【独自調査】治験への関与の有無でイメージに大きな差
― 医師1,437名を対象にQLifeが意識調査を実施 ―
株式会社QLife(キューライフ/代表取締役:可知 健太、本社:東京都港区)は、治験に対するイメージや課題を把握し今後の治験啓発に生かすことを目的とした、特定の診療科に所属している医師を対象のWEBアンケートを実施し、1,437名(うち、オンコロジー治療を行っている医師(以下、オンコロジー治療医)1,078名、オンコロジー治療を行っていない医師(以下、非オンコロジー治療医)359名)から回答を得ました。
調査の結果、治験への関与の有無によって治験に対するイメージが異なること に加え、治験説明の時間的・人的リソースの不足や実施中の治験に関する情報不足が、患者紹介を阻む障壁となっていることが明らかになりました。
調査結果(一部)
回答者の属性:オンコロジー治療を行う医師(1,078人)において、「治験に関わったことはない」と回答したのは56.6%でした。一方で、約4割が何らかの形で治験に関与しており、その内訳は責任医師7.9%、分担医師15.5%、所属科の参加8.3%、紹介のみ11.6%でした。一方、オンコロジー治療をしていない医師(359人)では、83.2%が「関わったことはない」と回答しました。

治験関与の有無によるイメージの違い:オンコロジー治療を行う医師のうち、治験責任医師・治験分担医師の経験あり(220人)や、所属の診療科での参加や紹介などで間接的に治験経験あり(201人)の層では、「効果への期待」「社会的意義」「治療選択肢の1つ」といった前向きなイメージが上位を占めました 。一方、治験経験なしの層では、「説明や同意取得業務の負担」や「時間・リソース不足」といったイメージが上位に挙がり、治験が治療の選択肢の1つというイメージも低い傾向にあることが分かりました。

治験実施医療機関への患者紹介の実態:過去3年間で治験対象となる患者様を他科や治験施設へ「紹介した経験がある」と回答した医師は、オンコロジー治療医で12.8%(138名)にとどまり、非オンコロジー治療医では2.2%(8名)とさらに低い結果でした。

治験実施医療機関への患者紹介に対する課題:患者様を治験を実施している医療機関に紹介していない理由として、オンコロジー治療医の場合、「治験を治療の選択肢に考慮したことがなかった」(38.6%)、「他施設等の治験情報をそもそも知らなかった」(26.3%)が上位を占めました。これらの結果から、他院で実施している治験の情報が医師に十分に届いていない実態が明らかになりました。

今後の患者紹介への意欲:オンコロジー治療医では、今後の患者への治験紹介について、「条件が合えば検討する」(38.8%)と「積極的に対応したい」(8.4%)を合わせ、約半数(47.2%)が前向きな意欲を示しました。一方、非オンコロジー治療医では、その割合はオンコロジー治療医の約半分にとどまりました。

調査概要
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調査対象者:m3.comに登録している特定の診療科(一般内科/腫瘍科/消化器内科など)に所属している医師12万2,235人
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調査方法/期間:WEBアンケート調査/10月15日〜11月17日
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回答医師数:1,437人(オンコロジー治療医 1,078人、非オンコロジー治療医師 359人)
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QLifeの今後の展望
本調査により、治験に関与している医師は治験に対して肯定的な価値を見出しつつも、「情報不足」と「負担」が治験普及への大きなハードルとなっていることが明らかになりました。 QLifeは医療メディアとして各ステークホルダーをつなぎ、治験参加の活性化を目指すべく、以下の取り組みを検討してまいります。
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一般の方・患者さんに対して、治験の啓発・教育、患者さんの声の収集
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製薬企業・医療機関への治験リクルート支援、ならびに患者さんの声を届ける取り組み
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社QLife ペイシェントリクルートメント事業開発室
担当:竹原 喬
E-mail:t-takehara@qlife.co.jp
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