キヤノンマーケティングジャパンとホーチキ、ネットワークカメラと入退室管理システムの連携システムで協業を強化

キヤノンマーケティングジャパン株式会社（代表取締役社長：坂田正弘、以下キヤノンMJ）とホーチキ株式会社（代表取締役社長：山形明夫、以下ホーチキ）は、ネットワークカメラと入退室管理システムの連携システムで協業を強化します。

　近年、セキュリティへの意識が高まっており、オフィスビルや商業施設などには、ネットワークカメラや入退室管理システムの導入が増えています。しかし、ネットワークカメラや入退室管理システムは別の設備として構築されているため、緊急時にそれぞれのクライアント装置（以下、PC）の操作をしなければならなかったり、各設備が持つ時刻情報が異なる場合にログの照合に時間がかかったりするなど、迅速な確認がしにくくなっていました。
特に、建物の規模が大きくなるほど管理が複雑化し、「今、どこで何が起きているか」を把握しにくく、日々の運用を効率的に行うために同じ防犯目的の設備を統合したいという要望が増えてきています。

　ホーチキはこのたび、入退室管理システム「id・Techno for Professional II」をキヤノンMJが販売するネットワークカメラのビデオ管理ソフトウェア「XProtect」と簡単に連携できるよう機能拡張しました。これにより、PCからネットワークカメラと入退室管理システムのどちらも遠隔操作できるようになるため、日常的な管理が一元化され、利用者の利便性が向上します。

　首都圏の再開発や2019年以降に国内で開催される世界的なスポーツイベント、EC市場の拡大に伴い、大規模なオフィスビルや商業施設、ホテル、物流倉庫などの建設が増えています。また、高度経済成長期に建築された建物は更新期に入り、リニューアル工事が増えています。

　ホーチキは、火災防災・防犯分野で製品の研究開発・製造・販売・施工・メンテナンスまで一貫体制で展開しており、建設業界において自動火災報知設備や入退室管理システムなどの弱電設備に関するノウハウを保有しています。

　また、キヤノンMJは、ビデオ管理ソフトウェア「XProtect」を軸に、ネットワークカメラと、各分野で高い技術や知見を持つアライアンスパートナーのデバイスや業務システムなどを連携させることで、お客さまのニーズに合わせた映像ソリューションを提供します。

　両社は今後、互いの強みを活かしながら営業面と技術面で連携を強化し、今回の連携システムにとどまらない総合的な防災・防犯ソリューションの提供を目指していきます。

＜これまでの運用＞

＜連携システム導入後の運用＞
　使用例1）入退室管理パソコンからカメラ映像を表示

使用例2）カメラ管理パソコンで映像を確認しながら電気錠や連動設備を遠隔操作

＜各社の説明＞
キヤノンマーケティングジャパン株式会社（http://cweb.canon.jp/corporate/）
キヤノンMJは、中期経営計画の成長戦略として映像ソリューション事業の拡大に注力しています。キヤノンやアクシスのネットワークカメラとマイルストーンシステムズ社の映像管理基盤を軸に映像を活用したソリューション提案を全国で展開しています。

ホーチキ株式会社（https://www.hochiki.co.jp/）
ホーチキ株式会社は、日本で最初の火災報知機メーカーとして1918年に創立され、2018年4月2日に創立100周年を迎えました。当社の事業展開エリアは、世界129の国と地域に広がっています。「人々に安全を」「社会に価値を」「企業をとりまく人々に幸福を」を経営理念として掲げ、災害による犠牲者がゼロの世の中を目指し、挑戦を続けてまいります。