市の文化財が国重要文化財に
令和4年11月18日(金)に開かれた国の文化審議会において、豊中市指定文化財である「伊藤若冲筆山水図」(西福寺所蔵)を重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申されました。
制作者である伊藤若冲は一時的に西福寺に滞在したとされ、同寺には、若冲の代表作で既に重要文化財に指定されている襖絵「仙人掌群鶏図(さぼてんぐんけいず)」および「蓮池図(れんちず)」なども伝来しています。
「伊藤若冲筆山水図」は、動植物の画題を得意とする若冲にとって希少な作例で、確認されているものは本図も含め数点程度です。また、一般的な山水図とは異なり、山門や僧など宗教的な内容が描かれる点も注目されます。
「仙人掌群鶏図」と同年の制作であることや、描かれた用紙やサイズ、表現技法などに「仙人掌群鶏図」および「蓮池図」と共通する点が指摘されていることから、これらと一連の制作である性が高く、一体で保護を図る必要があるため、追加指定されることになりました。
制作者である伊藤若冲は一時的に西福寺に滞在したとされ、同寺には、若冲の代表作で既に重要文化財に指定されている襖絵「仙人掌群鶏図(さぼてんぐんけいず)」および「蓮池図(れんちず)」なども伝来しています。
「伊藤若冲筆山水図」は、動植物の画題を得意とする若冲にとって希少な作例で、確認されているものは本図も含め数点程度です。また、一般的な山水図とは異なり、山門や僧など宗教的な内容が描かれる点も注目されます。
「仙人掌群鶏図」と同年の制作であることや、描かれた用紙やサイズ、表現技法などに「仙人掌群鶏図」および「蓮池図」と共通する点が指摘されていることから、これらと一連の制作である性が高く、一体で保護を図る必要があるため、追加指定されることになりました。
- 「伊藤若冲筆山水図」の概要
紙本墨画山水図伊藤若冲筆
制作時期
寛政2年(1790年)
所有者
宗教法人西福寺(小曽根1-6-38)
その他
「七十五歳」の款記あり。掛軸装
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