円安で「マイナスの影響を受けた」は半数 「食費」「光熱費」は支出増加 10月の大量値上げを控え、節約意向は強まる
- 2022年9月 新型コロナウイルス生活影響度調査(支出編)-
■調査結果
【自由に使えるお金の増減・支出の増減・支出欲求の変化】
1年前と比べ自由に使えるお金は「減った」人が33%であり、男女とも20代の「減った」割合が多い。支出が「増えた」人は38%、女性50~60代は支出の「増えた」人が多い。今後の支出欲求は「強くなっている」が24%であり、男女ともに20~30代で強い。支出欲求は年代が高まるほど下がる傾向が顕著である。<図1>
【円安や値上げによる影響】
円安により「マイナスの影響」を受けている人は半数。年齢が高くなるほど「マイナスの影響」は強まり、60代は6割を占める。あらゆるものの値上げが続く中、値上げをしてほしくない項目を聴取した。「食費(外食を除く)」「光熱費」が5割前後と高く、次いで「日用品代」「交通費(ガソリン代含む)」「医療費」が2割台と、日常生活に直結している項目が多くあがった<図2>。
円安の影響による値上げなどから購入の延期やあきらめた商品・サービスは、「自家用車」「国内・海外旅行」など高額なものから、具体的に「iPhone」「PlayStation5」や「家電」「食品類」の声が多数あがった。<図3>
【項目別支出の増減・支出意向】
1年前と比較した項目別支出は、「光熱費」「食生活」「育児・子供の教育」の3項目の増加が多く、次いで「交通費」「家事(日用雑貨品やサービス)」が2割台。片や減ったのは「人との付き合い」「旅行・レジャー・イベント費」が3割台、「衣服や化粧」「アウトドア・スポーツ関連費」が2割台と生活費以外の項目が多くあがった。一方、今後お金をかけたい項目は、「貯蓄・投資」と「旅行・レジャー・イベント費」が2割台、「育児・子供の教育」「人との付き合い」が1割台。反して、もっと節約したいのは「光熱費」が半数越え、「通信費」が4割と高く、他の項目も2~3割台と節約意向は強いといえる。<図4>
【新型コロナウイルスに対する不安・ストレス度】
定点指標の「直近1週間の不安度」は7p減の28%、「将来に対する不安度」は3p減の43%と、いずれも不安度は8月から減少傾向が続いている。「直近1週間のストレス度」は、1p減の41%とほぼ横ばい。<図5>
直近1週間に外出した人では、「運動」と「外食」目的の外出が、今年に入り最も高い水準となった。<図6>
■レポート項目一覧
□ 属性設問(性別/年代/居住地/婚姻状況/子ども有無/同居家族/同居子ども/世帯年収/職業/ワクチン接種状況)
□ 調査結果トピックス(時系列比較まとめ・トピックスまとめ)
▼第1章 不安・行動の変化、ストレスについて
□ 直近1週間の不安度/将来の不安度/ストレス度
□ 現在の気持ち、項目別の不安度
□ 直近1週間の外出目的
□ 直近1週間に実施したこと/習慣化しそうなこと/現在困っていること
▼第2章 新型コロナウイルスのワクチン接種/マスク着用意識について
□ ワクチン接種状況と追加接種意向
□ ワクチン追加接種阻害要因
□ 家の外や外出時におけるマスク着用意向/マスク非着用者への反応
□ 活動シーン別のマスク着用意向
□ 「外出時にマスクを着用すべき」と思う子供の年齢・学齢
▼第3章 コロナ禍における支出について
□ 自由に使えるお金の増減変化
□ 全体的な支出の増減と支出欲求の変化
□ 項目別にみた支出変化
□ 項目別にみた今後の支出意向
□ 収入や支出・資産への円安の影響
□ 買い物やお金に対する意識や行動の変化
□ 主な支払い方法(キャッシュレス化の現状)
□ 値上げをしてほしくない項目
□ 購入延期・取りやめた商品・サービス(自由回答)
□ 中古品・リユース品の購入頻度
□ 直近1年以内に購入した中古品・リユース品
□ 中古品・リユース品の購入先
▼参考資料(調査結果詳細)
□ 各項目の詳細分析
□ 新規感染者数推移×調査期間 など
◆レポートのダウンロードはこちらから
https://www.cross-m.co.jp/report/health/20221003corona/
■調査概要
調査手法 : インターネットリサーチ
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 : 2022年9月22日(木)~9月25日(日)
有効回答数 : 本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
■会社概要
会社名 : 株式会社クロス・マーケティング http://www.cross-m.co.jp/
所在地 : 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
設 立 : 2003年4月1日
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
事業内容: マーケティングリサーチ事業、マーケティング・リサーチに関わるコンサルテーション
◆本件に関する報道関係からのお問い合わせ先◆
広報担当 : マーケティング部 TEL : 03-6859-1192 FAX : 03-6859-2275
E-mail : pr-cm@cross-m.co.jp
≪引用・転載時のクレジット表記のお願い≫
本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
<例> 「マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査によると・・・」
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像