【東京ミッドタウン】「TOKYO MIDTOWN AWARD 2026」結果発表 受賞・入 選作品展示:10月9日(金)~11月8日(日)
次世代を担う才能あるデザイナーやアーティストの発掘・支援 受賞者とのコラボレーションも目指す、デザインとアートのコンペティション
東京ミッドタウン(港区赤坂 / 事業者代表 三井不動産株式会社)は、“「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街”をコンセプトに掲げており、その一つのアクションとして、才能あるデザイナーやアーティストとの出会い、支援、コラボレーションを目指したアワードを、デザインコンペとアートコンペの2部門にて開催しています。今年も、パートナー賞として、受賞者・ファイナリストの中からパートナー企業や機関が選出した方に対するコラボレーションの機会も設けています。
この度、計1,579点の応募作品案の中から各賞を決定。グランプリを含む全16点の受賞・入選作品を11月8日(日)まで、東京ミッドタウンのプラザB1に展示いたします。
デザインコンペ グランプリ
作品名:《やわらかい積み木》
受賞者:秋本美鈴
テーマ : Care
グランプリ賞金 100万円


アートコンペ グランプリ
作品名:《Wave Goodbye, Waves》
受賞者:德本道修
テーマ : 応募者が自由に設定
グランプリ賞金 100万円


TOKYO MIDTOWN AWARD 2026 デザインコンペ受賞作品一覧
◆グランプリ(1点)
作品名:《やわらかい積み木》
受賞者: 秋本美鈴

<作品コンセプト>
幼い子どもが、味噌汁の豆腐を潰さないよう手で口へ運ぶ姿から、触れるものに合わせて無意識に力を変える身体の感覚に着目した。
やわらかい積み木は、誰もが親しんだ積み木に、強く握ると潰れてしまうほどの柔らかさを与えたプロダクト。いつもの手つきが立ち止まり、指先が相手の状態を探りはじめる。
壊れやすさに気づき、力をゆるめる。その小さな身体反応を通して、ケアの感覚を呼び起こす。
◆準グランプリ(1点)
作品名:《仏の顔ガム》
受賞者:田中健太郎/辻村慶太

<作品コンセプト>
アンガーマネジメントにおける「我慢する側の負担」に着目しました。
人間関係を円滑にするため怒りを抑えることも必要ですが、限界なら感情を開放することも自分への大切なケアだと考えます。
≪仏の顔ガム≫は、怒りの瞬間をユーモアで包み込むことと、我慢のキャパシティを可視化することを目指した商品です。誰もが「仏の顔も三度まで」の心で過ごせれば、忙しない日々にも少し優しさが生まれるはずです。
■優秀賞(1点)
作品名:《由来名刺》
受賞者:軽米かおる/砂田 肇

<作品コンセプト>
名前は、家族が子どもの未来を思って贈る、短い祈りである。
ビジネスの場で交わされる名刺に、名前の意味や由来を添えることで、名刺をその人の所属や肩書きを示す「記号」から人物やルーツを表す「情報」に変える。
家族が込めた思いを乗せた≪由来名刺≫は、仕事で出会うたくさんの人たちを、過去や未来のある「一人の人間」として見つめる瞬間を生み出します。
■ファイナリスト(7点)







【上段左】 作品名:《How Not to Need It 》 入選者:須田紘平
【上段中央】 作品名:《おつかれさまで麩》 入選者:SOKI/染宮悠生、北島安結
【上段右】 作品名:《ストレッチする赤信号》 入選者:SOKI/染宮悠生、北島安結
【下段左】 作品名:《ひかりの散歩》 入選者:CHOCO/趙 子鈺、李 奕巧
【下段中央左】作品名:《カトラリーを備えた缶詰》入選者:豊福昭宏
【下段中央右】作品名:《Bellhorn》 入選者:明神史和
【下段右】 作品名:《TAC TAPE》 入選者:山岸奈緒
TOKYO MIDTOWN AWARD 2026 デザインコンペ審査員総評
◆デザインコンペ審査員
倉本 仁(プロダクトデザイナー)/菅野 薫(クリエイティブディレクター/クリエイティブテクノロジスト)/中村拓志(建築家)/廣川玉枝(クリエイティブディレクター/デザイナー)/山田 遊 (バイヤー)
※審査員総評はオフィシャルサイトよりご覧いただけます。
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2026/design.html
●総括
19回目となるデザインコンペでは、「Care」をテーマに、分断が叫ばれ、だれもが不安を抱える現代において、他者を思いやる豊かな想像力を体現するようなデザインを募集し、総計1,284点の応募が寄せられました。日常の温かな気づきを起点としたプロダクトから、他者との深いコミュニケーションを紡ぐ企画まで、多様な視点を持った作品が集まりました。
一次・二次審査を経て選ばれたファイナリストには、実務で経験を積んだクリエイターも多く、質の高い提案が並びました。グランプリ《やわらかい積み木》、準グランプリ《仏の顔ガム》、優秀賞《由来名刺》をはじめとする作品はいずれも、ケアする側とされる側に分けることなく、日常の身近なツールや行為を通して、人と人との関係性を温かく捉え直す提案でした。
生成AIの普及などにより制作プロセスが変化するなか、一人ひとりが「Care」の意味を問い、思索を突き詰めて形に昇華することの価値をあらためて実感するアワードとなりました。
また、「パートナー賞」は、Ripple Collectiveより、《やわらかい積み木》を制作した秋本美鈴さんに贈られました。
TOKYO MIDTOWN AWARD 2026 アートコンペ受賞作品一覧
◆グランプリ(1点)
作品名:《Wave Goodbye, Waves》
受賞者:德本道修

<作品コンセプト>
私が住む福井県敦賀市は、高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉から、急速な高齢化と人口減少に直面し、近年「魂抜き」と呼ばれる、継承者のいない仏壇を処分する法要が急増している。
本作は、一見すると関係性が見えない、この2つの現象を重ね合わせ、原発をめぐる議論を、賛成・反対という二項対立や、危険か安全かという二元論ではなく、地方の地域社会、家制度・家系の記憶の問題を巻き込んだ現実として重層的に捉え直す試みである。
◆準グランプリ(1点)
作品名:《Who is sitting there?》
受賞者:山中春海

<作品コンセプト>
空襲で家族を失った曽祖父の戦争PTSDを出発点に、戦争によるトラウマがどのように世代間伝達されているかをテーマに、当事者の子世代に取材し制作している。
本作は個人の中に残る戦争トラウマを、土中に埋まった不発弾を見るように映像を通じて「覗き込む」作品。映像に映されている風景と、実際に存在する空席の椅子が虚実反転する装置によって、鑑賞者はいつしか土中の死者の視点で恐怖を追体験する。
■優秀賞(1点)
作品名:《噴水(cafe cup)》
受賞者:平松可南子

<作品コンセプト>
「都市の中の一人ひとりの噴水は、例えばスタバのコップの中にあるのではないか」という仮説から出発する。温度や時間の経過によって変化するカフェカップ内部の小さな流動を、極めて私的な「噴水」と捉え、境界の曖昧な噴水の構造と重ね合わせ、その不可視の流れを連続する絵画面による立体として可視化する。都市に潜む個人的な時間や内と外の揺らぎを、一時的なオアシスとして画面上に立ち上げ、都市と個人の関係を問い直す。
■ファイナリスト(3点)



【写真左】 作品名:《Ghost》入選者:飯村健二
【写真中央】作品名:《瞬いて》入選者:植松美月
【写真右】 作品名:《プロレス版画ー見立て兄川大合戦之図ー》入選者:日髙衣紅
TOKYO MIDTOWN AWARD 2026 アートコンペ審査員総評
◆アートコンペ審査員
金澤 韻(現代美術キュレーター)/丹原健翔 (作家/キュレーター)/山出淳也(アートプロデューサー)/山田紗子(建築家)/脇田 玲(アーティスト/慶應義塾大学教授)
※審査員総評はオフィシャルサイトよりご覧いただけます。
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2026/art.html
●総括
アートコンペでは、テーマを「応募者が自由に設定」とし、東京ミッドタウンを代表するパブリックスペースであるプラザB1を舞台に、場所を活かしたサイトスペシフィックな作品を募集しました。19回目となる今回は総計295作品の応募があり、審査を経て6作品が最終審査に進みました。
作家たちは、公共空間で誰がどのように作品と出会うのかを想像しながら、自身の表現を東京ミッドタウンという場に重ね、二次審査から最終展示に至るまで作品を大きく進化させました。社会的な課題に真摯に向き合う作品から、作家自身の手の痕跡がそのまま形となった作品まで多様な表現が集まり、生成AIが急速に進歩する2026年において、人が自らの手でものをつくることの価値をあらためて見つめ直す審査会となりました。グランプリに輝いた作品は、作家自身の問題意識を東京ミッドタウンという公共空間で発信する強い覚悟が高く評価されました。
また、「パートナー賞」は、三井デザインテック株式会社より、《噴水(cafe cup)》を制作した平松可南子さんに贈られました。
TOKYO MIDTOWN AWARD 2026 トロフィー

TOKYO MIDTOWN AWARDでは、年度ごとにオリジナルの
トロフィーを制作しています。
今年度のトロフィーはデザインコンペの審査員、菅野 薫さんが
企画・ディレクションを、seccaがデザイン・製作を手掛けた作品です。
◆コンセプトや詳細情報はこちら
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2026/
◀企画・ディレクション:菅野 薫
デザイン・製作:secca (上町達也+柳井友)
展示情報
【TOKYO MIDTOWN AWARD 2026 EXHIBITION】
期間:2026年10月9日(金)~11月8日(日)
全16点の受賞・入選作品を東京ミッドタウンのプラザB1に展示
いたします。
【東京ミッドタウン・オーディエンス賞】
展示期間中、来場者の一般人気投票を実施し、展示作品の中から
「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」を決定します。
※投票結果は11月下旬にTOKYO MIDTOWN AWARDオフィシャルサイトにて発表

パートナー賞
受賞者・ファイナリストの中から、パートナー企業・機関が選出した方へ副賞としてパートナー賞が授与されます。
◎デザインコンペ パートナー賞
作品名:《やわらかい積み木》 受賞者:秋本美鈴


【パートナー企業】

Ripple Collective
●選出コメント
Nuno Abreu(Ripple Collective 創業者・グループCEO)
Ripple Collectiveが大切にしているのは、無駄のないシンプルさの中に、時代を超えて受け継がれる美しさを込めたデザインです。本作品は、持続可能なクラフトマンシップと心のこもったストーリーテリングによってその美学を見事に体現するとともに、新たな視点を通じて私たちの可能性を広げてくれる存在だと確信しております。その思いを込めて、本賞を贈呈いたします。
●パートナー賞の内容
Ripple Collectiveアブダビ社のスタジオへ招聘、展示や共同プロジェクトを行う機会
※社会情勢により内容が変更となる場合があります。
◎アートコンペ パートナー賞
作品名:《噴水(cafe cup)》 受賞者:平松可南子


【パートナー企業】

三井デザインテック株式会社
●選出コメント
村元祐介(三井デザインテック株式会社 代表取締役社長)
三井デザインテックが追求する「ウェルビーイングなくらしの実現」に向けた空間創造において、噴水や一杯のコーヒーカップをモチーフとした本作品は、まさに都市や人々の日常に瑞々しい潤いをもたらすものです。卓越した技法と立体的な造形美によって紡ぎ出されたその世界は、日々の風景を生き生きと輝かせ、新たな空間価値の創出に多大なる寄与をいただけるものと確信し、今後のさらなる協働への期待を込めてパートナー賞に選定いたしました。
●パートナー賞の内容
三井デザインテック本社での作品展示
受賞者支援
東京ミッドタウンは、受賞者・入選者の成長を継続的に支援するとともに、コラボレーションの機会を創出していくことに努めています。デザインコンペでは、受賞作品の実現化サポートや、季節イベントにおいてデザイナーとして起用。アートコンペでは、東京ミッドタウンからの作品制作委託やワークショップ開催などを通して、受賞者が活躍できる場の創出を強化しています。


【写真左】
商品化の一例 「おはなしおりがみ ORIGAMI TALE」 (2015年商品化)
遠藤可奈子作(Tokyo Midtown Award 2014デザインコンペ受賞者)
【写真右】
イベントにおける作品制作委託の一例 「世界の心臓」(六本木アートナイト2025出展)
小林万里子作(Tokyo Midtown Award 2014アートコンペ受賞者)
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「TOKYO MIDTOWN AWARD 2026」の概要、詳細は公式サイトをご参照ください TOKYO MIDTOWN AWARD公式サイト https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/ ※デザインコンペ、アートコンペの各受賞作品画像は、以下のURLよりダウンロードいただけます。 https://www.tokyo-midtown.com/press/index_press.html |
■This is MECENAT 2026認定について
東京ミッドタウンが“「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街”をコンセプトに、次世代を担うデザイナーやアーティストの発掘と支援、その先のコラボレーションを目的として、2008年よりデザインとアートの2部門で開催するコンペティション。
19年間の実施で、応募者数延べ28,771組の中から、デザインコンペでは、165組・279名(延べ172組・302名)、アートコンペでは、105組・110名の受賞者・入選者を輩出。作品だけではなく、アイデアや作品を生み出すことのできる「人」にもフォーカスするアワードへの進化を目指しています。
また、「TOKYO MIDTOWN AWARD 2026」は、芸術文化振興による豊かな社会創造活動として「This is MECENAT 2026」に認定されています。2014年から毎年認定を受けており、2016年には同協議会が主催するメセナアワードで優秀賞「東京なかつまち技芸賞」を受賞いたしました。

「This is MECENAT」は、公益社団法人企業メセナ協議会が主催する、全国各地で企業などが取り組むメセナ活動(芸術文化振興による豊かな社会創造活動)の社会的意義を示すことを目的とした認定制度です。
この認定を受けた活動はそのシンボルとして「メセナマーク」が発行され、これまでに純粋な芸術文化支援をはじめ、環境、福祉、地域活性化といった社会課題の解決に向けた取り組みなど、2014年のスタート以降、のべ1,800件以上の活動が登録されています。
東京ミッドタウンについて

東京ミッドタウンは、広大なグリーンと6つの建物からなる複合都市です。街にはさまざまなショップやレストラン、オフィス、ホテル、緑地、美術館などの施設が集まっています。
四季を感じるイベントで季節に寄り添い、いたるところに息づくデザイン・アートや
「TOKYO MIDTOWN AWARD」が発掘した若き才能にふれて新たな発見を。
そして街に根づくおもてなしで心が解きほぐされていく。それらを融合させることで
訪れた人に、上質で心地よい場所と時間を提供することを目指しています。
https://www.tokyo-midtown.com/jp/about/
三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
・「グループ長期経営方針」https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
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