100万部突破シリーズの著者・河野裕の真骨頂!血の繋がらない家族をめぐる壮大な物語『君の名前の横顔』11月11日発売
書誌詳細>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008364.html
Amazon>>https://www.amazon.co.jp/dp/4591171825/
大学読書人大賞受賞の『いなくなれ、群青』(新潮文庫nex)に始まる「階段島」シリーズが累計100万部突破のヒット、『昨日星を探した言い訳』(KADOKAWA)で山田風太郎賞の次点に入るなど、今最も注目を集める作家のひとり河野裕さん。圧倒的構成力と繊細な筆致で若い読者を虜にする河野さんの最新作『君の名前の横顔』は、血の繋がらない家族と名前をめぐる壮大なファンタジー小説です。
本書は読書コミュニティサイトの「読書メーター」で、発売前に【読みたい本ランキング第1位】(週間:集計期間2021年10月5日~11日・単行本部門)を獲得。読者の本作への期待が伺えます。
●あらすじ●
世の中のすべての悲しみを避けて歩くのも、なんだか気持ちの悪いことのような気がした。
夫を亡くし、小学生の息子・冬明を一人で育てるシングルマザーの愛。父親の死後、義母の愛と弟の冬明を見守りながらも、家族という関係に違和感を持つ大学生の楓。「世界の一部を盗む」想像上の怪物・ジャバウォックを怖れ、学校に行きたがらない冬明に二人は寄り添おうとするが、「紫色の絵具がなくなったんだ。ジャバウォックが盗っちゃったんだよ」と冬明が告げた日から、現実が変容していく。
- 全国の書店員さんから感動の声、続々!
●紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
現実と空想が織り交ざったような世界観が儚く優しく美しい。その“秘密”にふれた時、今まで感じたことのない神秘的な感情で心を包まれました。
自分とは、家族とは何なのか…人と人とのつながりや絆について考えさせられる、心を洗うような作品です。
●未来屋書店明石店 井村有希さん
久しぶりに頭痛を覚えるほどに泣いた作品でした。
血の繋がり、家族の在り方、愛情とは、何が正しくて何を悪とするのか、そもそも正しいって何だ?
大切なことがたくさんたくさん詰まっている。
今とっても幸せな人も、悩んでばかりでしんどい人も、どうか、一人でも多くのひとにふれてもらえますようにと願わずにはいられない。
●丸善丸広百貨店東松山店 本郷綾子さん
何かが欠落したままでもいいのだと、背中を押された気がしました。
居場所がないと思っていた世界の片隅に、「ここにいてもいい」と思える場所を作っていこうと感じられた作品です。
●未来屋書店名取店 高橋あづささん
子どもの名付けなんて親の願いのかたまりだと思っていました。
子どもは親の所有物ではない、親とは別人格のひとりの人間だと分かっているはずなのに、つい自分にとって都合のいい方向へ連れていきそうになってしまいます。
親子だけど、家族だけど、ひとりの人間として尊重しあえたら、きっと優しい世界が見えてくると思います。
リアルとファンタジーの境目あたりを、絶妙なバランスで描くところはさすが河野先生だなぁと思いました。
- 河野裕さんが本書に込めた想い
だから生まれる強固な愛は、危うさも含んでいる。まるで自分自身を自由にして良いように、我が子も自由にして良いのだと錯覚してしまうから。
その「ベースに愛(あるいは正義)がある価値観の強要」に名前をつけようとしたところから、本作は始まった。そして名前を得た「それ」は、書き終えると世界を覆うほどのサイズになっていた。「それ」は親子間に限らず、人の社会のどこにだって現れる怪物のようだった。
けれどこの小説は、親から子への愛を否定するために書いたわけではない。むしろ全力でその愛を肯定するために書いた。私が(自分自身に対しても)危ういと感じていることに充分注意しながら、それでも親子、あるいは家族という関係は素晴らしいのだ、と言いたかった。
本作は親としての私が子に宛てたラブレターで、子としての私が親に宛てたラブレターでもある。私は家族を愛している。
河野裕
●著者プロフィール●
河野裕(こうの・ゆたか)
徳島県生まれ、兵庫県在住。2009年角川スニーカー文庫より『サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー。主な著作に「サクラダリセット」シリーズ、「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ、『ベイビー、グッドモーニング』、15年に大学読書人大賞を受賞した『いなくなれ、群青』から始まる「階段島」シリーズ、「さよならの言い方なんて知らない。」シリーズ、山田風太郎賞候補となった『昨日星を探した言い訳』などがある。
- 書誌情報
『君の名前の横顔』
河野裕 著
発行元:ポプラ社
発売:2021年11月
ページ数:382ページ
定価:1870円(10%税込)
世の中のすべての悲しみを避けて歩くのも、なんだか気持ちの悪いことのような気がした――
『いなくなれ、群青』、『昨日星を探した言い訳』の著者が描く、家族とは、常識とは何かを問い直す、壮大で全く新しい傑作小説。
書誌詳細>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008364.html
Amazon>>https://www.amazon.co.jp/dp/4591171825/
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