坂東玉三郎が「愛の讃歌」を披露『越路吹雪を歌うスペシャルコンサート「愛の讃歌」』製作発表会見を開催
2月28日 – ブルガリ銀座タワー プライベート ラウンジにて歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが、『越路吹雪を歌うスペシャルコンサート「愛の讃歌」』の製作発表会見に出席しました。同コンサートは、4 月~5 月にかけて、NHKホール(東京)、フェスティバルホール(大阪)などで開催されます。
コンサート「愛の讃歌」は、越路吹雪さんが残した歌の遺産、歌のバトンを次の世代に引き継ぐという熱い思いのもと、玉三郎さんが、元宝塚トップスター、ミュージカル俳優とともに送る、スペシャルコンサートで、アコーステイック編成のオーケストラとともに、シャンソン、ミュージカルの名曲を届けます。
コンサート「愛の讃歌」は、越路吹雪さんが残した歌の遺産、歌のバトンを次の世代に引き継ぐという熱い思いのもと、玉三郎さんが、元宝塚トップスター、ミュージカル俳優とともに送る、スペシャルコンサートで、アコーステイック編成のオーケストラとともに、シャンソン、ミュージカルの名曲を届けます。
世界的に賞賛を受ける、五代目坂東玉三郎の活躍はもはや歌舞伎界にとどまりません。2017 年3月には、敬愛してやまない越路吹雪さんの三十七回忌追悼特別公演にご出演。越路吹雪さんの晩年の代表作でもあった
アズナヴールの名作「妻へ」を熱唱し、シャンソニエとしての評価を高めました。11 月には、シンガー・玉三郎の根幹を表したアルバム『邂逅 ~越路吹雪を歌う』の発表に至っています。
『越路吹雪を歌うスペシャルコンサート「愛の讃歌」』は、この『邂逅 ~越路吹雪を歌う』の発売を記念して行われるもので、玉三郎さんをはじめ、6 人の元宝塚歌劇団トップスターと、ミュージカル界の注目のスター、海宝直人さんが参加を果たすこととなりました(公演本番は全国各地で出演者が異なります)。玉三郎さんとシャンソンがなかなか結びつかないかもしれませんが、「ある程度の年齢になると、声がでにくくなるんです。そこで15 年くらい前からボイストレーニングを始めました。10 年ほどたった頃、『ここまでやったのなら、歌ってみれば』と言われて」と、歌をはじめたきっかけについてもあかしました。
製作発表会見では、玉三郎さんをはじめ、コンサートに出演する真琴つばささん、姿月あさとさん、大空ゆうひ
さん、水夏希さん、霧矢大夢さん、凰稀かなめさん(元宝塚歌劇団トップスター)、海宝直人さん(ミュージカル俳優)が参加しました。玉三郎さんは「お恥ずかしながら」と、「愛の讃歌」を披露し、その後、一同で「すみれの花咲く頃」を歌った。「すみれの花咲く頃」は、越路吹雪さんも在籍していた、宝塚歌劇団を象徴する楽曲です。歌唱のあと、玉三郎さんは、「70 年代後半に、越路さんが一人で歌われていたことを覚えています。とても印象的でした」と過ぎし日に思いを馳せました。
玉三郎さんは越路さんについて、「若い頃からあこがれの存在。越路さんのコンサートには何度も通い、日生劇場では、(越路のマネージャーを務め、また、「愛の讃歌」をはじめ越路が歌ったシャンソンの訳詞を手がけた)
岩谷(時子)さんにチケットを切ってもらったこともあります。どのくらい前に楽屋入りするか、家での過ごし方、作曲家との付き合い方など、越路さんの舞台裏を勉強して、舞台人のあり方を学びました。越路さんが、50、60 年代に歌った歌は、今の人たちにとっては、新曲に近いかもしれません。心の入った歌を歌います」と意気込みました。また、ほかの出演者もそれぞれコンサートへの抱負、越路吹雪さんへの思いを語りました。
「越路さんがいいたからこその企画。越路さんへの感謝を込めてつとめたいと思います。私は生前の越路さんにお会いしたことのないので、玉三郎さんから越路さんのエピソードをお聞きするのも楽しみにしています」
(真琴さん)
「大好きな越路さんの歌を歌えるのは幸せ。心をこめて歌います。越路さんが宝塚出身であることをご存知でない方もいらっしゃると思いますが、ドラマも放映され、注目されている今、いいタイミングでのコンサートだと思います」(姿月さん)
「録音や録画されたものからでも、越路さんの思いは伝わってきます。生きるエネルギーを歌に注ぎこんでいたのだと思います」(大空さん)
「同じ時代に生きられることが光栄だと感じていた、玉三郎さんと一緒の舞台に立てるのは夢のようです。緊張しています」(水さん)
「このような場に立たせていただいて光栄です。私たちの歌への思いを伝えたいです」(霧矢さん)
「大先輩である越路さんの歌を、上級生や海宝さんと歌えるのがうれしいです」(凰稀さん)
「今まで歌ったことのないジャンルの歌を歌えるのは本当に楽しみです。越路さんのことは、もちろん存じ上げていましたが、今回改めて録音を聴き、歌い手として目指すべき方だと実感しました」(海宝さん)
コンサートでは、越路吹雪さんが歌った歌はもちろん、越路さんも生前、数々の作品に出演した、ミュージカルの楽曲も歌われる予定です。唯一、玉三郎さんとともに、全公演に出演する真琴さんからは、「玉三郎さんがあの曲を? という意外なミュージカルナンバーも、私たちと一緒に披露します」という発言もとびだしました。また、玉三郎さんは衣裳にも相当こだわっているとのことで、「間もなく、イタリアから生地が届きます。みなさん、背が高いので、舞台で映えると思います」(玉三郎)。衣裳も見どころのひとつとなりそうです。
コンサートは、4月8日(日)、群馬・伊勢崎市文化会館の公演を皮切りに、全国11カ所を予定しております。
ブルガリは、『越路吹雪を歌うスペシャルコンサート「愛の讃歌」』を協賛しております。
<公演概要>
タイトル:坂東玉三郎 越路吹雪を歌う特別コンサート「愛の讃歌」
日程・会場・問い合わせ
4月8日 群馬県伊勢崎市文化会館 0270-23-6070
4月12日 東京・NHKホール 0570-550-799
4月29日 山口県周南市文化会館 0834-22-8787
4月30日 広島県上野学園ホール 082-221-7116
5月3日 大阪・フェステイバルホール 0570-200-888
5月13日 神奈川ハーモニーホール座間 046-255-1100
7月28日 仙台・河内萩ホール 022-211-1332
関連サイト:https://kyodotokyo.com/tamasaburo
写真:岡本隆史
文:長谷川あや
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