離れて暮らす高齢者世帯への防災サポート状況 、アンケート調査結果
2024年は能登半島地震、南海トラフ地震臨時情報の発表、豪雨被害など、自然災害に関したニュースにふれる機会が多く、離れて暮らす高齢のご家族やご親戚の防災準備が気になった方も多かったのではないでしょうか。
そこで、今回、39都道府県でホームセンターを展開するDCM株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石黒靖規、以下「DCM」)では、大都市圏の9店舗にご来店されたお客さまを対象に「離れて暮らす高齢者世帯への防災サポート状況について」をテーマにアンケート調査を行いました。
ここに、調査結をご紹介いたします。
1.離れて暮らす高齢者(65歳以上)世帯への防災サポート状況
約6 割 の方 は 離れて暮らす高齢者世帯に向けたサポートができていない
離れて暮らすご家族・ご親戚の中に、高齢者(65歳以上)だけでお住まいの方がいらっしゃる方に、防災のサポート状況を尋ねたところ、「サポートを行っていない」と回答した方が61%を占めました。
2.これまで取り組まれた防災サポートの内訳
防災サポートの内訳では、最も行われている「緊急避難先の確認」でも2割以下にとどまる
離れて暮らす高齢者世帯へこれまで防災サポートをしていると回答された39%の方に、どのようなサポートをされたのか内訳をお尋ねしたところ、緊急連絡先を確認したり、自分の連絡先を伝えるといった緊急時の連絡先についてのサポート、非常用の飲料・食料の準備についてのサポート、ハザードマップ・避難所・避難経路の確認についてのサポートが上位となりました。しかしこれら上位にあがった項目でも2 割以下と防災サポートが進んでいないことが分かりました。以下、内訳別に防災サポート状況をお伝えします。
(1)避難所への避難
避難所へ避難する際に必要となるサポートのうち、ハザードマップ・避難所・避難経路などを一緒に確認するサポートと回答した方は約13%にとどまりました。また、実際に持ち出すことが必要となる、貴重品や常備薬などの準備、ご近所に、万一、災害が発生した際の支援をお願いすると回答した方は、避難経路の確認と回答した方の、さらに約半数にとどまり、具体的な備えは進んでいないことが分かりました。
(2)自宅避難
自宅避難で必要となるサポートのうち、非常用の飲料・食料の準備を手伝ったと回答した方は約15%に対し、近年注目されているトイレ・灯りについてサポートした方は約10%にとどまっている。
(3)災害発生時に身を守る
災害発生時に身を守るための家具の固定や、電化製品の転倒防止器具の取り付けや、屋根・物干し・庭木・側溝・雨どいの点検は、高所での作業や力仕事となるため、ご高齢者だけでの実施が難しく、サポートが必要となる場合が多く、平均6.5%とサポートが進んでいないことが分かりました。
3.防災のサポートを行う時期
年末年始の帰省時やまとまったお休みがとれた時を利用して防災サポートを行う方が約2割
地震や風水害など自然災害が発生した後や、テレビ・新聞・ネット記事で防災に関する報道を見聞きしたことをきっかけに、防災のサポートをする方が多くを占める中、年末年始の帰省時や会社・学校のまとまったお休みがとれる際に、計画的にサポートされる方が約2割となりました。
いつ、どこで発生するかわからない自然災害の備えは、平時から計画的に取り組むことが大切です。この年末年始の帰省時に防災サポートをされてみてはいかがでしょうか?
4.防災用品 の購入先
ホームセンターと回答した方が約4割
防災用品の購入先をお尋ねしたところ、ホームセンターと回答された方が、約4割を占めました。
5.防災用品をホームセンターで購入される理由
様々な防災用品が揃っていて、1店舗で購入できるからを選んだ方が約7割
ホームセンターを選ぶ理由として、様々な防災用品が揃っていて、1店舗で購入できるから、自分が知らなかった新しい防災用品も取り揃えているからと、防災用品の品揃えを理由に回答された方が多い結果となりました。
〈ご参考〉便利な防災用品 (PR)
【避難所への避難】
【自宅避難】
【災害発生時に身を守る】
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