アクセンチュア最新調査――サイバーセキュリティとビジネス目標の相関性が高い企業は、他社より優れたビジネス成果を創出

「サイバーセキュリティレジリエンス最新レポート 2023」が示す、「サイバー・トランスフォーマー」の主な特徴

アクセンチュア株式会社

アクセンチュア(NYSE:ACN)の最新調査によると、サイバーセキュリティとビジネス目標の相関性が高い企業は、収益、市場シェア、顧客満足度、信頼性、および従業員の生産性を向上させる可能性が、そうでない企業と比較して18%高くなることが明らかになりました。また、サイバー攻撃に対応するコストを平均26%削減できる可能性があることも分かりました。

アクセンチュアの最新調査「サイバーセキュリティレジリエンス最新レポート 2023」は、日本を含むアジア太平洋地域、欧州、北米、南米の企業の経営幹部3,000人を対象とした調査に基づいています。本レポートでは、サイバーセキュリティへの取り組みにおいて先進的な企業を「サイバー・トランスフォーマー」と定義しています。これらの企業は調査対象企業の30%を占め、サイバー攻撃に対する優れた耐性と事業成長に向けたサイバーセキュリティと、ビジネス戦略とのバランス感覚に長けています。



グローバルでアクセンチュア セキュリティを率いるパオロ・ダル・シン(Paolo Dal Cin)は次のように述べています。「複雑な法規制、地政学的な緊張、経済の不確実性に加えて、生成AIを代表とするデジタル技術が浸透し、企業はサイバーリスクに対する取り組みが試されています。この急速に変化する環境において、企業はビジネスのレジリエンスを高めるために、サイバーセキュリティをデジタルトランスフォーメーション(DX)の中心に据える必要があります。サイバー・トランスフォーマーはまさにこれを実践している企業であり、事業成長のための優れた能力を備えています」


サイバー・トランスフォーマーの特徴


・ サイバー・トランスフォーマーは、サイバーセキュリティとリスクマネジメントの統合に優れており、先進的なリスクマネジメントを実践している割合が65%で、そうでない企業(11%)より6倍高い結果でした。


・ サイバー・トランスフォーマーの40%は、サイバーセキュリティの業務管理や人材不足に対処するため、サイバーセキュリティ・アズ・ア・サービスを活用した運用を行っています。これはサイバーセキュリティ・アズ・ア・サービスを活用しない企業の24%と比較して高い割合を示しています。


・ サイバー・トランスフォーマーは、自社のエコシステムの保護にも注力しています。45%のサイバー・トランスフォーマーは、自社のインシデント対応計画にエコシステムやサプライヤーを組み込んでいます(この対応を実践していない企業の割合は37%)。また、41%のサイバー・トランスフォーマーは、自社のエコシステムやサプライヤーに対して厳格なサイバーセキュリティ基準を満たすよう義務付けています(この対応を実践していない企業の割合は29%)。


・ サイバー・トランスフォーマーの89%は積極的に自動化を推進しています(積極的ではない企業の割合は57%)。さらに、サイバーセキュリティを大幅に自動化している組織では、回答者全体の96%が、サイバー人材不足の解消に自動化が役立っていると回答しています。


アクセンチュア株式会社 テクノロジー コンサルティング本部 セキュリティ日本統括 マネジング・ディレクター 藤井 大翼は次のように述べています。「総務省が7月に公開した令和5年度『情報通信白書』によれば、日本に対するサイバー攻撃関連通信数は2015年と比較して8倍を超えており、攻撃手法も年々高度化、複雑化しています。セキュリティリスクへの対応と事業成長を両立させるためには、リスク戦略立案からオペレーション、改善までを一気通貫で対応し、ビジネスとシームレスに繋ぐことが肝要です。アクセンチュアは、まさにこの対応を支援できる存在として、お客様のデジタルトランスフォーメーションに貢献してまいります」


デジタル変革の加速に向け、企業がとるべきサイバーセキュリティ対策の3つのアクション


1. あらゆるソリューションを新規導入する前に、サイバーセキュリティ管理を義務付ける

2. DXの達成状況に応じて、サイバーセキュリティを段階的に適用する

3. DXの中核メンバーにサイバーセキュリティ責任者を配置し、DXの取り組み全体をサイバーセキュリティの視点で指揮する


最新調査レポート「サイバーセキュリティレジリエンス最新レポート 2023」についてはこちらをご覧ください。

https://www.accenture.com/jp-ja/insights/security/state-cybersecurity


調査方法

アクセンチュア・リサーチが、2022年9月から10月にかけて日本を含むアジア太平洋地域、北米、欧州、南米の14カ国、15業種の企業(売上高10億米ドル以上)の最高情報セキュリティ責任者(CISO)2,500人とCEOおよびCFO500人の合計3,000人の経営幹部を対象に調査を実施しました。


アクセンチュアについて

アクセンチュアは、世界有数のプロフェッショナルサービス企業です。アクセンチュアは、世界をリードする企業や、行政機関をはじめとするさまざまな組織の中核にデジタル技術を実装することで、組織運営を最適化し、収益を拡大させ、また市民サービスの向上にも貢献するなど、お客様に対して目に見える成果を圧倒的な規模とスピードで創出しています。 アクセンチュアでは、優れた才能でイノベーションを主導する732,000人もの社員が120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。 また、テクノロジーが変革の成否を分ける時代において、世界中のエコシステム・パートナーとの緊密な連携を図りつつ、業界ごとの比類のなき知見、専門知識や、グローバル規模のデリバリー能力を最適に組み合わせながらお客様の変革を支えています。アクセンチュアは、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーX、アクセンチュア ソングの領域をまたぐ、幅広いサービス、ソリューションやアセットを活用して成果につなげています。アクセンチュアでは、成功を分かち合う文化や、360度でお客様の価値創造を図ることで、長期にわたる信頼関係を構築しています。またアクセンチュアは、お客様、社員、株主、パートナー企業、社会へ提供している360度での価値創造を、自らの成功の指標としています。

アクセンチュアの詳細は http://www.accenture.com/us-en を、

アクセンチュア株式会社の詳細は http://www.accenture.com/jp-ja をご覧ください。


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会社概要

アクセンチュア株式会社

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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR
電話番号
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代表者名
江川昌史
上場
海外市場
資本金
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設立
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