【西武池袋本店】長澤耕平 日本画展 -彼岸の街-　7月24日（水）から開催

■会期：2019年7月24日（水）～30日（火）■会場：西武池袋本店 ６階　アート・ギャラリー　※最終日は、当会場のみ午後４時にて閉場いたします。

第2回Will+s展にて最高賞のWill+s展賞を受賞した長澤耕平氏の西武池袋本店での個展を開催します。
1985年生まれの作者は、東京藝術大学大学院博士後期課程在籍時に、論文「フロウする身体としての都市」を著し博士号を取得、現在は同大学日本画研究室において非常勤講師として勤める傍ら、創画会に出品し活躍しています。自ら街路を歩くことにより得た感覚を生かして描かれる俯瞰図は、日本美術の伝統を踏まえながら知的な構成で描かれ、また道々に見られる何気ない草花を自然な目線で捉えた作品も独特の静かな情緒を湛えています。日本画の可能性を追求し、創画会の明日を担う俊英作家の作品世界をご紹介する展覧会です。
＊Will+s展は、そごう・西武と創画会若手会員有志とが協力し作家と百貨店美術の”意思”を世に出す展覧会です。

【長澤 耕平 profile】
1985年　東京都生まれ
2009年　安宅賞（東京藝術大学）
2010年　東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2011年　第38回創画展 初入選（以後毎年）
2012年　東京藝術大学大学院美術研究科日本画研究分野修了
2012年　修了作品東京藝術大学買い上げ、メトロ文化財団賞
2012年　平山郁夫文化芸術基金奨学金授与
2012年　第39回創画展 奨励賞（'13）
2013年　第39回春季創画展 初入選（以後毎年）
2015年　東京藝術大学大学院博士後期課程修了、博士号取得
2015年　野村美術賞 修了作品東京藝術大学収蔵
2016年　第42回春季創画展 春季展賞（'19）
2017年　第2回Will+s展 Will+s展賞/西武アート・フォーラム

【作品例】

• 「蛍坂の風景」

サイズ：30号F、岩絵具・膠・和紙
谷中の蛍坂は、江戸時代坂下の宗林寺付近が蛍沢と呼ばれる蛍の名所だったことに由来します。向うに見える街並みは本郷大地へと登っていく千駄木の風景です。坂＝境をはさんで彼岸の街並みを憧れのような郷愁のような気持ちでながめます。

 

• 「線路沿いの階段」

サイズ：30号F、岩絵具・膠・和紙
日暮里駅の線路脇、台地の縁に細い線路がへばりついています。左の木立は谷中の霊園。ふたつの平行する「道」の行く末について思いを馳せます。

 

• 「草々生フル図」

サイズ：8号P、岩絵具・膠・和紙
路傍の雑草をよく描きます。この絵に関しては、何もないところからひとつかみの綺麗な石が転がり出てくるようなイメージです。

＜展覧会概要＞
■タイトル：長澤耕平 日本画展 -彼岸の街-
■会期：2019年7月24日（水）～30日（火）
■会場：西武池袋本店 ６階　アート・ギャラリー
※最終日は、当会場のみ午後４時にて閉場いたします。

…西武池袋本店…
住所：〒171-8569 東京都豊島区南池袋1-28-1
電話番号：03-3981-0111（大代表）
営業時間：10:00～21:00 ＊日・祝休日は～20：00（不定休）
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