【最新オフィスマーケットレポート発表】オフィス空室率 前月からほぼ横ばい

募集賃料 前月から小幅な動き

三幸エステート株式会社

三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:武井重夫)は、2024年5月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル※1のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2024年6月号」を公表します。
※1:大規模ビル=1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※調査時点:2024年5月末現在および各年12月31日時点

※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/



東京都心5区 大規模ビル 空室率&潜在空室率
空室率 前月からほぼ横ばい 引き続き4%台前半で推移
空室率は前月比プラス0.01ポイントの4.33%となった。前月からほぼ横ばいで、引き続き4%台前半で推移している。空室を抱えた新築ビルが竣工したことや二次空室が現空となった一方、集約を伴う本社移転等で空室消化が進んだ。潜在空室率は前月比プラス0.24ポイントの6.81%となった。新築ビルへ移転する複数テナントによる大口の解約床が生じ、主な上昇要因となっている。

<空室率&潜在空室率>



東京都心5区 大規模ビル 募集賃料&募集面積
募集賃料 前月から小幅な動き 横ばい傾向が継続
募集賃料は前月から上昇したものの、小幅な動きに止まっており、横ばい傾向が継続している。募集状況が改善したビルの中には、募集条件を引き上げるケースが見られる。

<募集賃料&募集面積>



東京都心5区 大規模ビル 募集賃料 対前年同月比
下げ止まりから上昇傾向に転じる兆し
募集賃料の対前年同月比は、2020年10月から2023年6月にかけて33ヵ月連続でマイナスを記録した。その後は4ヵ月連続のプラス、3ヵ月連続のマイナスと続き、直近は4ヵ月連続でわずかながらもプラスとなっている。募集賃料には下げ止まりから上昇傾向に転じる兆しが出始めている。

<募集賃料 対前年同月比>


アナリストの視点
2022年後半以降は高水準の吸収需要が記録され、オフィス需要は活発化している。募集状況の改善を受け、貸主側が賃貸条件の見直しを行う動きが広がりつつあり、募集賃料にも変化の兆しが出始めている。ただし、募集条件は据え置いたまま値引き幅やフリーレント期間を縮小するケースもあり、募集賃料はマーケットの動きに遅行する傾向がある点には注意が必要だろう。(市場調査部 今関豊和・津田宏美)

<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>



<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>

三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/



三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。

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会社概要

三幸エステート株式会社

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URL
https://www.sanko-e.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都中央区銀座4-6-1 銀座三和ビル
電話番号
03-3564-8089
代表者名
武井 重夫
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1977年05月