商品リニューアルにあわせて新たなキャストを起用したCMがランクイン

～2024年2月視聴者が検索したテレビCMランキング～

ラクスル株式会社

2024年4月5日 15時00分

マーケティング情報の発信拠点となる「ノバセルオープンラボ」を運営するノバセル株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：田部正樹、以下ノバセル）は、テレビCM効果の分析サービス「ノバセルトレンド」を活用し、2024年2月に放映されたテレビCMの指名検索スコアランキングを発表いたします。
（ノバセルオープンラボ： https://openlab.novasell.com/）

ノバセルにてマーケティングの効果として重要指標としている「指名検索」。CM放映の前後数分間に増えた指名検索数をCMの放映量で割ったスコアを「指名検索スコア」と設定し、理論上はこのスコアが高いほどCMによってブランド名がより効果的に検索されたと計測しています。

あらゆるテレビCMの指名検索スコアが可視化できる「ノバセルトレンド」にて、2024年2月の指名検索スコア順テレビランキングをご紹介します。

2024年2月指名検索スコアの高いテレビCMランキング

■指名検索スコアについて

ノバセルでは、テレビCMインプレッション100万回あたりの分間指名検索ポイントを「指名検索スコア」と命名。スコアが高いほど検索獲得効率が良い傾向にあるとして、クリエイティブや放映枠を相対比較する際に、この値を用います。

2024年2月1日～2月29日の期間に放送されたテレビCMのうち、高い指名検索スコアを獲得したCM上位5件のランキングと、CM内容をご紹介します。

1位：アニプレックス「「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ」

（出所アニプレックスチャンネル「ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ　第2弾CM（勝利の鳴動ver）」 2024/02/02　https://youtu.be/c-_m2JYTkVo）

人気アニメ「鬼滅の刃」の「刀鍛冶の里編」の第十一話の劇場初上映と、世界初公開の「柱稽古編」第一話を2月2日より劇場上映することを告知したテレビCM。5月12日(日)より全国フジテレビ系列にてアニメ放送が始まる「柱稽古編」を前に、2月17日・24日にフジテレビ系・土曜プレミアムにて『特別編集版「鬼滅の刃」遊郭潜入編』を2週連続放送したことにより検索が増えた結果となりました。

2位：BYD Auto Japan「BYD DOLPHIN」

（出所 BYD JAPAN 「BYD DOLPHIN | BYDコンパクトEVの決定版篇 TVCM」 2023/10/20　https://youtu.be/Ez9n3De-EFs）

電気自動車のグローバルリーダー「BYD」が日本で発売する第二弾モデルのコンパクト電気自動車「BYD DOLPHIN」のテレビCM。2023年11月にCM放映を始めてから、高頻度で指名検索スコアランキング上位にランクインしています。女性からの検索が多いことが他電気自動車のCMと異なり、引き続き指名検索スコアを伸ばしています。

3位：エイチームライフデザイン「引越し侍」

（出所引越し侍「引越し侍テレビCM「二代目よやきゅん♡」篇」 2023/01/13　https://youtu.be/yXVem2rzVXs）

「引越しするなら引越し侍～♪」と謎のアイドル「二代目よやきゅん（黒嵜菜々子さん）」が歌い踊り、引越し侍がどういうサイトなのかWEBサイトで調べたくなるクリエイティブ。以前から同じ構成でCMを放映し続けており認知が高くなっている中、「二代目よやきゅん」のデジタル写真集「比較的、恋してる。」が1月に発売を開始したことから、検索ボリュームが増えた結果になりました。

4位：大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ「大江戸温泉物語」

常に高い指名検索スコアを出している、「大江戸温泉物語の宿」のCM。これまでは若い女性二人組が楽しそうに温泉旅をしている様子のCMでしたが、今回は落ち着いた女性のナレーションで温泉とこだわりの豪華バイキング、客室からの風景などロケーションの特徴と全国35カ所に宿を有していることを丁寧に伝えたCM。ゆったりと温泉宿で過ごす様子に癒しを求めて検索した大人の方も多かったのではないでしょうか。

5位：キリンビール「本麒麟」

（出所キリンビール / KIRIN BEER 「本麒麟　新しい本麒麟はじまる　岸井ゆきの篇　30秒」 2024/02/16　https://youtu.be/MbQhxZowlAE）

俳優江口洋介さんと醸造家の方をホスト役に、新しいキャストの俳優岸井ゆきのさんと「本麒麟」について会話をするCM。初めて本麒麟を飲んだ時の感想を話す岸井さんに、江口さんがおいしさの理由を解説するクリエイティブ。グラスに注がれたおいしそうなビールを背景に「新しい本麒麟、はじまる」と強いメッセージを持たせたクリエイティブに指名検索スコアが伸びた結果となりました。

今月のランキングでは、新クリエイティブで指名検索スコアを伸ばした「本麒麟」について分析します。

「本麒麟」の分析

【概要】

「力強いコク・飲みごたえ」と「飲み飽きない味わい」を両立した完成度の高いうまさを実現した、2018年に発売した発泡酒です。

https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/honkirin/

今回の本麒麟の新CMでは、以前より出演しているタモリさん、江口洋介さんに加え、新たに5名のキャストが追加になりました。先ほどランキング内でご紹介した構成で、一人一人が新しい「本麒麟」を味わう様子とリニューアルを伝えています。

※出所：ヤフー・データソリューション　DS.INSIGHT　ノバセルトレンド

※エリア：関東

※期間は2023/7/1～2024/2/29

※指名検索数は推計値であり、Yahoo!検索での検索実数ではない

※imp(単位：100万)：「インテージ Media Gauge TV」

テレビＣＭは継続的に放映しており、指名検索スコアは放映量を増やした2023年11月と同様、2024年2月の放映量が上がると共に「本麒麟」の検索ボリュームも伸びています。2024年2月は新クリエイティブ数も多く、放映量も増加しているのでさらに検索行動に影響があったと考えられます。2023年11月と比べて倍近くの数値となっているのがわかります。

＜過去のCMと新CMのクリエイティブ内容比較＞

2023年11月　「残るもの仲里依紗タモリ篇 30秒」

「タモリさんって、ずっと本麒麟ですよね」から始まり、「うまいもんだけが残るんだろうね」と会話が続く内容になっています。「今日も、あなたの一番うまい！になる。」で締められており、長い間変わらず愛されている様子を感じ取ることができます。

2024年02月　「本麒麟　新しい本麒麟はじまる　岸井ゆきの篇　30秒」

「あの時の本麒麟はおいしかった～」と振り返る場面があり、以前から変わらないおいしさに触れる一方で、「新しい本麒麟、はじまる。」と締められていて今後も進化し続ける味への期待感が膨らみます。

3万回試したという具体的な数字を入れることで味へのこだわりも感じられます。こちらはHPにも記載があり確認することができます。

https://www.kirin.co.jp/alcohol/beer/honkirin/resume/file01/