アクセンチュア最新調査――企業の経営幹部は、業務オペレーションのレジリエンス強化に向けてAI活用を最優先していることが判明

アクセンチュア株式会社

【ニューヨーク発:2023年5月2日】
アクセンチュア(NYSE:ACN)の最新調査によると、企業の73%が、他のデジタル領域よりもAI(人工知能)への投資を最優先事項であるとしており、前例のない環境下における業務オペレーションのレジリエンス(回復力)強化が喫緊の課題となっていることが分かりました。

アクセンチュアの最新調査レポート「企業オペレーションの再創造(Reinventing Enterprise Operations)」によると、企業の意思決定者のうち90%が「オペレーションのレジリエンス強化に向けてさまざまな領域でAIを活用している」と回答しました。活用の範囲は、財務(89%)やサプライチェーン(88%)などにおけるデータ駆動型の業務運用から、ジェネレーティブ(生成)AIの実証にまで及んでいます。


アクセンチュアは、調査にあたり、AI、データ、プロセス、人材、コラボレーション、利害関係者のエクスペリエンスという6つの領域にわたって企業におけるオペレーションの成熟度を評価しました。その結果、全領域で最高レベルの成熟度を実現している企業は、わずか9%のみであることが分かりました。こうした企業は、同業他社に比べて、平均して営業利益率が1.4倍高く、イノベーション創出のスピードが42%速いほか、エネルギー消費量が34%低く、顧客エンゲージメントが30%高いという特徴を有しています。


アクセンチュアでオペレーションズ担当グループ・チーフ・エグゼクティブを務めるユスフ・タヨブ(Yusuf Tayob)は、次のように述べています。「すべてのCEOにとって、より迅速なデジタル化、レジリエンスの強化、新たな成長戦略の策定は急務となっています。こうした中、人材やデータ活用、プロセスを強化しながら、テクノロジーへの適切な投資を行うことが、新たな領域でパフォーマンスを発揮するためのカギとなります」


競争力の源泉となるオペレーション競争力の源泉となるオペレーション


アクセンチュアが実施した、CEO(最高経営責任者)とCHRO(最高人事責任者)を対象にした調査によると、データ、テクノロジー、人材を最適に組み合わせた企業は、そうでない企業と比べて、生産性の向上率が約3倍となりました。こうした調査結果に続き、今回の調査では、対象者の94%は「新しい働き方へ投資する」と回答しているほか、調査対象者となったCOO(最高執行責任者)やCIO(最高情報責任者)、CHROのうち90%は「今後3年間で専門的なテクノロジー人材の増員を計画している」と回答しています。


企業の意思決定者は、こうした成長の機会を捉えるため、業務オペレーションの進化や新たな領域でのパフォーマンス向上に向けて、以下5つの取り組みを進めることが必要となります。


• AI・自動化がもたらすエクスペリエンスを身近にする:エクスペリエンスを起点とした成果の創出や、従業員や顧客との関係の円滑化に向けて、新たなユースケースを作成する。


• データに基づく決断力を磨く:データの生成、収集、活用に関する戦略を定義した上で、意思決定の指針となる効果的な洞察を得るために議論を促し、偏見を取り除く。


• 業務プロセスの最適化を図る:現行プロセスを可視化し、AIによる洞察を活用してさらなる効率化を図りつつ、業務シナリオの変更をシミュレーションしてプロセス最適化を図る。


• 労働環境に俊敏性を備える:労働環境に俊敏性をもたらす戦略を実行し、従業員がニーズに応じてテクノロジーツールを選択できるようにする。


• 全方位型の価値(360°バリュー)創出360度で価値を提供する:価値創出の在り方を総合的に捉えた上で、顧客や従業員、エコシステムパートナーのデータから得られる洞察を全社で活用できる環境をゼロから構築する。


最新調査レポート「企業オペレーションの再創造(Reinventing Enterprise Operations)」についてはこちらをご覧ください。

https://www.accenture.com/jp-ja/insights/operations/reinventing-enterprise-operations


調査について

アクセンチュアは、最新調査レポート「企業オペレーションの再創造 」の作成にあたり、日本を含む12カ国、15の業界における1,700名の経営者(うち72%が上級役職者)を対象に調査を行いました。調査では、業務オペレーションの成熟度を測定し、先進的な働き方に向けたAIやデータ、クラウドの活用状況を評価しました。また、該当する場合は、2021年の調査結果と比較しました。さらに、調査結果と外部の検証データを組み合わせ、財務のみならずエクスペリエンス、サステナビリティ、人材、インクルージョン&ダイバーシティ、イノベーション、組織の俊敏性に至るまで、さまざまな観点で分析しました。


アクセンチュアについて

アクセンチュアは、世界有数のプロフェッショナル サービス企業です。アクセンチュアは、世界をリードする企業や、行政機関をはじめとするさまざまな組織の中核にデジタル技術を実装することで、組織運営を最適化し、収益を拡大させ、また市民サービスの向上にも貢献するなど、お客様に対して目に見える成果を圧倒的な規模とスピードで創出しています。アクセンチュアでは、優れた才能でイノベーションを主導する732,000人もの社員が120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。また、テクノロジーが変革の成否を分ける時代において、世界中のエコシステム・パートナーとの緊密な連携を図りつつ、業界ごとの比類のなき知見、専門知識や、グローバル規模のデリバリー能力を最適に組み合わせながらお客様の変革を支えています。アクセンチュアは、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーX、アクセンチュア ソングの領域をまたぐ、幅広いサービス、ソリューションやアセットを活用して成果につなげています。アクセンチュアでは、成功を分かち合う文化や、360度でお客様の価値創造を図ることで、長期にわたる信頼関係を構築しています。またアクセンチュアは、お客様、社員、株主、パートナー企業、社会へ提供している360度での価値創造を、自らの成功の指標としています。

アクセンチュアの詳細は www.accenture.com/us-en を、

アクセンチュア株式会社の詳細は www.accenture.com/jp-ja をご覧ください。


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会社概要

アクセンチュア株式会社

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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR
電話番号
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代表者名
江川昌史
上場
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設立
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