名作が時を超えてリニューアル刊行! 池澤夏樹の文学とウノサワケイスケのアートが溶けあう、詩情あふれる物語世界。『南の島のティオ1』発売!
児童書出版社、 株式会社岩崎書店(代表取締役社長 小松崎敬子、本社:東京都文京区)は『南の島のティオ1』(池澤夏樹・著/ウノサワケイスケ・画)を2025年6月27日に配本します。

本作品は、1992年に楡出版にて書籍化(小学館文学賞)、その後文春文庫や青い鳥文庫として刊行されました。
時代を超えて心に響く上質な児童文学を今の子どもたちへ届けたい、という思いから、今回新たな「前書き」を加え、児童に読みやすいよう一部の漢字に読み仮名をふり、多数の美しい挿絵を掲載。
3巻に分冊した上製本として、リニューアル刊行します。

◆内容紹介
ティオの父が営むホテルに滞在する絵はがき屋さん。その絵はがきを受け取った人は皆、そこに写る場所を訪れることになるという。ためしに絵はがきを仕入れてホテルに置いてみたところ……。「絵はがき屋さん」
少年ティオの視点で描かれた南の島に生きる人々の人間模様と不思議な出来事。
読むうちにまるで魔法にかけられたかのように、現実とも異世界ともつかない場所へ連れ出される。
鮮やかに目に浮かぶ景色と、見えないけれど確かに感じる今の私たちが忘れてしまった何かの気配。そんなティオの島に行きたくなって何度も本を開いてしまう。
池澤夏樹の文学世界とウノサワケイスケのアートワークが溶けあった、伸びやか、かつ繊細な、珠玉の物語。




◆書誌情報

書名:南の島のティオ1
著者名:池澤夏樹・著/ウノサワケイスケ・画
出版社:株式会社岩崎書店
定価:2,200円(本体2,000円+税)
判型:A5判
ページ数:160ページ
ISBN:978-4-265-81181-6
配本日:2025年6月27日
岩崎書店商品ページ:https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b10134753.html
◆南の島のティオ・各巻収録話
南の島のティオ1
絵はがき屋さん/草色の空への水路/昔、天を支えていた木/地球に引っぱられた男
南の島のティオ2(2025年9月刊行予定)
十字路に埋めた宝物/帰りたくなかった二人/空いっぱいの大きな絵/ホセさんの尋ね人
南の島のティオ3(2025年12月刊行予定)
星が透けて見える大きな身体/海の向こうに帰った兵士たち/エミリオの出発/あとがき、あるいはティオの挨拶
◆著者紹介
池澤夏樹(いけざわなつき)
1945年北海道生まれ。『スティル・ライフ』で芥川賞、『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、『パレオマニア』で桑原武夫学芸賞、初の児童向け小説『南の島のティオ』で1992年小学館文学賞、そのほか数多くの文学賞を受賞。小説のほかに詩・絵本・翻訳、池澤夏樹=個人編集で世界文学全集や日本文学全集の刊行など、その文学活動は多岐にわたる。2007年紫綬褒章受章。
ウノサワケイスケ
1964年東京生まれ。クリエイティブディレクターとして国内外の企業のCI、ブランドコンセプトの構築から戦略まで数多く手がけ、その活動は多方面より高い評価を得ている。世界のデザイン賞を多数受賞した世界一美しいコンビニ『未来コンビニ』など様々なシーンで活躍する一方、ニューヨーク近代美術館(MoMA)ホリデーカードを30年連続リリースした初めてのアーティスト。Red Dot Design Award Best of the Best、日本空間デザイン賞グランプリほか多数受賞。
※商品の店着状況により店舗ごとに発売開始日が異なります。
販売場所:全国書店、ネット書店 ほか
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784265811816
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