイルをダウンロードする

③    最新のファイルを開く

④    書類が正確に記載されているかをチェックする

⑤    問題ない書類は、作業依頼書台帳を立ち上げ、最新行に必要事項を記載する。その後、生成AIを用いて部署名に対応する部内担当者を取得し、チャットツールにて担当者宛に確認の連絡を通知し、終了

⑥    書類に不備があった場合、未記載事項のコメントを記載し、差し戻しボタンを押す

 

名古屋鉄道様の検証内容について、デモンストレーション動画をご覧いただけます。

☑名古屋鉄道株式会社 担当者コメント

 当社グループでは、これまで一部業務においてRPAによる効率化を推進してまいりました。一方で、RPAの運用には高度な専門スキルや定期的なメンテナンスが求められるといった課題も認識しております。

 この度の検証では、生成AIによるブラウザ操作技術を活用することで、幅広い従業員が容易に業務自動化に取り組めるようになり、業務効率化の範囲が大きく拡大するものと期待しております。

 今後も新技術の積極的な検証と導入を通じ、社内外のステークホルダーの皆さまへ『WAO!』な価値をお届けできるよう取り組んでまいります。

☑営業担当者の生産性を大幅に向上した事例

 当社では、exaBase だれでも自動化を活用し、当社が提供する法人向け生成AIサービス「exaBase生成AI*3」を使用する前後の業務オペレーションの自動化を行いました。

 営業担当者の架電後の文字起こし、議事録作成(exaBase 生成AIを使用)、顧客管理ツール(Salesforceを使用)への転記を自動化し、商談1件あたり約15分の作業時間を2分にすることで、ピーク時の業務を140時間/月の業務時間を削減することに成功しました。これまでの入力ミスや情報の漏れ、複数のツールや画面を行き来するオペレーションの煩雑さといった課題解決に繋がりました。

 また、カスタマーサクセス担当者の商談後作業において、Googleドキュメントから商談メモを取得し、exaBase生成AIで指定フォーマットにて要約、顧客管理ツールの指定項目へ転記する業務オペレーションの自動化なども実現しています。

図2:営業担当者の架電後の業務を「exaBase だれでも自動化」で自動化する流れ

☑今後の予定

 exaBase だれでも自動化は、2025年第2四半期中にβ版の提供開始、同年秋頃に正式サービスの提供開始を予定しています。

本サービスの詳細とβ版優先案内の申し込みはこちら。

https://exawizards.com/exabase/agent-for-rpa/ 

 

 * 1 当社ではAIエージェントを以下の通りの2種類を開発・提供しています。

・ワークフロー型:人間があらかじめ決めたルールや目標に従ってタスクを実行するAIエージェント

・自律型:特定の目標を達成するために、人間からの指示なしに自律的に行動しタスクを実行、さらに人と対話して情報を得て学習・成長していくAIエージェント

 * 2 2025年2月10日付プレスリリース:「exaBase 生成AI」、ブラウザを操作する自律型AIエージェントを用いた 検証導入を開始

 * 3 exaBase 生成AIは国内市場シェア1位を獲得した法人向けChatGPTサービスで、2025年3月末時点で8万以上のユーザーに利用いただいています。

出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所「法人向け生成AI導入ソリューションサービス市場動向 2024年度版」、2024年8月13日付プレスリリース:「exaBase 生成AI」が 「法⼈向け⽣成AI導⼊ソリューションサービス市場動向 2024年度版」 において市場シェア1位を獲得

 

【Exa Enterprise AI 会社概要】
会社名 :株式会社Exa Enterprise AI
所在地 :東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階
設立  :2023年10月
代表者 :代表取締役 大植 択真
事業内容:生成AI等のテクノロジーを利活用したプロダクト・サービス等の企画・開発・販売による企業の業務改革、生産性向上
URL :https://exawizards.com/eai/ 

 

【エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)
所在地 :東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階

 設立  :2016年2月
代表者 :代表取締役社長CEO 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL:https://exawizards.com/ 

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会社概要

株式会社エクサウィザーズ

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URL
http://www.exawizards.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階
電話番号
-
代表者名
春田 真
上場
東証グロース
資本金
24億円
設立
2016年02月