「矢切の渡し」で有名な矢切地区で生産されている冬ねぎ 松戸のブランドネギ「矢切ねぎ」が旬を迎えました!
12月15日(水)には柏駅路地裏マルシェで新鮮とれたての直売も
ねぎの収穫量・出荷量ともに日本一の千葉県。江戸時代から続く、橋が無い川の対岸に渡る移動手段「矢切の渡し」でも知られる松戸市矢切地区では、名産の矢切ねぎが栽培されています。東京都との県境を流れる江戸川と、その支流の坂川の周辺にねぎ畑が広がり、太陽の光を浴びて太くまっすぐ伸びるねぎは、白い部分が太く、甘みが強いのが特徴です。全国農産物品評会では農林水産大臣賞を3度受賞し、贈答品としても人気を博しています。
矢切ねぎは、なかなかスーパーなどで購入できませんが、12月15日(水)に柏駅東口ダブルデッキで開催される路地裏マルシェでは直売が行われます。
矢切ねぎは、なかなかスーパーなどで購入できませんが、12月15日(水)に柏駅東口ダブルデッキで開催される路地裏マルシェでは直売が行われます。
●矢切地区の特徴
矢切地区は、周辺に比べると低い土地で、雨水などが集まりやすく、土に含まれる水分が多いのが特徴です。そのため、気温が下がる冬になると、土の水分が凍って硬くなります。硬くなった土の圧力でねぎがストレスを感じ、身を守ろうとして甘みを溜め込むため、甘みがとても強くなります。
●矢切ねぎの特徴
松戸市の矢切地区で生産されている冬ねぎで、明治初期から栽培されるようになり、当時の東京府砂村(現:東京都江東区)から千住ねぎの種子を譲り受け、栽培されるようになったと言われています。2007年に「矢切ねぎ」で商標登録を受けました。白い部分が長く太い根深ねぎで、甘みがあり、焼いてよし、鍋によしと言われる高級品です。糖度は11~12度あり果実とほぼ同じです。長年培われた栽培技術と、適した沖積土壌や気候を活かし、規格として白い部分を30センチ以上とするため、ねぎの種まきから出荷までには10カ月ほどかかります。
●300年続く松戸市の生産農家「カネキ近藤農園」
江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の時代から300年以上続く農家としてねぎを生産している、カネキ近藤農園では旬の矢切ねぎの収穫が最盛期を迎え、直売や全国への発送が行われています。
代表 近藤泰久さん
所在地:〒271-0096 松戸市矢切245
TEL / FAX:047-360-0245
●カネキ近藤農園の近藤さんオススメ矢切ねぎのレシピ
材料(2人分):矢切ねぎ2本、ベーコン6枚、豚バラ肉しゃぶしゃぶ用240グラム、酒200cc、水100cc、味ポン・柚子胡椒 適量
1. 矢切ねぎは4センチにカットし、豚バラ肉を巻きつけ、鍋に立たせて置く
2. 1に酒、水を入れて蓋をし、火にかけます。煮え立ったら、中弱火にし、5〜6分蒸し煮する
3. 火が通ったら、器に取り分け、味ポン・柚子胡椒をかけて完成
【矢切ねぎのアヒージョ】
1. 矢切ねぎの白い部分を3cmごとに切る
2. オリーブオイルでコトコトと弱火で10分程度(時間は個人で調節)
3. 食べる直前に塩コショウを少々かけて完成
【矢切ねぎの卵とじ】
1. 卵2個とめんつゆは予め混ぜて溶いておく
2. 1cmくらいに斜め切りにした矢切ねぎをごま油でしんなりするまで炒める
3. 溶いておいた卵を流し込み、弱火で焼く
4. 下半分に火が通り、上半分は半熟状態で完成
《保管方法》
矢切ねぎは新聞紙に巻いて冷暗所で立てて保管します。 土がついているものは、土にうずめておけばより長持ちします。使いかけの状態なら、白と緑の部分に分けてから、白い部分はビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室で、緑の部分は湿らせた新聞紙に包んで同じく冷蔵庫の野菜室で保管します。みじん切りや小口切りにして冷凍しておけば薬味にすぐに使えて重宝します。
●その他の「松戸のブランドねぎ」
松戸市では、矢切地区の矢切ねぎ以外にも、小金地区のあじさいねぎ、五香六実地区の松戸ねぎが栽培されており、「松戸のブランドねぎ」として親しまれています。
松戸市北部の小金地区で栽培される葉ねぎです。江戸時代後期に柴又周辺から伝わり、1975年に本格的に生産を開始しました。名称はあじさい寺で有名な本土寺(松戸市)に由来しています。2004年に「あじさいねぎ」で商標登録を受けています。味と彩りがよく、シャキシャキとした食感、やわらかさ、深い香りと辛みが特徴です。春ねぎ、夏ねぎ、冬ねぎと周年で収穫できます。生育期間は、夏場は3カ月、冬場は6カ月。冬場はビニールをかけて、霜よけをします。
矢切ねぎと同じ根深ねぎですが、中太で4月から7月が最盛期の夏ねぎです。30年ほど前、南部市場(松戸市)に出荷していた頃に使っていた名称ですが、「全国ねぎサミット」が松戸市で開催されるのを機に「松戸ねぎ」の名称を復活させようという取り組みで、2019年のサミットに初出品しました。根に近いほど糖度が高いのが特徴です。生産地の五香六実地区の台地部分は、水分量が少ない関東ローム層で、川に近い洪積地に比べて、ねぎ作りに向いていないと言われていますが、技術の向上と工夫で、生産を行っています。
矢切地区は、周辺に比べると低い土地で、雨水などが集まりやすく、土に含まれる水分が多いのが特徴です。そのため、気温が下がる冬になると、土の水分が凍って硬くなります。硬くなった土の圧力でねぎがストレスを感じ、身を守ろうとして甘みを溜め込むため、甘みがとても強くなります。
●矢切ねぎの特徴
松戸市の矢切地区で生産されている冬ねぎで、明治初期から栽培されるようになり、当時の東京府砂村(現:東京都江東区)から千住ねぎの種子を譲り受け、栽培されるようになったと言われています。2007年に「矢切ねぎ」で商標登録を受けました。白い部分が長く太い根深ねぎで、甘みがあり、焼いてよし、鍋によしと言われる高級品です。糖度は11~12度あり果実とほぼ同じです。長年培われた栽培技術と、適した沖積土壌や気候を活かし、規格として白い部分を30センチ以上とするため、ねぎの種まきから出荷までには10カ月ほどかかります。
●300年続く松戸市の生産農家「カネキ近藤農園」
江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の時代から300年以上続く農家としてねぎを生産している、カネキ近藤農園では旬の矢切ねぎの収穫が最盛期を迎え、直売や全国への発送が行われています。
カネキ近藤農園
代表 近藤泰久さん
所在地:〒271-0096 松戸市矢切245
TEL / FAX:047-360-0245
●カネキ近藤農園の近藤さんオススメ矢切ねぎのレシピ
【スタンディング矢切ねぎ鍋】
材料(2人分):矢切ねぎ2本、ベーコン6枚、豚バラ肉しゃぶしゃぶ用240グラム、酒200cc、水100cc、味ポン・柚子胡椒 適量
1. 矢切ねぎは4センチにカットし、豚バラ肉を巻きつけ、鍋に立たせて置く
2. 1に酒、水を入れて蓋をし、火にかけます。煮え立ったら、中弱火にし、5〜6分蒸し煮する
3. 火が通ったら、器に取り分け、味ポン・柚子胡椒をかけて完成
【矢切ねぎのアヒージョ】
材料(1人分):矢切ねぎ1本、オリーブオイル100ml、塩コショウ 少々
1. 矢切ねぎの白い部分を3cmごとに切る
2. オリーブオイルでコトコトと弱火で10分程度(時間は個人で調節)
3. 食べる直前に塩コショウを少々かけて完成
【矢切ねぎの卵とじ】
材料(1人分):矢切ねぎ 1本、卵2個、ごま油少々、めんつゆ大さじ1
1. 卵2個とめんつゆは予め混ぜて溶いておく
2. 1cmくらいに斜め切りにした矢切ねぎをごま油でしんなりするまで炒める
3. 溶いておいた卵を流し込み、弱火で焼く
4. 下半分に火が通り、上半分は半熟状態で完成
《保管方法》
矢切ねぎは新聞紙に巻いて冷暗所で立てて保管します。 土がついているものは、土にうずめておけばより長持ちします。使いかけの状態なら、白と緑の部分に分けてから、白い部分はビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室で、緑の部分は湿らせた新聞紙に包んで同じく冷蔵庫の野菜室で保管します。みじん切りや小口切りにして冷凍しておけば薬味にすぐに使えて重宝します。
●その他の「松戸のブランドねぎ」
松戸市では、矢切地区の矢切ねぎ以外にも、小金地区のあじさいねぎ、五香六実地区の松戸ねぎが栽培されており、「松戸のブランドねぎ」として親しまれています。
【あじさいねぎ】
松戸市北部の小金地区で栽培される葉ねぎです。江戸時代後期に柴又周辺から伝わり、1975年に本格的に生産を開始しました。名称はあじさい寺で有名な本土寺(松戸市)に由来しています。2004年に「あじさいねぎ」で商標登録を受けています。味と彩りがよく、シャキシャキとした食感、やわらかさ、深い香りと辛みが特徴です。春ねぎ、夏ねぎ、冬ねぎと周年で収穫できます。生育期間は、夏場は3カ月、冬場は6カ月。冬場はビニールをかけて、霜よけをします。
【松戸ねぎ】
矢切ねぎと同じ根深ねぎですが、中太で4月から7月が最盛期の夏ねぎです。30年ほど前、南部市場(松戸市)に出荷していた頃に使っていた名称ですが、「全国ねぎサミット」が松戸市で開催されるのを機に「松戸ねぎ」の名称を復活させようという取り組みで、2019年のサミットに初出品しました。根に近いほど糖度が高いのが特徴です。生産地の五香六実地区の台地部分は、水分量が少ない関東ローム層で、川に近い洪積地に比べて、ねぎ作りに向いていないと言われていますが、技術の向上と工夫で、生産を行っています。
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