【夢二生誕140年】夢二郷土美術館 2024年秋の企画展 当館コレクション全国巡回展 いよいよ夢二のふるさと岡山へ
初公開作品も加えて 2024年9月7日(土)~12月8日(日)夢二郷土美術館本館にて開催
夢⼆郷⼟美術館(所在地:岡⼭県岡⼭市中区浜2-1-32、館⻑:⼩嶋光信、運営:公益財団法⼈両備⽂化振興財団)は、2024年9月7日(土)から12月8日(日)の間、竹久夢二(1884-1934)の生誕140年を記念して、最新の研究に基づく新たな視点からその生涯をたどる「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」を開催いたします。
これは6月に東京都庭園美術館を皮切りにスタートした夢二郷土美術館コレクションの全国巡回展で、生誕月の9月からは生誕地の岡山で開催。岡山展のみで初公開する新収蔵の作品や貴重なコレクション作品も多数展示し、約270点により夢二の世界を浮き彫りにします。
<夢⼆郷⼟美術館 https://yumeji-art-museum.com/>
2024年秋の企画展 概要
名称:「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」
会期:2024年9月7日(土)~12月8日(日)
会場:夢二郷土美術館 本館 (岡山県岡山市中区浜2-1-32)
サテライト会場:夢二生家記念館・少年山荘 (岡山県瀬戸内市邑久町本庄2000-1)
概要:
本展は、夢二郷土美術館が所蔵する選りすぐりのコレクションが全国の美術館を巡回する大規模な記念展であり、6月に東京都庭園美術館でスタートした東京展は大きな話題と反響を呼びました。時代を超えて愛され、没後90年を経た今もなお多くの人々を惹きつけてやまない夢二。岡山における今展では、夢二郷土美術館本館をメイン会場、夢二生家記念館・少年山荘をサテライト会場として、岡山展のみで初公開する新収蔵の作品や貴重なコレクション作品を加えた約270点をご紹介します。
明治後期に「夢二式美人」という独自のスタイルを生み出し、一世を風靡した竹久夢二は、明治から大正、昭和にいたる日本近代美術・文化の円熟した魅力をもっとも醸し出した芸術家でした。絵画だけでなく、雑誌や楽譜の表紙、本の装幀、日用品のデザインなどあらゆる分野に取り組み、時代を切り拓くパイオニアとなりました。画家、詩人、デザイナーなどジャンルを超え幅広く活躍、先駆的な活動は、時代に先駆けたマルチアーティストとして注目を集めています。
夢二が描いた現存する油彩画は約30点ときわめて少なく、本展では長らく所在が不明で80年の時を経て発見された名画《アマリリス》、滞米中に描かれた油彩画《西海岸の裸婦》など12点を展示、油彩画家としての夢二に焦点をあてます。また、夢二の最期を看取った医師であり友人の正木不如丘に遺した外遊スケッチも初公開、岡山限定で《西海岸の裸婦》につながる裸婦のスケッチなどもご覧いただけます。
岡山に生まれ、独学で人気作家となり、激動の20世紀前半を駆け抜けた夢二の画業と魅力を、夢二郷土美術館の新たな新収蔵、代表作、多彩な作品の数々によってご紹介します。ふるさと岡山で竹久夢二の世界をよりディープにご体感ください。
各館みどころ
夢二郷土美術館 本館 ▶初めての夢二作品に出会う
「夢二郷土美術館 本館」では大正中期の貴重な油彩画《アマリリス》と《西海岸の裸婦》を初めて同時公開するなど現存する夢二の油彩画約30点のうち12点が一同に会します。あわせて外遊期に描かれた油彩画《ガダループへの道》が岡山で初めて公開されます。
また、夢二が外遊先で描いたスケッチを初公開し、本会場限定で《西海岸の裸婦》の裸婦像につながる裸婦のスケッチ画などを含めた全24点をご覧いただけます。
他にも対の屏風《一力》・《こたつ》(前期展示)、《邪宗渡来》・《旅の唄》(後期展示)が「生誕140年 YUMEJI展」にて同時に観られるのは当館だけ!
所在地:岡山県岡山市中区浜2丁目1-32 TEL: 086-271-1000
夢二生家記念館 ▶夢二作品をルーツから体感する
瀬戸内市に現存する夢二が16歳までを過ごした生家を公開する「夢二生家記念館」で、夢二芸術の原点を体感できます。夢二が幼少期の思い出を描いたとされる《童子》や《日本男児》をはじめ、郷愁を感じる作品を展観。
所在地:岡山県瀬戸内市邑久町本庄2000-1 TEL: 0869-22-0622
少年山荘 ▶夢二の創作の日々に思いを馳せる
夢二自身が設計したアトリエ兼住居「少年山荘」は、いわば夢二最大の作品ともいえる特別な空間。「少年山荘」の復元を監修した際に夢二の次男・不二彦氏が描いたスケッチ画や、夢二が少年山荘で暮らしていた当時にデザインした「セノオ楽譜」や「婦人グラフ」など、ここでしか味わえない臨場感で作品がご覧いただけます。
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)、9月7日(土)のみ10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
入館料(税込):
[本館、夢二生家記念館・少年山荘セット入館券]大人1,300円、中高大学生650円、小学生500円
[本館入館券]大人1,000円、中高大学生600円、小学生400円
[夢二生家記念館・少年山荘入館券]大人600円、中高大学生250円、小学生200円
※20名以上の団体は2割引、岡山県内の65歳以上の方は証明できるもののご提示で1割引。「本館、夢二生家記念館・少年山荘セット入館券」「夢二黑の助バスで巡る!!解説付き特別入館券」は割引対象外。割引の併用は不可。
※ゆめびぃ会員は入館無料
主催:(公財)両備文化振興財団 夢二郷土美術館
監修:岡部昌幸(帝京大学名誉教授、群馬県立近代美術館特別館長)
協力:竹久夢二学会、両備グループ
後援:岡山県教育委員会・岡山市・岡山市教育委員会・岡山県郷土文化財団・公益社団法人岡山県文化連盟・RSK山陽放送・RNC西日本放送・OHK岡山放送・KSB瀬戸内海放送・TSCテレビせとうち・NHK岡山放送局・oniビジョン・FM岡山・レディオモモ・朝日新聞社岡山総局・産経新聞社・山陽新聞社・毎日新聞岡山支局・読売新聞岡山支局
企画展関連イベント
【「生誕140年 YUMEJI展」監修者による特別講演会『ARTIST夢二からの贈り物-新発見、新収蔵の作品が明らかにする芸術家の魅力』】
展覧会の初日に本展監修者であり竹久夢二学会の理事でもある岡部昌幸氏をお迎えし、夜の展示室を貸し切りで特別講演会を開催いたします。展示空間で本展の見どころや夢二研究の最前線についてお話しいただきます。
講師:岡部昌幸氏(帝京大学名誉教授、群馬県立近代美術館特別館長)
日時:2024年9月7日(土)18:00~19:30(17:30開場)
場所:夢二郷土美術館 本館展示室
定員:80名(要予約、先着順)
参加費(税込):一般1,500円、中高大学生1,100円、小学生900円
お申込み:夢二郷土美術館本館(TEL:086-271-1000、E-mail:yumeji@gaea.ocn.ne.jp)
【竹久夢二生誕140年記念「生誕日トークイベントin杜の街グレース~新たな視点でとらえる夢二~」】
夢二の誕生日9月16日を祝し、世界で活躍する彫刻家の名和晃平氏、国立の美術館で初となる夢二展「川西コレクション収蔵記念展 夢二とともに」(京都国立近代美術館)をてがけた和歌山県立近代美術館館長の山野英嗣氏をお迎えし、一日限りのスペシャルトークイベントを開催します。
日時:2024年9月16日(月・祝)15:00‐16:30(開場14:30)
登壇者:名和晃平氏(彫刻家/Sandwich Inc.代表/京都芸術大学教授)、山野英嗣氏(和歌山県立近代美術館館長)、小嶋ひろみ(夢二郷土美術館館長代理)
場所:杜の街グレースオフィススクエア3F 大会議室A・B(岡山市北区下石井2丁目10番8号)
参加費:無料
定員:150名(申込み不要・先着順)
※詳細は夢二郷土美術館Webサイトでご確認ください。
【夢二生誕日オリジナル夢二絵はがきプレゼント】
本館、夢二生家記念館・少年山荘のご来館者全員にオリジナル絵はがきをプレゼント。
日程:2024年9月16日(月・祝)
【第14回「こども夢二新聞」作品展示】
「こども夢二新聞」にご応募いただいた作品の中から優秀な作品を表彰、展示します。
日程:2024年10月20日(日)~11月4日(月・祝)
場所:夢二郷土美術館 本館 第一展示室、夢二生家記念館 言葉の部屋
※表彰式は10月20日(日)に本館で行います。
【重陽の催し】
日程:2024年10月下旬~11月中旬
場所:夢二生家記念館
五節句を大切にしていた夢二。菊に長寿を願う重陽の節句を祝い、夢二が秋を描いた作品を特別展示。庭では地元の方々が丹精込めて育てられた菊花がご覧いただけます。
季節を感じられる夢二の作品を、夢二芸術の原点でもあるふるさとで華やかな菊花とともにご堪能ください。
【IPU・環太平洋大学ダンス部 公演 “おもいびと-夢二、その抒情-”他】
IPU・環太平洋大学ダンス部の皆さんに「おもいびと-夢二、その抒情-」(第30回全日本高校大学ダンスフェスティバル 特別賞受賞作品)などを特別に披露していただきます。
日時:2024年11月2日(土)11:00~11:30
会場:夢二生家前庭(雨天の場合 夢二生家記念館)
【「せとうちアートツアー」夢二生誕140年プレミアムツアー -学芸員と巡る夢二のふるさとと幻の名画《アマリリス》】
「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」を学芸員の解説付きで存分に楽しめるプレミアムツアー。岡山駅出発で夢二郷土美術館 本館とサテライト会場の夢二生家記念館・少年山荘をめぐります。本館閉館後の貸切鑑賞とart café 夢二で軽食をお召しあがりいただける特別なプランです。
日時:2024年11月23日(土)13:00~19:00(予定)
お問合せ、お申込み:
株式会社 リョービツアーズ「フレンズパック」Tel.086-226-1515(平日10:00~13:00)
※詳細は夢二郷土美術館Webサイトでご確認ください。
【「夢二アンバサダー」とめぐるワクワク★夢二郷土美術館】(開催予定)】
「夢二アンバサダー」をつとめるこども学芸員さんが夢二郷土美術館の作品やおすすめスポットをご案内します。
日程は夢二郷土美術館Webサイトでご確認ください。
お申込み:不要
参加費:無料(中学生以下入館無料、高校生以上は要入館料、ゆめびぃ会員は無料)
【生誕140年記念 YUMEJI POP-UP MUSEUM】
会期:2024年8月24日(土)-10月27日(日) ※夢二木版画展は12月8日(日)まで場所: 杜の街グレース 杜の街プラザ2階 特設会場(岡山市北区下石井2丁目10-8 )※詳細は夢二郷土美術館Webサイトでご確認ください。
【運行中】夢二生誕140年記念号路面電車「Nostalgic art tram KURO×YUMEJI」
岡山市内を走る路面電車(岡山電気軌道株式会社)の「KURO」が、岡山出身のデザイナー水戸岡鋭治氏により夢二生誕140年記念号「Nostalgic art tram KURO×YUMEJI」として生まれ変わりました。
「まちを走る夢二郷土美術館」をコンセプトに新収蔵作品の油彩画《アマリリス》など代表的な夢二郷土美術館所蔵の作品が楽しめます。車内の天井一面にも夢二作品がデザインされた特別仕様の内装で、夢二が作詞をした「宵待草」のヴァイオリン演奏(演奏:大迫淳英氏)がドア開閉の際に楽しめるという全国初の試みも。
*「KURO」は昭和25年製造の路面電車が現役運行している貴重な路面電車です。
夢二郷土美術館本館へは「岡山駅前」乗車、「城下駅」降車のち徒歩約15分です。
運行状況など詳細は岡山電気軌道公式サイトまで。
世界で一台の水戸岡鋭治氏デザインの「夢二タクシー」で夢二郷土美術館を巡るタクシープランもございます。
詳細は、両備タクシー公式サイトまで。
お問合せ先
■本件に関するお問い合わせは、下記までお願い申し上げます。
夢二郷土美術館
TEL:086-271-1000 Fax:086-271-1730 E-Mail:yumeji@gaea.ocn.ne.jp
※上記イベント等は状況により変更の可能性がございます。あらかじめご了承ください。
■夢二郷土美術館について
夢二郷土美術館HP(https://yumeji-art-museum.com/)
運営:公益財団法人両備文化振興財団
理事長:小嶋光信(夢二郷土美術館館長)
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