鈴与㈱川越物流センターにてAGV を活用した次世代物流システム「T-Carry system」 本格稼働開始

鈴与株式会社（本社：静岡県静岡市、社長：鈴木 健一郎、以下 当社）は、川越物流センターにおいて、AGV（自動搬送機）を活用した次世代型物流システム「T-Carry system」（株式会社Nexa Ware、本社:東京都千代田区、社長:北村 隆之）を2024 年9 月に納入し、本格稼働を開始しました。

鈴与株式会社　川越物流センター

「T-Carry system」は、入荷商品をすぐに出荷先別に仕分ける必要がある通過型物流センターにおいて、複数の小型AGV を稼働させることで、最適な仕分け工程が可能となります。また、物流センター内業務を最適化するデータ分析サービスを導入することで、作業エリア別に負荷状況を可視化し、現場状況に応じ作業員を適正配置することで効率的なオペレーションを実現しています。

小型AGVの稼働状況、間口の混雑状況などをデータ化・分析し、画面でチェックが可能となる

■「T-Carry system」の特徴

・入荷商品をバーコードで読み取り、小型AGV80 台が出荷先の間口まで自動搬送。多方面仕分けに

　対応するとともに、作業者が商品を取りに行く時間や歩行距離を大幅に削減し、生産性向上に寄与。

・繁閑に応じて小型AGV の稼働台数を調整できるため、柔軟な対応が可能。

・データ分析サービスを導入することで、ネック工程、作業者の動線、入荷時間などを分析。小型AGV

　の搬送と連動しながら間口での渋滞を回避し、効率的な仕分けを実現。

・分析データを活用しながら繁忙状況に合わせた効率的な人員配置を行い、全体の作業効率を平準化。

当社は機械化、省人化を推進し、「持続可能な物流」を目指した取り組みを進めています。本システム導入により、多方面仕分けによる生産性向上、作業者負担の軽減などを実現しました。今後も最適な物流サービスを提供することで、物流現場が抱えるさまざまな課題に対応し、お客様のビジネスの維持・拡大に貢献していきます。