自分の気持ちにふたをしないで！子どもたちの心に寄り添う絵本『しらんぷりひめ』発売！

児童書出版社、株式会社岩崎書店（代表取締役社長：小松崎敬子、東京都文京区）は『しらんぷりひめ』（チェ・スッキ　さく／オ・ヨンア　やく）を2025年5月21日に発売します。

株式会社　岩崎書店

2025年5月21日 10時00分

岩崎書店商品ページ：https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10133604.html

本当は思っていることがあるけれど、気持ちをうまく言葉に表せない。だから、この気持ちにしらんぷりしてしまう。こんな経験みなさんも一度はあるのではないでしょうか。

本作に出てくるおひめさまも、その一人です。なかなか表に感情を出せずに悩んでいるおひめさまのまわりには、同じ思いを抱えた、ことり・あかちゃんねずみなどたくさんの仲間たちが集まってきてくれます。みんなが集まり、それぞれに自分の気持ちを打ち明けると…。

「むかしむかし　あるところに」と昔話のテイストではじまる本書ですが、お姫様が遊ぶおもちゃは現代にもあるようなものも登場するので、ぜひお子さんと一緒に探してみてください。

著者のチェ・スッキさんの可愛らしくて優しいイラストと、訳者のオ・ヨンアさんの前向きな気持ちにさせてくれる温かい翻訳が、読み終わったあとに一歩踏み出す勇気を与えてくれるような、そんな絵本になっています。

内容紹介

むかしむかしあるところに、小さなおひめさまが住んでいました。王様とお妃さまは、おひめさまをとても大切にしていました。ところがある晩、おひめさまはおそろしい音で目をさましました。

おひめさまは何がおきたのか気になってしかたありませんでしたが、しらんぷりして朝ごはんを食べました。

その後も、おひめさまはしらんぷりしようとしますが、同じ悩みの友だちがやってきて…

自分の気持ちにふたをしないで、外に出してみましょう。
感情を表に出したら、もしかしたら状況が好転するかもしれません。
大人は、大人同士のケンカで子どもたちが内心傷ついていることを忘れないようにしたいですね。

◉内容紹介動画：https://www.youtube.com/watch?v=7lz_WzMWAc4

※訳者のことばより（帯分より一部抜粋）

我が家の二人の娘が小さな頃から大好きだったチェ・スッキさんの絵本の世界。なかでも本作は「いったい、いつ翻訳してくれるの？」と、毎日のようにせがまれていた一冊です。この度、こうして目にも心にもやさしさが灯るような素晴らしい絵と、子どもの心も、大人の心もお見通しのチェ・スッキさんのストーリーを日本のみなさんにご紹介することができて、心よりうれしく思います。