冨永愛が高知に伝わる民間信仰「いざなぎ流」を体験!

「冨永愛の伝統to未来~ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ~」3月5日(水)よる10時放送【BS日テレ】

BS日テレ

毎週水曜よる10時放送の「冨永愛の伝統to未来~ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ~」3月5日の放送では、冨永愛が高知県香美市物部町を訪ね、この地に古くから伝わる民間信仰「いざなぎ流」の秘密に迫る。

冨永愛が訪れたのは、高知県香美市物部町にある一棟貸しの宿「まきの宿」。この宿では、物部町に古くから伝わる民間信仰「いざなぎ流」の伝統を受け継ぐため、御祈祷の時に使う御幣(ごへい)切りや、御祈祷の後に舞ういざなぎ流舞神楽の体験を行なっている。

 

いざなぎ流は、陰陽道、修験道、神道、密教などが混合して成立したと考えられる民間信仰。「いざなぎ」とは、いざなぎ流の起源を物語る「いざなぎ祭文(さいもん)」に登場する「いざなぎ様(大神)」に由来する。その祭文には、占い上手の「天中姫宮」が人を救うための祈祷を求めて天竺に渡り、「いざなぎ大神」から人形祈祷や祈祷法を習い、日本に伝えたと語られている。それらを習得した者を「太夫」と呼び、いざなぎ流は代々、太夫から口伝のみで伝えられてきた。昭和55年に「国重要無形民俗文化財」に指定されている。

 

 太夫が各家庭を訪れて家の神を祀り、病気を治すための「病人祈祷」などを行なう。昔から物部町では町民が病気になると、病院に行かずに太夫を家に呼んで御祈祷をしてもらったという。

 

 そんないざなぎ流の伝統が、存続の危機を迎えている。太夫が高齢化する一方、後継者が現れず、太夫が家を訪問して御祈祷する光景も少なくなった。物部いざなぎ流神楽保存会会長の佐竹美保さんは、数百年受け継がれてきた伝統を絶やすまいと、子ども達に舞神楽を教える活動などを続けている。

 

 今回、冨永愛が体験したのが「御幣切り」。御幣は、御祈祷の時に使う神や精霊をかたどった切り紙で、祈祷の種類や、家の外で祈祷をするか、家の中で祈祷をするかによっても形が変わり、その種類は実に200以上。その中から、「天神の払い幣」を切ることに。うまく切れた御幣を「生き幣」、そうでないものは「死に幣」と呼ばれ、祈祷の効果はなくなるという。はたして冨永愛が切った御幣は、生き幣になるのか、それとも死に幣になってしまうのか?

 

 さらに4人の太夫が集まり、いざなぎ流舞神楽を披露する。太鼓の音に合わせ、様々な舞いを行なう。

冨永「とっても不思議で神秘的で、なんともいえない気持ちになりました」

 

今年1月3日には、高知県立美術館ホールで略式御祈祷神楽の公演が行なわれた。

まずはステージの周りにしめ縄で結界を作り、御幣を飾る。そして、通常は1週間ほど太夫が泊まり込みで行なう御祈祷を一日で行なう略式御祈祷。さらに、この日のために練習を重ねてきた子どもたちも参加する舞神楽が披露された。会場は立ち見も出るほどの盛況だったが、太夫の高齢化などから、今回が最後の公演になるかもしれないと佐竹さんは言う。

冨永「日本の原風景ともいえる民間信仰いざなぎ流。私も実際に体験することで、未来に繋ぐべき地域の大切な宝だと感じました」

 

「冨永愛の伝統to未来 高知の民間信仰・いざなぎ流」は、BS日テレで3月5日(水)と12日(水)の夜10時から2週にわたって放送。さらに番組公式SNSでは、ロケ時の冨永愛の貴重なオフショットなども配信中。

 

 

【番組名】冨永愛の伝統to未来~ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ~

【放送日時】毎週水曜よる10時

【放送局】BS日テレ

【出演者】冨永愛

【クレジット】ⒸBS日テレ

 

【番組概要】

冨永愛が全国各地を訪ね、その土地に根付く「伝統文化」を紹介します。

先人たちから受け継がれてきた「伝統」の素晴らしさを伝えるとともに、

後継者問題など伝統文化が置かれている「現状」、そして進むべき「未来」を

探っていきます。

 

【番組HP】https://www.bs4.jp/dentotomirai/

【番組公式X】https://twitter.com/dentomirai

【番組公式YouTube】https://www.youtube.com/@dentoumirai

【番組公式TikTok】https://www.tiktok.com/@dentomirai

 

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設立
2012年12月