親の介護にカメラを利用するのは見守りか監視か? Surfvoteの投票では57.4%が「見守り」として肯定する一方、31.1%は親子の関係性によっては「監視になる」として心配する声が寄せられました。

30年以上老親介護の現場を取材してきた太田差惠子氏がSurfvoteで提起。孤独死対策として活用が進む介護カメラ、当事者の受け止め方によるため、本人の意思確認が重要とのコメントも。

ポリミル

SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「親の介護にカメラを利用するのは見守り?監視?」というイシュー(課題)について2月29日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。

  • 親の介護にカメラを利用するのは見守り?監視?

離れて暮らす親を持つ人たちにとって年老いていく親の安否は重大な心配ごとです。

昨今増加する孤立死(誰にも看取られることなく、亡くなった後に発見される死)を考えるとますます心配になるのではないでしょうか。高齢の親の生活を支えるために、さまざまな方法がありますが、そのひとつがカメラで様子を見守るということが考えられます。カメラを使うことは、見守りでしょうか。あるいは監視でしょうか。人により、そして関係性によって変わってくるかもしれませんが、親の介護にカメラを利用することについてSurfvoteでひろく意見を募集しました。


  • 投票の詳細

イシュー(課題):親の介護にカメラを利用するのは見守り?監視?

https://surfvote.com/issues/v4pwm6r2j6qu

調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)

調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー

調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票

投票期間:2024年1月4日〜2024年2月29日

有効票数:61票


  • 投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)

介護用カメラ設置は「見守り」であり、「監視」には該当しないと思う。 57.4%

カメラの活用は、親の介護において優しい見守り手段として考えられます。安全確保やリモートケアの側面で役立ち、生活の質向上や予防措置にも一役買います。遠くに住む家族との絆を強化し、急な問題にも迅速に対応できる利点があります。ただ、同意は必須だと思います。

 

介護用カメラ設置は「監視」になる可能性があると思う。 31.1%

無断で行えば監視になる可能性はありますが、結局のところコミュニケーションの問題です。もっと深刻なのは被介護者との意思疎通が難しい場合ではないでしょうか。法的、倫理的に微妙なラインで、唯一の正解がない部分だと思います。

 

その他 6.6%

カメラを設置される受け取り手次第で「見守り」になるのか「監視」になるのかは変わるかと。本人がカメラOKと言っているなら「見守り」いやと言っているなら「監視」

 

わからない 4.9%

当事者の受け止めかたによると思います。見守りカメラは本人の意見を尊重すべきだと思います。


  • このイシューを執筆した 太田 差惠子氏

京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。


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会社概要

Polimill株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木7丁目14−23 クロスオフィス六本木4F
電話番号
-
代表者名
横田えり
上場
未上場
資本金
9900万円
設立
2021年02月