大阪市中央卸売市場 本場、「MOVO Berth」導入。データ活用による荷待ち削減・荷役効率化へ
データの力で物流領域の課題解決に取り組む株式会社Hacobuは、大阪市中央卸売市場 本場(以下、大阪本場)の大果大阪青果株式会社の荷受エリアにおいて、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」が導入されたことをお知らせいたします。
本取り組みでは、MOVO Berthを通じて蓄積される来場台数や荷待ち時間、作業時間などの実績データを活用し、市場内の荷待ち削減や荷役効率化、レイアウト改善に取り組みます。青果物特有の入荷量変動に対応しながら、持続可能な青果の安定供給体制の確立を目指します。

大阪本場へのMOVO Berth導入の背景
野菜や果物などの農産物は、生産者(農家)から出荷団体(農協など)を経て卸売市場に集荷され、その後、小売業者や外食事業者、加工業者へと販売されます。卸売市場は、全国各地の産地と都市部の消費地をつなぐ結節点として、社会インフラの一端を担っています。

大阪本場は、西日本における青果物流通の中核拠点として日々多くの青果物を取り扱っています。青果物は天候や生育状況の影響を受けやすく、日々の入荷量が大きく変動する特性があります。
入荷量が増加した日には来場車両も集中しやすく、限られた時間帯・限られた荷さばきスペースに車両が集まることで、荷待ち車両が発生する要因となっていました。
こうした状況を踏まえ、日々変動する入荷量や車両の集中状況を正確に把握し、改善につなげていく取り組みが求められていました。そのため、まずは来場状況や荷待ち時間をデータとして記録・分析し、実態を見える化する必要がありました。
MOVO Berth導入のポイント
本取り組みでは、トラック予約受付サービス「MOVO Berth」を導入し、来場車両の予約・受付をデジタル化しました。これにより、来場台数や到着時間、荷待ち時間、作業時間といった荷役実績データを蓄積できる環境を整えます。
今後、蓄積されたデータを分析することで、時間帯別の車両集中状況や入荷品目・数量を把握し、実態に即したレイアウト調整や運用改善を段階的に検討していきます。
入荷量のデータを分析することで、特定の曜日や時間帯に搬入が集中している品目の把握が可能になります。例えば、月曜の早朝に葉物野菜の入荷が多いことが確認できた場合には、その時間帯は葉物向けの荷さばきスペースをバース近くに広めに確保するなど、曜日や時間帯に応じたスペース割り当ての見直しを検討していきます。
青果物の入荷量が日々変動する環境においても、データに基づく改善を積み重ねることで、荷役効率の向上・ドライバーの待機負担軽減にもつなげ、持続可能な青果物流通を支える市場運営の高度化を目指します。
本取り組みにおける役割
大阪市
大阪市中央卸売市場の開設者として、市場機能の維持を担う。
大果大阪青果株式会社
大阪本場において、生産者・農協などから青果物を集荷し、仲卸店舗(※1)に販売する卸売企業。
※1 仲卸店舗とは:卸売市場内で卸売業者から商品を仕入れ、飲食店や小売店などに小分けして販売する事業者。
株式会社上組
港湾運送事業者。大果大阪青果より委託を受け、市場内での荷降ろし業務を統括。
上組陸運株式会社
上組のグループ物流事業者。市場内の輸送実務を担当。
株式会社Hacobu
MOVO Berthの導入および、データ活用を通じた物流改善を支援。
今後の展望
MOVO Berthによって蓄積された荷役実績データをもとに、物流効率化施策の立案と実行を継続します。市場内オペレーションの最適化を通じて、青果物流通の安定性向上と、変動の大きい供給環境への対応力強化を図ります。
関係者コメント
大阪市中央卸売市場本場長 嶋谷拓弥氏
大阪市中央卸売市場本場は、全国有数の取扱量を誇り、西日本における生鮮食料品流通の中核を担う拠点施設です。
生鮮食料品の安定供給は、市民生活を支える重要な基盤です。卸売市場は産地と消費地をつなぐ役割を担っており、その機能を将来にわたり維持・向上させていくことは、開設者としての責務であると考えています。今回の取り組みは、市場内の物流実態をデータで把握し、改善につなげる第一歩です。今後も関係事業者の皆様と連携し、効率的で持続可能な市場運営を推進してまいります。
大果大阪青果株式会社 経営戦略広報室 課長 瀬戸 宏隆氏
青果物は天候や生育状況に左右され、日々入荷量が変動します。その変動が市場内の車両集中や荷待ち発生につながる場面もあり、安定したオペレーションを維持するための工夫が求められてきました。今回、MOVO Berthを導入し、来場や作業の実態をデータで可視化できる環境が整いました。蓄積されたデータを活用し、より円滑な市場運営を目指してまいります。
株式会社上組 大阪支店 大阪本場連絡所 所長 谷畑 誠人氏
当社は1923年に台湾から入荷するバナナの荷さばきを引き受けて以来、青果物輸送に携わってきました。長年培ってきた現場の知見を大切にしつつ、変化する物流環境に対応するためには、データに基づく改善が不可欠であると考えています。MOVO Berthの導入を通じて荷役の実態をより正確に把握し、安全かつ効率的なオペレーションの実現に取り組んでまいります。
上組陸運株式会社 青果開発チーム 南 和磨氏
長年、全農長野県を含め産地輸送にかかわってきましたが、納品先の大阪本場の待機問題の構造には
頭を抱えてきておりました。
今後は市場内物流を担う立場として、日々変動する入荷量に対応しながら、円滑な荷役を支えていきます。
今回の導入により、受付状況や荷待ち時間などを可視化できるようになり、現場の状況を客観的に把握する基盤が整いました。今後はデータを活用し、関係各社と連携しながら、さらなる業務改善と効率化を進めてまいります。
トラック予約受付サービス「MOVO Berth」について
Hacobuが提供する「MOVO Berth」は、荷待ち・荷役時間の削減や物流現場の生産性向上を実現するシェアNo.1(※2)のトラック予約受付サービスです。入場予約・入退場受付によって、物流センター・工場における荷待ちの改善や生産性向上を支援します。車両の入場時間を分散し、計画的な入出荷作業で荷待ち問題を解決します。荷待ちや作業にかかっている時間を可視化し、物流改善にお役立ていただくことも可能です。複雑な運用パターンにも柔軟に対応できるプロダクト機能と、専任担当者による豊富なノウハウを活かした手厚い導入支援によって、導入後の運用定着まで高い確率で実現します。https://hacobu.jp/movo-berth/
株式会社Hacobuについて
クラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」シリーズと、物流DXコンサルティング「Hacobu Strategy(ハコブ・ストラテジー)」、システムインテグレーション・AI導入支援「Hacobu Solution Studio(ハコブ・ソリューションスタジオ)」を展開。6年連続シェアNo.1(※2)のトラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」、AI発注・輸送最適化サービス「MOVO PSI」などのクラウドサービス、ドライバーの働き方を変えるスマホアプリ「MOVO Driver」の提供に加え、物流DXパートナーとして企業間物流の最適化を支援しています。https://hacobu.jp/
※2 出典 デロイト トーマツ ミック経済研究所『スマートロジスティクス・ソリューション市場の実態と展望【2025年度版】』https://mic-r.co.jp/mr/03650/ バース管理システム市場のベンダー別拠点数。本調査に参加した国内主要システム6社の拠点数合計をシェア100%とした場合のシェア
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