<フォンテーヌ緑の森キャンペーン>東日本大震災から8年 南三陸町「海の見える命の森」に桜を植樹 ~震災を伝え、命を考える場所に~
~お客様のエコの思いと被災地支援をつなげる活動~
毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、宮城県本吉郡南三陸町での「海の見える命の森」プロジェクトに賛同し、2019年3月10日(日)に実施された「南三陸 海の見える命の森 復興桜植樹・追悼セレモニー2019(主催:南三陸ホテル観洋/三陸復興コンシェルジュセンター)」に参加しました。当日は、2018年度に実施したフォンテーヌ緑の森キャンペーンで集まった一部の金額を利用し、企業・団体・学生の皆様と一緒にエドヒガンザクラを植樹しました。
当社では、使われなくなったウィッグの回収と環境保全とをつなげる「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」を、2009年から実施しています。本キャンペーンの一環として、東北エリアでは「さくら並木ネットワーク」を通じ、2017年に東日本大震災の被災地である石巻市大谷川高台移転地、2018年には石巻市給分地区に桜の木の植樹を行ってきました。世代を超え、代々語り継ぎ、いのちを守りたいとの想いに賛同し、震災の大津波到達地点に桜を植樹しています。
東北エリア3年目となる今年、南三陸町の津波到達地点に植樹を行う「海の見える命の森」プロジェクトに、「さくら並木ネットワーク」を通じて参加しました。昨年ラムサール条約に登録された志津川湾を見渡せる、「海の見える命の森」プロジェクトは2016年に開始し、震災を通じて『学んだこと』『後世に伝えねばならないこと』『祈りたいこと』『残したい風景』を伝える場所として、南三陸町の皆様が3.11に合わせて毎年3月に植樹を行っています。南三陸町の新しい名所としてだけではなく、地域学生の学びの場として、「津波を想い、命とは何か」を考える場所になってほしいと願いが込められています。
■実施概要
10:00 開会挨拶(海の見える命の森創り実行委員会 代表 後藤 一磨様、他)
10:05 さくら並木ネットワーク協賛企業・団体のご紹介とご挨拶
11:10 植樹作業
14:00 追悼挨拶(南三陸ホテル観洋 女将 阿部 憲子様)
■さくら並木プロジェクトについて
2011年3月11日の東日本大震災は、2万人余りの死者及び行方不明者を出す大災害となってしまいました。
東北地方では過去にも度々津波による大きな災害を経験してきました。明治29年、昭和8年と大津波の際も多くの被災者を出しており、昭和8年の津波後に、これを繰り返してはいけないという思いから、先人たちは津波の到達点に教訓を記した石碑を建てました。
『高き住居は児孫の和楽、想へ惨禍の大津浪、此処より下に家を建てるな』
しかし、石碑は時が経つにつれ、苔生して雑草に埋もれ、津波の記憶と共に忘れ去られてしまっていたものが多く、東日本大震災では先代の教訓を十分に生かすことができませんでした。そのような中で、宮古市重茂の姉吉地区は、海抜約60mに位置する先人の警告を刻んだ石碑の教えを守り続け、東日本大震災では建物被害が1軒もありませんでした。さくら並木ネットワークでは、その石碑に代わるものとして、桜並木を東日本大震災の大津波到達地に造成しています。桜は、年々大きくなり、樹齢100年を超えるものもあります。毎年春に咲く満開の桜の花は、東日本大震災による被災者を慰めるとともに、東日本大震災を代々語り継いでいってくれます。また、津波の際は桜の木を目印に逃げることができます。
■アデランスの植樹活動について
アデランスでは、使われなくなったウィッグの回収を促す環境キャンペーン「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」を、2009年から実施しています。
「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」は、期間中にウィッグ回収にご協力いただいたお客様の売上の一部を利用し苗木の植林を行うものです。植林支援は、環境コミュニケーションを推進する「ツバルの森」を通じて、山梨県内の山林地域に「フォンテーヌの森」を設置し苗木を植林しています。既に1,200本以上を植林しており、2009年に初めて植えた苗木は、現在では大人の背丈ほどに成長しています。
そして2017年より東北地方の桜の植樹活動の支援の他、「ツバルの森」を通して全国各地の様々な環境保全を支援していく活動へと深化させてまいりました。日本の美しい自然を未来の子どもたちに残すため、全国規模の環境保全活動を今後も継続的に実施してまいります。
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