SSFF&ASIA 2026が開幕!是枝裕和監督、齊藤工さん、髙比良くるまさん、森川葵さん、前田旺志郎さん、濱正悟さん、朝日奈寛さん、長浜広奈さん、本望あやかさんなど豪華ゲストがオープニングに登場!
齊藤工さん「ラーメンの“出汁”から見えた映画の本質」を語る初監督を務めたくるまさん「“お笑い”と“映画”を掛け合わせた新たな表現に挑戦」

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2026」(SSFF & ASIA)は、映画祭開幕を祝し、2026年5月25日(月)にMoN Takanawa: The Museum of Narrativesにて、レッドカーペットセレモニー&オープニングセレモニーを開催しました。28回目を迎えた映画祭の今年のテーマは、「シネマエンジニアリング」。”カメラ、照明、音響、そしてAI。それらを緻密に組み合わせ、観客の心に届く体験を組み立てる”。今年の映画祭は、そんな「設計学」としての映画に光を当てます。今年は、世界100以上の国と地域から約5,000点もの応募の中から、選りすぐりの約250作品をリアル会場&オンライングランドシアターで楽しむことができる映画祭がスタートしました。
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たくさんの観客も集まったレッドカーペットセレモニーには、華麗なファッションに身を包んだ豪華なゲストが登場。初めての試みとして、レッドカーペット上でコメントをいただきました。最初に登場したのは、ショートショート フィルムフェスティバル & アジアの代表を務める俳優・別所哲也と、映画祭アンバサダーのLiLiCoさん。別所は、「おかげさまで1999年からスタートしたこの映画祭は、28年目を迎えました。今年も本当に多くのお客さまがいらっしゃって下さり、こうやってオープニングを迎えることができました。」と挨拶し、 LiLiCoさんは、「映画祭のアンバサダーを2014年から始め、13年。自分の中で体感としては、6年目くらいなのでちょっとゾッとしました。2014年から13年ね、長い長い!」と明るく歴史を振り返り、スタートしました。
<レッドカーペット登壇者一部抜粋>


「超十代」からは、十代の視点でショートフィルムの魅力を広める映画祭ナビゲーターの長浜広奈さん、本望あやかさん、そして藤井恋さん、藤原暖さんが登場。初めてのレッドカーペットで、フライング登場し引き返すというかわいいハプニングが起きた長浜さんは、「レッドカーペットに立つのが夢だったので、いま夢の中にいるみたいで気持ちがいいです!」、続いて本望さんは、「緊張してるなって思ったんですけど、ハプニングのおかげもあって、今だいぶリラックスした状態でこのカーペットに立てているので、すごい楽しいです!」と初々しくコメントをしました。


『BREAK SHOT』からは、初監督を務めた令和ロマン・髙比良くるまさん、森川葵さん、前田旺志郎さん、高橋侃さん、遠藤雄斗さん、サルゴリラ・児玉智洋さん、そして令和ロマン・松井ケムリさんも登場しました。注目してもらいたい作品ポイントについて聞かれたくるまさんは、「サルゴリラの児玉さんを主演にお迎えし、豪華なキャストの中、児玉さんの魅力を最大限伝わるように撮られた作品なので、ぜひ観ていただきたいです。」とこだわりを熱弁。続いて、今日のファッションポイントを聞かれると「色々なところに穴が空いていると・・」と話し始めると、ケムリさんからは、「森川さんだろ」っとテンポよいツッコミが。改めて森川さんから、「今日のドレスは、後ろを前にして着ることもできるリバーシブルなんです。それがすごい素敵で、特徴的な黒のドレスにいろんなジュエリーを合わせてみました。」と笑顔で回答。さらに、今回の相方の活躍について聞かれたケムリさんは、「僕、騙されてこの映画出させられたので、自分がなぜここにいるのかもわかってないです。すごい。助けてください! 」とコメントし、会場の笑いを誘いました。


本年度の注目特集である、世界の多様な価値観を人間にとってユニバーサルな「食」の視点でつなぐ「カリナリープログラム:食の記憶」。友情を紡いだ4人の少女たちの物語『私たちが麺処まろに通うまでに至った件』にてプロデューサーを務めた齊藤工さん、朝日奈寛さん、小山巧監督、梨里花さん、大野嘉悦さん、一萬田心都さんが登場。作品を楽しみにしているファンへ向けて齋藤さんは、「朝日奈寛さんがコロナ禍に向き合った“ラーメン”を通して、映画の未来や短編映画の可能性を感じた作品です。素晴らしいキャストの皆さんが青春群像を演じていますので、ぜひ心と舌で味わっていただけたら嬉しいです。」とメッセージを送りました。朝日奈さんは、「大学時代に京都でショートショート フィルムフェスティバルを見に来ていた自分が、まさかこの場所に立つとは思っていなかったです。この映画を見て、皆さんがラーメンを食べたくなってくれたら嬉しいです。」と語りました。
<オープニングセレモニー 一部抜粋>

オープニングセレモニーでは、4つの受賞発表やプロジェクト発表を行いました。
昨年発足した、栄誉あるTAKANAWA GATEWAY CITY AWARDの受賞者には、是枝裕和監督が選ばれました。是枝監督は、「30年監督をやってきて、現場からどういう風に人を育てていくか、環境の外側をどう充実させていくか、を取り組んでいかないといけないと考えるようになっています。僕は今年、映画が2本公開になるのですが、1本は立場が逆転して大学の教え子がプロデューサーとして手を引いてくれており、このような賞はとても励みになります」と、受賞への想いを話しました。

ショートフィルム文化の普及に寄与したことを称え、映画祭からの特別賞を授与した『ワールド イズ ダンシング』からは、主演声優の花守ゆみりさん、土屋神葉さん、黒柳トシマサ監督、アニメーションプロデューサー 溝口侃さんが代表して登壇。花守さんは、「今まで続いてきた日本の誇るべき芸能を、色々な世代の方に楽しんでいただける作品だと思うので、このような場所で評価いただけたことを本当に心から誇らしく思います。」と受賞の喜びと感謝を伝えました。黒柳トシマサ監督は、「この作品は、アニメーション化したいという熱い情熱から生まれ、その情熱に惹きつけられるように僕たちが集まってきました。猿楽が「能」に昇華していく過程を描いていますが、600年の時代を超え、「アニメーション」で能をどう表現するのか、という日々の葛藤が、この話と同じことをしているのではないか、と思っています。能をテーマにしつつも、根本には創り続けるその精神のあり方に焦点を当てたつもりです。」とアワードへの思いを述べました。


令和ロマンのくるまさんが「せっかく作るなら、その場限りの映像ではなく、映画祭を目標にできるような本気の面白い映像を作ってみたい」という想いで創り上げた作品『BREAK SHOT』からは、髙比良くるまさん、森川葵さん、前田旺志郎さん、サルゴリラ・児玉智洋さん、高橋侃さん、遠藤雄斗さんが登壇。くるまさんは、「単独ライブで、ネタとネタの間に流す幕間映像として、何か面白いことができないかという思いから始まった作品です。漫才ではできないような表現やお笑いを詰め込めたらいいなという思いで、作らせていただきました。映画制作は初めてでしたが、知り合いのプロデューサーや、芸人の先輩でもある児玉さんをはじめ、多くの方に協力していただきながら形になった作品です。」と作品を説明しました。同じく芸人仲間で、主演を務めた児玉さんは、「くるまさんは、芝居のダメ出しも言葉だけではなく、自分で実際に演じながら伝えてくれたので、すごく分かりやすかったです。ただ、その場でどんどん新しいアイデアを思いついて演出が変わっていくので、結果的には分かりづらかったです(笑)」とくるまさんの監督として触れました。続けて、森川さんは、「普段の漫才でもお芝居のような表現を取り入れているからこそ、こうしてほしいという演出を、くるまさん自身が実際に体現しながら伝えてくれました。私はとても分かりやすく、撮影しやすい環境でした。」と撮影現場でのくるまさんとのやり取りを振り返りました。芸人としても活動歴がある前田さんは、 「小学生の頃に少し漫才をやっていたこともあり、くるまさんの演出には芸人ならではの感覚を感じました。キャラクターの絶妙なニュアンスや、芸人らしい間の使い方が本当に上手で、一緒に作品を作る中で改めてさすがだなと思いました。」と共演を通して感じた芸人同士ならではの感覚を語りました。
さらに、撮影を振り返り、高橋さんからは「実際にくるまさんとスタッフの皆さんが、事前に首都高で撮影した映像を使っていたので、バーチャル背景でしたが本当に4人でドライブしているような感覚でした。スタジオには大掛かりなセットが組まれ、スタッフの方が車を押してくださるなど、普段なかなか経験しない撮影が多くて、楽しい経験でした。」と撮影時のエピソードを話り、遠藤さんからは 「YouTuber役を演じるにあたって、どんな人物像にするかを、くるまさんと楽屋で細かく話し合いました。時には穿った視点も交えながら、深掘りして役を作っていけたので、とても印象的でした。」と振り返りました。最後に、今後映画監督として挑戦したいことを聞かれたくるまさんは、「これまで短編映画を見る機会もほとんどなかった中で、今回制作にあたってさまざまな作品に触れ、短編映画は展開のテンポ感などがお笑いのネタにも近く、とても面白いと感じました。芸人として培ってきた感覚を映画にも生かせる可能性を感じています。今後は、お笑いと映画をうまく掛け合わせた作品づくりにも挑戦していけたら」と語りました。
今年新たに追加されたプログラムの「カリナリープログラム:食の記憶」からは、齊藤工さんがプロデュースするショートフィルム『私たちが麺処まろに通うまでに至った件』を代表して、プロデューサーの齊藤工さん、小山巧監督、朝日奈寛さん、梨里花さん、大野嘉悦さん、一萬田心都さんが登壇。企画の始まりについて聞かれた齊藤さんは、「朝日奈寛がコロナ禍にラーメンと向き合い、そのラーメンを食べた1口目で彼の人間性とか向き合い方とかが伝わってきた気がして、俳優業と乖離させずに形にするべきだと10年以上の仲間としても思いました。それと同時に、別所さんと共演させていただいた作品もラーメンをモチーフにしており、その点と点が繋がって今回の企画に向かっていった経緯です。」と説明しました。また、ラーメンを食べるシーンが印象的な本作品について、小山監督は、「ラーメンをより美味しそうに見せるのは、誰と食べてるとかシチュエーションによって変わってくると思っているんです。今回は4人の素晴らしい俳優陣が、本当の仲間の感じを演じていて自然な表情と撮れたのかなと思います。」と制作過程でのこだわりを話しました。続けて、俳優として活動しながら、実際に厨房に立つ『麺処まろ』の店主の朝日奈さんは、「飲食と俳優業の共通点は”いかに準備ができるか”という陰ながらの努力をいかに積み重ねられるかが1番肝になっていると思っています。ラーメン屋では、演じる上での人間観察も兼ねて演技の引き出しを蓄えられるようにしています。」と笑顔でコメント。梨里花さんは、「コロナ禍が明けて久しぶりに再開するというシーンの撮影で、実際にマスクを外して思い切り話したときに心が吹っ切れた感じがして、実際の自分と重なるところがすごくありました。」と撮影を振り返りました。さらに、“長編化“への構想について聞かれた齋藤さんは、「脚本自体は出来上がっている部分もあります。映画たる深み、重み、いわゆるラーメンの出汁の部分をもっと学ぶべきなんじゃないかと、長編短編問わず見直して映画と向き合いたいと思いました。ラーメンというIPの強さも世界に届けたいという構想があります。」と真剣な表情で語りました。
エイベックス・マネジメント・エージェンシーが手掛けるクリエイティブ・プロジェクト「avex management agency ACTORS STAND vol.2」では、マネージャー陣プロデュースの短編映画の第1弾企画『しろくま』を代表して、濱正悟さん、木村聡志監督が登壇。作品に対する最初の印象を聞かれた濱さんは、「長年担当してくれているマネージャーと“いつか一緒に作品を作りたい”と話していた中で実現した企画だったので、とても嬉しかったです。作品はとても平和で穏やかな空気感が流れていて、自分自身も今までで一番脱力して現場にいられました。シリーズ第1弾として責任を持って役を全うしたいと思います」と話しました。木村監督は、「以前から濱さんとはいつか一緒に仕事をしたいと思っていた中で今回の企画をいただき、今までにない濱さんの一面を見せたいという想いで物語を作りました。」とコメント。「濱さん演じるしろくまは、掴みどころのないキャラクターで、撮影中も今どんなことを考えているんだろうと感じる瞬間が多く、その予想不能さがとても魅力的でした。濱さんにしか表現できないキャラクターになったと思います。」と作品への想いを話しました。


オープニングセレモニーでは、「東京国際映画祭」のフェスティバル・ディレクター久松猛朗さんからのご挨拶があったほか、J-WAVEリスナー100名によって選出された「サウンド」がユニークで効果的な役割を果たしているJ-WAVE SOUND OF CINEMA AWARDでは、Selma Alaoui(セルマ・アラウィ)監督と、Bruno Tracq(ブリュノ・トラック)監督による『サミア』の受賞が発表されました。
また、「過去にショートショートフィルムフェスティバル&アジアへ応募したことのあるすべての日本作品」を対象に、クリエイター同士が投票して決定したDCPアワードでは、株式会社ディーカレットDCP 代表取締役社⻑ 平子惠生さんが登壇し、羽部空海監督による『DOCOOK』の受賞が発表されました。
さらに、SSFF & ASIAがパートナー連携を開始する、「横浜国際映画祭」と「WORLD AI FILM FESTIVAL」についても紹介され、音楽家・菅野祐悟さんが監督を務めた作品『Symphony No.0』と、「WORLD AI FILM FESTIVAL 2026」 ベストAIフィルム賞 受賞作品『リライト』、ベストAIアニメ賞とグランプリのW受賞作品『This is me』を特別招待作品として上映することを発表。
別所が特別審査員として参加したTYO学生ムービーアワードの金賞作品『赤のあいだ』、銀賞作品『スマホゾンビ』も特別招待作品として上映することが紹介されました。
続けて、短編小説を公募するブックショートアワードでは、浜矢スバルさんによる『物語の生まれる場所』の大賞受賞を発表。クリエイターのためのプラットフォーム「LIFE LOG BOX」上で一般公募された、SSFF & ASIA 2026 PR ムービー コンテストでは、今年のSSFF & ASIAのテーマである「シネマエンジニアリング」を想起させるプロモーション動画として、カナタクさんによる作品を優秀賞として発表しました。
最後に、代表の別所哲也は、「オープニングでAIの作品に出演しましたが、これから演技や表現が進化している中で、映像作家の皆様がどのようなものを作られるのか、アメリカのアカデミー賞公認の映画祭として、しっかりとお届けしてまいりたいと思います。明日からの映画祭にぜひ足をお運びいただけますようよろしくお願いします。」と熱く語り、本セレモニーは幕を閉じました。
※本セレモニーのアーカイブはYouTube( https://www.youtube.com/watch?v=wq2uBT0pUTo )にて視聴可能です。ぜひ、ご覧ください。
AI別所哲也が切り拓く、映画の新時代 『Cinema Traveler』

東京の路地裏で迷い込んだ、見覚えのない古びた短編映画館。
そこで上映された「映画を巡る男」のスクリーンに吸い込まれるように、
一人の男が時空を超えた旅に出ます。
パリの瑞々しい恋愛映画、ニューヨークの息をのむカーチェイス、
熱気あふれるインド映画の群舞、香港アクション、
そして果てしない宇宙の彼方へ―。
観客であったはずの男は、いつしか映画史そのものを駆け抜ける
物語の主人公となり、スクリーンの向こうの無数の世界を巡る。
これこそが、映画への愛と冒険心に満ちた、究極の “シネマ・トラベル” です。
リアル別所哲也から命を吹き込まれた、新たなる表現者――「AI別所哲也」の誕生です
※本作はSSFF & ASIA 2026オンライングランドシアターで公開中!
https://www.shortshorts.org/2026/online/
オープニングセレモニーで受賞発表・表彰された作品
★TAKANAWA GATEWAY CITY アワード 是枝裕和(映画監督)

【受賞理由】
長年にわたり人間の内面や社会の機微を鋭く、かつ温かい眼差しで描き続け、日本の映画界を牽引してこられました。
また、近年では若手クリエイターの支援や労働環境の改善にも尽力されており、
シネマの伝統を重んじながらも、その未来をより開かれたものへとアップデートしようとする姿勢は、本アワードが掲げる「映像の未来を開拓し、世界をクリエイティブに繋ぐ」という精神そのものであり、受賞が決定いたしました。
★J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARD 『サミア』

『サミア』
監督:Selma Alaoui(セルマ・アラウィ)&Bruno Tracq(ブリュノ・トラック)/ 20:00/ 2025 / ベルギー
サミアは出会ったばかりのファルハンに導かれ、モロッコ音楽のコンサートが開かれるアパートを訪れる。にぎやかな集まりの中で、サミアはその日、面識のなかった父の葬儀に参列したことをしばし忘れる。しかしそれも束の間、アパートを出た直後、財布を忘れたことに気づいて戻ると、そこには何十年にもわたり誰も住んでいないと近隣の住人から告げられるのだった。
★特別賞 『ワールド イズ ダンシング』

『ワールド イズ ダンシング』
監督:黒柳トシマサ / 20:35 / 2026 / 日本
1374年、南朝と北朝二つの朝廷の争いが続く動乱の時代。
猿楽を舞う家の子として生まれた 少年・鬼夜叉。
「なぜ人は舞うのか」ぼんやりした疑問を抱きながら、気持ちの晴れない日々を 過ごしていたが、ある日『よい』舞に出会う―。
後に能を生み出し、世阿弥と呼ばれることになる 美しき少年の世界が今、広がり始める。
★DCPアワード 『DOCOOK』

『DOCOOK』
監督:羽部空海/ 04:24 / 2023 / 日本
留守番をすることになった少女は家中のものを使って…
★ブックショートアワード 「物語の生まれる場所」

「物語の生まれる場所」
原作:浜矢スバル
遠野市の老人ホームで、入居者のハナさんが、「神様を持ってきて欲しい」と嘆願する。
ハナさんと近所付き合いのある職員、紬はハナさんの家の祭壇から、神様の木像を持ってくると、木像は施設内で信仰の対象となる。
月夜の夜勤の際、紬は神様の木像とハナさんとの最後の対話を耳にする。

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