メルカリ、蒲郡市・蒲郡商工会議所・蒲郡市観光協会と連携し、空き時間おしごとサービス「メルカリハロ」を活用した地域活性化の連携事業を開始

公民連携で、蒲郡市内事業者の人手不足解消、地域産業の活性化を目指す

株式会社メルカリ

2024年8月26日 10時10分

株式会社メルカリ（以下、メルカリ）は、8月26日（月）より、蒲郡市および蒲郡商工会議所、蒲郡市観光協会と、空き時間おしごとサービス「メルカリハロ」を活用し、市民の多様な働き方を支援し、蒲郡市内事業者の人手不足を解消することで、地域産業の活性化につなげる連携事業を開始いたします。

なお、本事業は蒲郡市と株式会社メルカリ（以下、メルカリ）が令和4年4月27日に締結した連携協定の一環として位置づけ、蒲郡商工会議所、蒲郡市観光協会も協力して実施するものです。

背景

近年、日本の労働市場においては人手不足が叫ばれて久しく、2024年上半期は人手不足倒産が過去最多(※1)にもなり、今後より一層深刻化していくことが予想されています。また、コロナ禍を経て、個人の働き方においても副業ニーズやリスキリング熱の高まり、週休3日制の広がりなど、より個々人のライフスタイルに沿った柔軟性が求められています。

こうした社会情勢を背景に、日本国内のスポットワーク登録者数は2024年3月末時点から4ヶ月で約800万人増加し、同年8月1日時点で約2,300万人にのぼっており、スポットワーク市場が拡大を続けています。（※2）

※1：帝国データバンク「人手不足倒産の動向調査（2024 年上半期）」より

※2：一般社団法人スポットワーク協会調べ（8月1日付け）

メルカリでは、2024年3月より「だれでも、すぐに、かんたんに」をコンセプトに空き時間おしごとサービス「メルカリハロ」のサービス提供を開始し、登録者数は提供開始から3ヶ月弱で500万人を突破しました。今後さらに、全国各地の観光業も含めた多様な求人を拡大していくために、蒲郡での本事業を開始することとなりました。

愛知県蒲郡市は、2つの大きな渥美半島と知多半島に囲われた海辺の風光明媚な土地で、三河湾国定公園に指定されています。海岸線沿いには4つの温泉地があり、市内には日本の文化を感じさせる神社や仏閣も多く、レジャー施設や観光農園、潮干狩りなどの体験型観光も盛んです。名古屋市から電車で約40分と言う恵まれた立地にあることから、観光が主要な産業となっています。

本事業を通じて、蒲郡市の魅力を発信する観光や飲食などのサービス業を中心に人手不足の解消や、市民の多様な働き方を支援していきます。

地方における労働力不足の課題

日本全体において2030年に341万人あまり、2040年には1,100万人あまりの労働供給が不足すると言われています。この課題は地方においてはさらに深刻化しており、リクルートワークス研究所の調査によると、2040年には東京都以外のすべての道府県において労働供給が不足する状況が想定されています(※3)。さらに、今年は、コロナ禍を経て行動制限が解除されインバウンド需要が高まりをみせるなど、観光地を中心により一層働き手が必要となることが想定されます。こうした課題に対して、政府の骨太方針（経済財政運営と改革の基本方針 2023）においても構造的な人手不足への対応策として多様な働き方の推進があげられています(※4)。多様な人材がその能力を最大限いかして働くことができるよう、個々のニーズ等に基づいて柔軟な働き方を選択し活躍できるスポットワークは、構造的な人手不足を解消するための役割を担います。

※3：リクルートワークス研究所より

https://www.works-i.com/research/report/item/forecast2040.pdf

※4：「経済財政運営と改革の基本方針 2023」P.6 よりhttps://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2023/2023_basicpolicies_ja.pdf

連携内容

事業者向け、働き手向けそれぞれに、蒲郡市および蒲郡商工会議所、蒲郡市観光協会と連携した以下の取り組みを行ってまいります。

▼事業者向けの取り組み

①蒲郡の魅力を発信する観光や飲食など市内事業者向け「スポットワーク活用セミナー」の開催

観光や飲食などサービス業はもちろん、市内事業者の人手不足解消に向け、スポットワークの必要性や「メルカリハロ」の活用方法についてお伝えするセミナーを開催いたします。また、セミナー後に、希望者については個別の相談会も実施を予定しております。