AOSデータ社、データコマースDataMart.jp防災オープンデータを公開

~Data to AI®仕事術で防災分野の生産性向上~ 2024年3月13日 アグリテックデータフォーラム開催

AOSデータ株式会社

企業データとAIの利活用カンパニー、AOSデータ株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長 吉田 宣也 以下 AOS データ社)は、防災の事業者や研究・行政関係者および一般市民の方々において、災害時のダメージを最小限に抑え、迅速な復旧・復興を実現し、災害対応の計画、実行、評価の各段階で重要な役割を果たす防災オープンデータを、AI学習用データコマースプラットフォーム「DataMart.jp」( https://datamart.jp/ )で公開したことをお知らせします。

■防災データの高まり
近年、気候変動の影響による自然災害の頻発とその甚大な被害が世界各地で報告されています。このような状況の中で、災害への迅速かつ効果的な対応が求められるようになり、防災データの重要性がクローズアップされています。リアルタイムでの情報共有や、災害リスクの事前評価には、正確で詳細なデータが不可欠です。また、社会の安全と安心を守るためには、これらのデータを活用した科学的なアプローチが求められています。防災データが重要視されるようになってきた背景には、いくつかの要因が絡み合っています。

これらの背景から、防災データの重要性はますます高まっており、政府機関、地方自治体、国際機関、民間企業、NGOなど、多様なステークホルダーによるデータの収集、分析、共有が積極的に行われています。災害に強い社会を実現するためには、これらのデータを基にした科学的根拠に基づく政策の策定と実行が欠かせません。

■防災データとは
災害発生時、迅速かつ的確な対応が求められます。そのためには、あらゆる情報を網羅的に把握し、利用することが不可欠です。防災のオープンデータは、このような状況において重要な基盤を提供します。気象情報からライフラインの状態、避難所の情報まで、幅広いデータが防災対策の質を向上させるために利用されています。これらの情報を活用することで、災害時のダメージを最小限に抑え、迅速な復旧・復興を実現することが可能になります。防災のオープンデータは、災害対応の計画、実行、評価の各段階で重要な役割を果たします。以下に、各分野に分けて具体的なデータの内容を示します。

1. 気象データ
- 気温、降水量、湿度、風速、風向き
- 台風の進路、強度、影響範囲
- 熱波、寒波の発生情報
- 雷雨、豪雨の予報と実測値
- 気象警報・注意報の発令状況
2. 地震データ
- 発生時刻、震源地、マグニチュード、震度
- 予想される津波の高さと到達時間
- 地震による被害状況の速報と詳細報告
- 後発的な地震活動(余震)の情報
- 地震発生の歴史データ
3. 津波データ
- 津波警報・注意報の発令情報
- 津波到達予測時刻と予想される高さ
- 津波による被害状況の報告
- 津波避難ルートと避難所情報
- 過去の津波データとその影響
4. 河川・水位データ
- 主要河川の水位、流量、氾濫情報
- ダムの貯水率、放流情報
- 洪水予報と実際の被害状況
- 過去の洪水データとその影響
- 洪水警報・注意報の発令情報
5. 災害リスクマップ
- 洪水、土砂災害、地震、津波のリスクエリア
- リスクレベル別の分布図
- 避難路と避難所の位置情報
- 土砂災害警戒区域
- 歴史的に被害を受けやすい地域の情報
6. 避難所情報
- 避難所の位置、収容人数、設備状況
- 開設状況、運営時間、連絡先
- ペット同伴可否
- 特別支援が必要な人のための配慮
- 避難所までのアクセス方法
7. ライフライン情報
- 水道、電気、ガス、通信の供給状況
- 断水、停電、ガス漏れの報告
- 復旧見込み時刻
- 緊急連絡先と対応窓口
- 代替ライフラインの情報
8. 道路・交通状況
- 通行可能な道路と通行止め情報
- 公共交通機関の運行状況
- 迂回路情報
- 交通規制とその理由
- 緊急車両の優先ルート
9. 被害状況報告
- 建物、インフラの被害状況
- 死傷者数、避難者数
- 緊急支援が必要な地域
- 物資不足情報
- 復旧作業の進捗状況
10. 救援物資情報
- 必要な物資リスト
- 物資の配布場所と時間
- 受取方法と対象者
- 物資の寄付方法と必要な物資
- 物資の優先配布地域
11. ボランティア情報
- ボランティア募集情報
- 活動内容と場所
- 必要なスキルや条件
- ボランティアのための安全対策
- ボランティア登録方法
12. 緊急連絡先情報
- 災害対策本部、警察、消防、医療機関の連絡先
- 地域ごとの緊急連絡先
- 国際救助チームの連絡先
- 電力会社、ガス会社、水道局の緊急連絡先
- 通信障害時の代替連絡方法
13. 教育・訓練情報
- 災害時の行動指針
- 避難訓練のスケジュール
- 災害教育プログラム
- 自助・共助・公助の取り組み
- 災害対応のためのツールやアプリ
14. 復興計画
- 復興計画の概要とスケジュール
- 支援策とその対象者
- 復興に向けた政策や取り組み
- 復興資金の配分
- 復興進捗の報告
15. 国際支援情報
- 国際支援の提供状況
- 支援物資の種類と量
- 支援国・機関の連絡先
- 国際支援に関する協定
- 支援物資の配布状況
16. 研究・分析データ
- 災害発生の原因と影響の分析
- 過去の災害データと教訓
- 災害リスク評価の手法
- 減災対策の効果分析
- 災害予測モデルとその精度

これらのデータは、災害対応の全過程にわたって、関係者の意思決定を支援し、被害を最小限に抑えるために活用されます。

■防災データの特性
災害は予期せぬタイミングで発生し、その影響は計り知れないものがあります。そのため、防災対策として、事前の準備と正確な情報の収集・共有が極めて重要になります。この文脈で、防災分野のオープンデータは貴重な資源となっています。それは、リアルタイムでの更新が可能なこと、幅広い範囲の情報をカバーしていること、そしてその情報が高い精度とアクセシビリティを持って提供されるためです。
防災分野のオープンデータは、その特性から災害対応の質を高め、リスク管理を改善するために不可欠な情報源です。

防災分野のオープンデータは、災害リスクの低減、迅速な災害対応、復旧・復興活動の支援など、多方面での利用が進んでいます。

■ユーザーは防災データの品質をどのように評価できるか?
防災分野におけるオープンデータの活用は、災害対応の効率化と精度の向上に不可欠です。データの品質がこれらの目標達成の鍵を握っています。正確で信頼性の高いデータを用いることで、迅速かつ適切な意思決定が可能になり、災害時の被害を最小限に抑えることができます。そこで、防災分野のオープンデータの品質を評価する方法について具体的な手順を提案します。これらの手順を通じて、データの利用価値を正しく判断し、効果的な災害対策を立案するための基盤を築くことができます。

1. データセットをサンプリングする
防災データセットの品質を評価する最初のステップは、データをサンプリングして、その代表性を確認することです。具体的には、選択したデータサブセットが全体の傾向やパターンを正確に反映しているかどうかを検証します。これは、特定の災害イベントや予測データのサンプルを取り、その精度、時宜を得た情報、および完全性を詳細にレビューすることで実行できます。
2. データ収集方法を確認する
データの信頼性と有効性を保証するためには、データの収集方法を確認することが重要です。これには、データがどのようにして収集されたか、使用された測定ツールや技術、データソースの信頼性、収集時の環境条件など、データ収集プロセスを詳細に調査することが含まれます。例えば、気象データの場合、観測所の配置や使用されるセンサーの種類が重要な要素になります。
3. データの属性を評価する
最後に、データの属性を評価して、その情報が防災計画や対応戦略にとって実際に有用であることを確認します。これには、データが提供する情報の種類(例: 水位、震度、人口密度、避難所の容量など)、そのデータの詳細度、更新頻度、アクセシビリティ、そして利用可能な形式(例: テキスト、地図、グラフィック)を検討することが含まれます。データが具体的な防災目標やニーズに対してどの程度関連性があるかを判断することが重要です。

これらのステップに従うことで、ユーザーは防災分野のオープンデータの品質を客観的に評価し、特定のニーズに適しているかどうかを判断することができます。データの品質が高ければ高いほど、災害対応の計画と実行の効果性が向上します。

AI学習用データコマースプラットフォーム「DataMart.jp」とData to AI仕事術
防災活動におけるオープンデータの活用は、災害リスクの低減から緊急時の対応、復旧・復興まで、幅広いフェーズで重要な役割を果たします。データを基にした意思決定は、より迅速で効果的な対策を可能にし、被害の最小化を目指します。ここでは、オープンデータを用いた防災分野の具体的な仕事術を紹介します。防災分野のオープンデータを活用した仕事術は、災害リスク管理、緊急対応計画の策定、市民の意識向上など様々な分野で貢献します。それぞれの活用例におけるデータの種類と効果を説明します。

各アプリケーションは、具体的なデータを基にして効果的な防災対策を実施することで、災害発生時の被害を最小限に抑え、迅速な復旧・復興をサポートすることを目的としています。

■データの共有・活用から、資産として売買されるDXの推進へ
AOSデータ社は、『Data to AI® 』というキャッチフレーズを掲げ、AI・DX時代のAI&データドリブン経営のためのデータワンストップサービスを展開しています。具体的には、紙などのアナログ情報をデジタル化するプラットフォーム「aipapyrus.com」、企業内のデータを安全に共有・集積するプラットフォーム「aosidx.jp」、損失したデータを復旧するデータリカバリーセンター「data119.jp」、データを活用するためのAIデータ加工センター(データアノテーションサービス) 「aidata.jp」など、データのライフサイクル全体を一気通貫で管理するための各種ソリューションを、ワンストップで運営および提供しています。

「DataMart.jp」は、データ化、データ共有と保存、データ活用のデータライフサイクルの次に位置付けられる、企業間のデータ売買マーケットプレイスであり、企業データが資産として売買されるDXを推進いたします。

■AI学習用データコマース「DataMart.jp」を支える各賞受賞実績の技術
「DataMart.jp」は、経済産業大臣賞に輝くAOSグループのリーガルテックの技術、ITreview Grid Awardの3部門で連続受賞、2020年11月ITreview Customer Voice Leaders受賞の「AOSBOX」のクラウドバックアップ技術、BCN AWARD システムメンテナンスソフト部門最優秀賞を15年連続受賞したデータ管理技術、経済産業大臣賞を受賞したグループ企業のリーガルテック社のVDR技術を融合し、安全なデータのやりとりと共有および保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューション「AOS IDX」を支えるソリューションとして開発されました。

■AI学習用データコマース「DataMart.jp」概要 ( https//datamart.jp/ )
・目的

ビッグデータ、オープンデータ、マイデータを蓄積しAI学習用データの加工を支援。AI学習用データの収集の効率を上げAIシステムの構築に専念できるよう、各企業のAIシステム開発の生産性向上をサポートします。
・対象データ

位置データ、財務データ、eコマースデータ、会社データ、企業統計データ、技術データ、シンセテイックデータなどオープンデータ(法人のビッグデータ、個人のマイデータを購入、販売、取引が可能)
・DataMart.jpのメリット
(1)データ販売者自社で蓄積したデータをマネタイズし、更新データ提供などを通して継続的なロイヤリティの獲得
(2)データ利用者必要なデータを手間をかけずに入手でき、購入後すぐ活用できるよう加工された高付加価値データを自社のAIに効果的な学習用データとして提供できる
・DataMart.jpの特徴
マッチング表示登録情報や希望条件にマッチするデータセット を優先して表示
メッセージ機能データセット提供者と直接コンタクトし、データに関する質問などスピーディに情報交換可能
いいね機能興味のあるデータセットに「いいね!」をしておくと、該当データセットの最新の状況を常に確認できる
・DataMart.jpの利用料金
販売者様からの手数料10% 
購入者様からの手数料データ販売額の0% *オープンデータの場合無償

■防災データプロバイダーの募集
最近、防災分野は、気候変動の影響増大や自然災害の頻発により、その重要性が急速に高まっています。災害対応、リスク管理、復旧計画など、データを基にした意思決定が極めて重要となっており、精確な防災データの提供は、効果的な災害対策の基盤を築く鍵となっています。このような背景のもと、DataMart.jpでは、社会の安全とレジリエンスの向上に貢献するため、新たなデータコマースの構築を目指しています。その一環として、気象情報、地震データ、洪水予測、避難所情報など、質の高い防災データを提供していただけるデータプロバイダーの皆様を広く募集しています。防災分野でのデータ活用により、より安全な社会の実現に向けて共に歩むパートナーとしての提携を希望しております。


AOSデータ社では、本日、以下のフォーラムを開催いたしますので、ご都合がよろしければ、是非、ご参加ください。


 ■「アグリテックxAI/DXフォーラム」開催概要

(1)日時:2024年3月13日(水)13:45~17:40(受付開始 13:30)

(2)会場:日経ホール&カンファレンスルーム https//www.nikkei-hall.com/access/

     東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル6F *当日は、オンラインとハイブリッドで開催予定です。
(3)お申し込み先: https://form.aosdata.co.jp/corporate/aidx2403-input/

【AOSデータ株式会社について】
名 称:AOSデータ株式会社 代表者:吉田 宣也
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本金:1億円(資本準備金15億2500万円) 
URL: https//www.aosdata.co.jp/
AOSデータ株式会社は、クラウドバックアップのAOSBOXを初めとしたソフトウェアの導入からパソコンやスマートフォンの廃棄まで、ライフサイクルに合わせた様々な製品を提供し、2020年8月に「リーガルデータ事業」をグループ会社から事業承継しました。これにより、下記のラインナップで「データ管理」の製品とサービスをご提供させていただきます。
データトラブル予防対策の「クラウドバックアップ」
データメンテナンスの「データ復元」「データ抹消」「データ移行」
データトラブル事後対策の「データ復旧サービス」
データをトラブルから守る「データセキュリティ」
証拠データの復元調査や証拠データ作成を行う「リーガルデータサービス」
さらに2021年4月よりAOSグループのAI・DX事業部門を「データアセット マネジメント」ソリューションと融合し、産業DXのキーになるデータの利活用、特にAIのためのデータ利活用を最大にするデータプラットフォームの会社へと進化して参ります。












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会社概要

AOSデータ株式会社

11フォロワー

RSS
URL
https://www.aosdata.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
電話番号
03-6809-2578
代表者名
佐々木 隆仁
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年04月