アフガニスタンの復興支援に半生を捧げた中村哲医師の証言録『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 』のカバー公開と予約開始。自伝『天、共に在り』も重版決定で累計10万部に。
2021年9月13日、故・中村哲医師の証言録である新刊『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」』のカバーデザインが公開されました。また各書店で予約受付も開始しています。同時に、止まない反響を受け、中村医師の自著『天、共に在り』の重版が決定し、累計10万部を突破いたしました。
- 「セロ弾きのゴーシュ」に重ねた想いとはーー 新刊には貴重な証言が満載
- 読者や書店からの反響を受け、自伝『天、共に在り』は累計10万部を突破
担当編集者が本書制作時の中村医師とのやり取りを回想した寄稿文「中村哲さんとの思い出」も、NHK出版WEBマガジン「本がひらく(https://nhkbook-hiraku.com/n/n58f84ead1aa2)」で公開中です。
中村医師の実直な人柄がうかがい知れるエピソードも、ぜひご一読ください。
――――
最近になって、初版時の帯のメインコピーについて尋ねられる機会が増えてきました。そのコピーとは、「道で倒れている人がいたら手を差し伸べる――それは普通のことです」というもので、(中略)あの言葉の出典は何かと聞かれるようになったのです。実はあの一文は、『天、共に在り』や中村先生のほかの本に出てくるものではありません。私が何度かうかがった先生の講演会で幾度となく耳にしたのが、あの言葉だったのです。
ーー(特別寄稿より抜粋)
――――
- 商品情報
『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」~中村哲が本当に伝えたかったこと』
出版社:NHK出版
発売日:2021年10月25日
定価:1,760円(税込)
ISBN:978-4-14-081879-4
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140818794/
既刊
第1回 城山三郎賞受賞・第4回 梅棹忠夫 山と探検文学賞受賞
『天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い』
出版社:NHK出版
発売日:2013年10月26日
定価:1,760円(税込)
ISBN:978-4-14-081615-8
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140816155
- 著者
中村 哲(なかむら・てつ)
1946年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。日本国内の診療所勤務を経て、84年にパキスタンのペシャワールに赴任。以来、ハンセン病を中心とした貧困層の診療に携わる。86年よりアフガニスタン難民のための医療チームを結成し、山岳無医地区での診療を開始。91年よりアフガニスタン東部山岳地帯に3つの診療所を開設し、98年には基地病院PMSを設立。2000年からは診療活動と同時に、大旱魃に見舞われたアフガニスタン国内の水源確保のために井戸掘削とカレーズ(地下水路)の復旧を行う。03年より09年にかけて全長25キロメートルに及ぶ灌漑用水路を建設。その後も砂嵐や洪水と闘いながら沙漠開拓を進めた。マグサイサイ賞「平和と国際理解部門」、福岡アジア文化賞大賞など受賞多数。アフガニスタン政府から名誉市民権を授与。著書に『天、共に在り』『ペシャワールにて』『医者 井戸を掘る』『医者、用水路を拓く』『希望の一滴』など。2019年12月4日、アフガニスタンのジャララバードで凶弾に倒れる。享年73。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像