第40回寬仁親王牌・彬子女王牌童謡こどもの歌コンクール　新設キッズ部門「彬子女王牌」完成！

第40回「寬仁親王牌・彬子女王牌童謡こどもの歌コンクール」

株式会社テレビ朝日

2025年10月31日 12時00分

今年第40回を迎える『童謡こどもの歌コンクール』において、

新設された「キッズ部門」金賞受賞者に授与される新たな「彬子女王牌」が完成しました。

本コンクールでは、部門に応じて「寬仁親王牌」「彬子女王牌」を授与し

童謡文化を次世代へとつないでまいります。

さらに本リリースを皮切りに、本日より４日間にわたって、

連日ひる12時に公式SNSにて出場者のダイジェスト映像を公開してまいります。

全国の応募から厳しい審査を突破した20組が寬仁親王牌・彬子女王牌を目指して熱唱します。

■彬子女王牌　デザインについて

彬子女王殿下のお印であり、童謡としても知られる「雪」をテーマにしています。

犬の足跡を音符に見立て、白銀の五線譜を犬が楽しく伸びやかに駆け回る姿を表現しました。子ども達の未来にやさしく寄り添うものになることを願っております。（牌製作：株式会社和光）

彬子女王殿下

＜御略歴＞

寬仁親王殿下の第一女子として御誕生。

学習院大学をご卒業後、

オックスフォード大学マートン・コレッジに御留学。

日本美術を御専攻になり、

海外に流失した日本美術に関する調査・研究を行われ、2010年に博士号を取得（女性皇族として史上初）。

子どもたちに日本文化を伝えるために、

御自身で一般社団法人「心游舎」を創設、

総裁に就任され、全国各地でワークショップなどを行われている。

昭和56年12月20日御誕生お印：雪（ゆき）

＜彬子女王殿下のおことば＞

毎年楽しみにお伺いしている童謡こどもの歌コンクールのキッズ部門に、この度彬子女王牌を下賜することとなりました。私の御印である雪にちなんだデザインになっておりますが、「雪やこんこ霰やこんこ」で始まる有名な童謡「雪」の楽譜をあしらって頂きました。音符は、駆け回る犬の足跡になっています。

明治に生まれた「雪」は、その時代時代を生きた多くの子どもたちによって大切に歌い継がれ、令和にまで届けられました。「雪」のように、たくさんの素敵な童謡が、子どもたちの歌声で未来に伝えられていくことを願っております。

▲左から彬子女王牌「キッズ部門」・寬仁親王牌「こども部門」「ファミリー部門」「大人部門」

■コンクールの歴史

昔からこどもたちに歌われてきた『わらべ唄』、西洋音楽をはじめて取り入れてつくられた『唱歌』、童話や童詩の創作運動を音楽と結びつけた『童謡』、そしてその精神を中心に据え今を生きるこどもたちに歌う楽しさを送り続ける『新しいこどもの歌』。
こうしたさまざまなこどもの歌は「伝承」と「創造」という２つの活動により力強く育まれ、今日に至るまで時を超え在り続けています。
この日本固有の文化『童謡こどもの歌』をたくさんの方々に親しんでもらい、長く歌い継いでほしいとの願いから、「童謡こどもの歌コンクール」（旧称：全国童謡歌唱コンクール）は1986年に誕生しました。
1989年からは寬仁親王殿下が名誉大会委員長を務められ、2015年からはご長女・彬子女王殿下がその志を継がれました。そして今年2025年に小学3年生以下の「キッズ部門」と「彬子女王牌」が誕生。
日本が世界に誇ることのできる文化的所産である童謡を大切に歌い継いでまいります。

＜日本童謡協会からのコメント＞

このコンクールの40回の歴史の中でこれに関わった多くの方々と共に「童謡とは」「こどもとは」という命題に向き合ってまいりました。この40回グランプリ大会における「キッズ部門」と「彬子女王牌」の誕生は、今まで成し得なかった新しい方向性に踏み出すこととなり心から嬉しく思っております。

幼児期のこどもは、その成長の過程において「話すこと」「歌うこと」の違いをはじめて知り身につけていく大切な時を過ごします。

そしてさらなる成長の中で自分の好きな歌を見つけ人に聴いてもらいたいという気持が生まれます。この「キッズ部門」はそんなこども達を迎え、素晴らしい歌声が会場いっぱい響きわたるその時「童謡こどもの歌コンクール」の本当の意味が満たされることでしょう。

＜公文教育研究会からのコメント＞

KUMONは、かねてより家庭教育における歌や絵本とのふれあいの大切さを広く訴えてまいりました。

この思いは、本大会の歴史とともに一層強まり、確かなものとなっております。

この間、故寬仁親王殿下ならびに彬子女王殿下には、格別のご高配を賜り、大会はここに40周年という節目を迎えることができました。

長きにわたり変わらぬご支援とご賛同を賜りましたすべての関係者の皆様、そして歴代の応募者・出場者の皆様に、心より感謝申し上げます。童謡がこれからも人々に愛され、歌い継がれ、子どもたちの健やかな成長と人と人との絆づくりに資することを、切に願っております。