俳優・上白石萌歌が、心と身体をすこやかに調律してくれる「ひとりの時間」について、軽やかに書き綴るエッセイ『ひとりがたり』をPOPEYE Webにて連載開始!
株式会社マガジンハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:鉄尾周一)は、POPEYE Webにて上白石萌歌さんのエッセイ『ひとりがたり』の連載を開始します。本日7/15(月)に、初回の記事が更新されました。
本連載では、“趣味を聞かれたら、私は真っ先に「ひとり行動です!」と答えたい”という上白石さんが「散歩・旅行・銭湯・水族館・おうち時間……」などなど、ご自身の「ひとりの時間」についてエッセイを綴ります。ひとりを愛する上白石さんの「飾らない日常」に触れられる連載です。また、エッセイに添えられたご本人撮影の写真も見どころです。
上白石萌歌さんから、読者へのメッセージ
みなさまこんにちは。上白石萌歌です。
この夏から『ひとりがたり』という名のエッセイをスタートします。
「1人」「一人」「独り」「ひとり」…
“ひとり”という言葉に、あなたはどんなイメージを浮かべるでしょうか。
わたしは生まれたばかりの赤ん坊のような、洗いたてのタオルのような、
まっさらで清々しい情景が真っ先に頭に浮かびます。
そしてまた、冷たい灰色の床で小さく足を抱えるような、しとしととした情景も同時に浮かびます。
どんな”ひとり”の形もまぎれもなく正しく、素晴らしいものです。
誰といたって、どこにいたって”ひとり”であり続けるのがきっと人生。せっかくならそんな”ひとり”というものがなるべく心地のよい、豊かなものであるといいよなあと常々思うのです。
わたしたちは普段、信じられないほど多くの人たちとの関わりのなかを、複雑に絡み合ったたくさんの情報のなかを、息つぎも忘れて泳ぎまくっています。
賑やかで煌びやかな現実という海を泳ぎ続けるのは、やっぱりとてつもなく疲れてしまう。
だからたまにはヒョイっと心の無人島に身を投げ出して、深呼吸することだって大切です。
この連載では、いつもわたしの心と身体をすこやかに調律してくれる、ひとりの時間の尊さについて語っていきたいと思います。
読んでくださったみなさまの”ひとり”が、より豊かで鮮やかなものになるといいな。
ということで、上白石萌歌によるひとりがたり、はじまります。
著者プロフィール
上白石萌歌
かみしらいし・もか|2000年生まれ。鹿児島県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディショングランプリを受賞。12歳でドラマ『分身』(12/WOWOW)にて俳優デビュー。ミュージカル『赤毛のアン』(16)では最年少で主人公を演じた。映画『羊と鋼の森』(18/東宝)で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作にドラマ『義母と娘のブルース』(18/TBS)、『教場Ⅱ』(21/フジテレビ)、『警視庁アウトサイダー』(23/テレビ朝日)、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(23/TBS)、『パリピ孔明』(23/フジテレビ)、『滅相も無い』(24/MBS)など。adieu名義で歌手活動も行う。
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